ヘタリア学園
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第四千九百六十五話 動きが速い
第四千九百六十五話 動きが速い
キューバワニを見ているとです、シーランドはあることに気付きました。
「あれっ、鰐なのにです」
「おっ、気付いたな」
「シー君動物の勉強もしてるのです」
だからわかるというのです。
「鰐は陸地では鈍いのです」
「そや、元々水の中で暮らしてるからな」
「それでもなのです、この鰐はなのです」
鰐が苦手な陸地にいてもです。
「動きが速いのです」
「そや、ちょっと特別やねん」
「そうなのです」
「そのことに気付くとはな」
「シー君を甘く見るななのです」
ここでは誇らしげに胸を張って言うシーランドでした。
「動物のことも詳しいのです」
「そうみたいやな」
「何時か広い国土にあらゆる生きものを集めるのです」
「動物園とは違ってやな」
シーランドの夢の一つでもあります、ひょっとするとモアやドードーもいて欲しいと思っているかも知れません。
第四千九百六十五話 完
2015・6・21
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