異世界系暗殺者

今回は暴風族(ライダー)古参組の説明会みたいな感じですね。

もし、本格的な訓練描写があったならば、烏間先生のウォークシーンはかなりシュールになったことでしょう。（笑）

ってか、イッキの戦(バトル)ＬＶがマジ切れキリクを凌駕しています。（笑） 

【視点：樹】



クラスの女子との球技大会の時の約束を果たした２日後。今日から体育の授業に新しい要素が組み込まれた。その要素とはＡ・Ｔを使った訓練だ。

カスデブ野郎がやって来る前から、一応クラス全員分のノーマルＡ・Ｔをコツコツと作っていて、烏間先生にも授業に取り入れる様に進言していたんだが、カスデブ野郎との勝負の一件を機に授業への組み込みが決定された様だ。

だが、体育――暗殺訓練の教官を務める烏間先生もＡ・Ｔの扱いに関しては完全に素人。Ａ・Ｔの訓練に関しては俺と授業開始前からＡ・Ｔをやっていた所謂暴風族(ライダー)組が教官役を務めることとなった。

あっ！あと、律の協力もあって戦バトルＬＶ等を正確に計測する携帯用ソフト――リードがついに完成したんで、Ａ・Ｔの導入と一緒に今日から実際に使ってみることにした。

まぁ、クラスの殆どがＡ・Ｔ素人なんで、自分自身や古参組くらいしか計測対象はいないんだけどな。取り敢えず、今回は俺を含む教官役――王候補限定の説明だけにしておこうと思う。

まず俺からだな。出席番号２７番、南樹。戦(バトル)ＬＶ５６０（成長限界）、炎の道(フレイム・ロード)をベースとした嵐炎の道(ストーム・ロード)を走る空の王だ。

あらゆる道の基本となっている翼の道(ウイング・ロード)、炎の道(フレイム・ロード)、大地の道(ガイア・ロード)、紫電の道(ライジング・ロード)、轢藍の道(オーヴァ・ロード)、血痕の道(ブラッディ・ロード)、閃律の道(リィーン・ロード)、荊棘の道(ソニア・ロード)の全ての道を走れ、全ての技(トリック)を使えることから空の王を自称できる立場なんだが、俺的には空の王より嵐の王の方が響き的に好きだったりする。

全ての道の技(トリック)を使える為、最近は緋翠の道(ジェド・ロード)の様な複数の道を組み合わせた新しい道の開発に嵌まっていたりもする。

２人目の教官は出席番号８番、神崎有希子。リードで測定した戦(バトル)ＬＶは３０。俺のＡ・Ｔを使用した鍛錬をクラス内で一番長く見ていた＋訓練時間も一番長いとはいえ、２ヵ月足らずで夜王時代の仏茶超えとか正直才能あり過ぎだと思う。

いや、原作エア●ギアの小烏丸のインフレ的成長速度から考えると、驚く程でもないのかもしれないけど、それでも暴風族(ライダー)としての才能はかなりあると思う。

ちなみに走る道は荊棘の道(ソニア・ロード)をベースとした全ての道を飲み込む凱嵐の道(ハリケーン・ロード)。これは俺のＡ・Ｔ訓練をいつも見ていて、俺の技(トリック)を見様見真似で練習してたから、開花した才能っぽい。

嵐の女王候補であり、現時点でのＥ組内男女混合で戦(バトル)ＬＶが最強の暴風族(ライダー)。将来的には、眠りの森(スリーピング・フォレスト)のクレイジーアップルになりそう。

３人目の教官は出席番号１番、赤羽業(カルマ)。何をやらせても難なくこなせる、天性の才の持ち主ということもあり、有希子より短い訓練期間で得た戦(バトル)ＬＶは、男子最強の２３。

のらりくらりとしている様に見えて実際はかなり攻撃的で、相手を挑発する言動が多いことから、咢に似ているということもあって血痕の道(ブラッディ・ロード)の適性が高そう。牙の王候補。

