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作者:緋夜
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大嫌いな家族

カタカタカタッ

鳴海は自分の部屋に籠りパソコンをやっていた。

母 「鳴海ご飯」

貴 「分かった」

プツッ

夜兎川家は何時もこんな感じだ。

鳴海は部屋に籠り他の家族は皆リビングに居るのだ。

つまりは鳴海は他の家族と違い口を利く回数が少ないのだ。

パタンッ

鳴海はパソコンを閉じてリビングに向かった。

ペチャクチャ ペチャクチャ

母 「鳴海、布団に血付いてたけどは鼻血出たの?」

これは一見普通の会話に見えるが鳴海からは違って見える

鳴海は普段布団の上で切る事が多い

その為切りすぎた時にはやや布団に着く事が有るのだ。

其処から切ったと判断したのだろう

それとゴミ箱の中のティッシュも見付かっているだろう

ゴミ箱の中のゴミをゴミ袋に入れる時に逆さまにする

その時に血の着いたティッシュが大量に出てくるのだろう

貴 「別に」

こう答えると嗚呼、切ったんだなっと判断出来る

貴 「(何で皆俺を縛るんだよっ…俺が切ろうが関係ねぇだろっ)」

鳴海は何時も食事の時にでも音楽を聴いている

バラエティーやお笑いの類いは鳴海は大嫌いなのだ。

それと同じく、いや…それ以上に家族が大嫌いなのだ

貴 「・・・」

ガタッ

母 「鳴海何処行くの」

貴 「(煩い!)」

何時も何時も掛けてくる言葉がこれだ。

鳴海にとってのストレス要因はこれで充分なのだ。

鳴海がその事でストレスになっているとは母親は全く知らないのだ。

バタンッ!!

鳴海は部屋のドアを閉めて再びパソコンに向かう

貴 「何で皆俺を縛ろうとするんだよ…自由にしてくれよ」

鳴海は脆い、一人で愚痴る程の勇気が有るが人には言えない

鳴海は直ぐ溜め込んでしまう。

そんな女の子なのだ。


 
 

 
後書き
何これ…次はちゃんと書きますんで
next…もう死んでしまいたい 
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