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オズのカエルマン

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第一幕その四

「その方からのプレゼントです」
「そう、じゃあ皆で楽しみましょう」
「それなら」
 こうしてです、ドロシーはジュリアにそのジグゾーパズルを貰って皆で楽しむことにしたのです。ですがここでなのでした。
 不意にです、ウィンキーの国からこんな一報が届いてきました。オズマが五人、そして皆と一緒にジグゾーパズルをしようとするドロシーに言いました。
「真実の池でね」
「あのお池で何があったの?」
「ええ、面白いお花が生えたらしいのよ」
「面白いお花?」
「そうなの、何でもジグゾーパズルになっていて」
 それで、というのです。
「それを組み立てるとこれ以上はない奇麗なお花になるの」
「あれっ、またパズルなの」
「またって?」
「いえ、さっきジュリアからギリキンの人から私達へのプレゼントでジグゾーパズルが届いたから今からしようって思ってたの」
「あら、そうだったの」
「それで真実の池でもなのね」
 ドロシーは少ししみじみとした口調で言うのでした。
「奇遇ね」
「そうね、それでどうするjの?」
「そちらも面白そうだから」
 ドロシーはオズマに答えました。
「行ってみるわ」
「それじゃあ誰と行くのかしら」
「あっ、じゃあ僕がお供します」
 神宝がすぐに右手を挙げて名乗り出ました。
「折角ですから」
「そう、じゃあ神宝と」
「はい、私達も」
「いつもみたいにお願いします」
 恵梨香とナターシャも手を挙げます、勿論ジョージとカルロスもです。
「僕達も」
「ご一緒させて下さい」
「これで六人ね。じゃあ皆宜しくね」
「ええ、行って来るわね」
 ドロシーはオズマに笑顔で応えました、そしてです。
 六人でまずは真実の池に行くことにしました、ですが。
 ここでオズマはドロシーにです、こうも言いました。
「もうカエルマンさんには連絡したから」
「あそこで合流ね」
「ええ、そうなるわ」
「わかったわ、それじゃああそこでカエルマンさんと合流して」
「それでよね」
「行くことになるわね」
「すぐに行き来したいかしら」
 オズマはドロシーにこのことを尋ねました。
「どうかしら」
「そうね、今回はね」
 ドロシーは少し考えてからオズマに答えました。
「ジグゾーパズルしたいから」
「それならね」
「そちらのお花のパズルも楽しみだけれど」
「こちらのパズルもなのね」
「ええ、楽しみたいから」
 それで、というのです。
「出来るならね」
「早くよね」
「行き来したいわね」
「それなら気球がいいかしら」
 オズマが最初に出した乗りものはこれでした。
「それに乗る?」
「ううん、気球だと」
 ドロシーは五人を見回してから答えました。
「少しね」
「多過ぎるかしら」
「そう思うわ」
「馬車はどうかしら」
 オズマは続いてこの乗りものを出しました。 
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