４人目の教官は出席番号２番、磯貝悠馬。元々運動神経が高かった上、訓練にも勤勉ということもあり、戦(バトル)ＬＶは男子次強の２０。

訓練の過程で風を感覚的に捉えられることができるということが判明。翼の道(ウイング・ロード)を始めとした風系の適性が高い。風の王候補。

５人目の教官は出席番号２２番、前原陽斗。悠馬と同じく運動神経が高いものの訓練への勤勉さが若干劣る為、戦(バトル)ＬＶも僅差で劣る１９。

悠馬とは逆に訓練課程であらゆる振動を感覚的に捉えられることが判明。大地の道(ガイア・ロード)、もしくは緋翠の道(ジェド・ロード)の適性が高い。石の王候補。

６人目の教官は出席番号６番、片岡メグ。女子で一、二を争う運動神経の持ち主な上、悠馬と同じく勤勉な性格ということもあって、戦(バトル)ＬＶは有希子に次ぐ女子次強の２０。

女子という性別的なものや自己犠牲精神が高そうなことから、荊棘の道(ソニア・ロード)の適性が高い。荊の女王候補の１人目。

７人目の教官は出席番号４番、岡野ひなた。女子で一、二を争う運動神経の持ち主だが、勉学方面が片岡より劣り、訓練時間が少なかった結果、戦(バトル)ＬＶが僅差で劣る１９。

ただ、元々が体操部だったこともあって、間接可動域と柔軟性が女子組の中でもずば抜けており、荊棘の道(ソニア・ロード)の適性が高い。荊の女王候補の２人目。

８人目の教官は出席番号９番、木村正義。俺を除けばクラス随一の俊足。暴風族(ライダー)としてもスピード系であり、古参メンバーで炎の王に至れる可能性が最も高い男でもある。

戦(バトル)ＬＶ１９。当然のことながら、走る道は当然スピード系の炎の道(フレイム・ロード)。炎の王候補。

９人目の教官は出席番号２１番、不破優月。有希子と同時期から訓練を始めた暴風族(ライダー)組最古参の１人。戦(バトル)ＬＶ１２。

本人の希望と適性もあり、翼の道(ウイング・ロード)を走る。しかし、王の域まで至れる才能があるかは現時点では不明。

１０人目の教官は出席番号１７番、中村莉桜。戦(バトル)ＬＶレベルが１０と余り高くないものの、潜在能力はかなり高いと思われる。

女性という性別的特徴と本人のやる気次第で、荊棘の道(ソニア・ロード)・荊の王候補になれる可能性が高い。

１１人目の教官は出席番号１０番、倉橋陽菜乃。生物関係が得意ということもあってか、俺と同じく脈拍から相手のリズムと刻を読み取れる調律者(リンク・チューナー)としての適性を持つ。

戦(バトル)ＬＶそのものは８と低いものの、閃律の道(リィーン・ロード)の適性が非常に高い。古参メンバー唯一の契の王候補。

………まぁ、こんな感じか？あとの古参メンバーである渚、友人、岡島、矢田は今まで説明したメンバー程早熟型って訳でも無いし、説明しようにも能力値未知数となってしまうので、説明がし辛い。

特に岡島の道はエロ限定っぽいからな。エロが絡むことで戦(バトル)ＬＶは１０倍以上に跳ね上がるとか意味不明過ぎるし、真面目に説明する気にもならないだろう。

他のメンバーに関しても、最低戦(バトル)ＬＶが５で、Ｆクラス：ダッシュまでなら普通にできるということだけ覚えておいてくれたら大丈夫だ。

兎に角、今後の成長率と能力値が未知数な４人に関しては、戦(バトル)ＬＶを上げる為、自主練をして貰う形になり、王になれる可能性を秘めた１０人と現役の王である俺を含めた計１１人でＡ・Ｔ関連の授業は指導していくことになったって訳だ。

さて。この先、古参メンバーから新たな王候補が生まれるのか、それとも新規メンバーから王候補が生まれるのか。暴風族(ライダー)としてはこれからの展開が楽しみでならないな。


 

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神崎さん、マジで有鬼子じゃないですか！しかも、返り血ならぬ返りペイントを浴びた状態での指舐め。女子中学生の域を超えた色っぽさです！！