詩集｢棘｣

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駆けゆく日々は

地位も名誉も欲さない僕が
人を愛するなんて…
ただ静かに生きてゆきたい僕が
人の愛を求めるなんて…
なんだか可笑しなコト…

君に会えたから僕は人に戻れたのでしょうか?
それともこれは何かの罰?

命さえ賭けられる程の愛は
重すぎますか…?

駆けゆく日々は少しずつ
歪んで捩れてく…
愛だけに生きてゆきたいなんて
我が儘なコトですか…?
心は常に満たされず…

一人切りの夜さえ淋しさ感じなかったのに
もうこれは生きることの罪?

会えずに想うこの淋しさは
もう消せませんか…?

駆けゆく日々は終わりなく
君との距離拡げ…
会いたくて想いだけ膨らんで
切ないモノですね…
僕は君の全てが欲しくて…

ただ静かに生きてゆきたい僕が
君の愛を求めるなんて
ありえてはならなかったんだ…
駆けゆく日々は愛しさ深めて
君を忘れられなくしたよ…

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