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インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜

作者:
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謎のIS 金狐

 
前書き
後書きにアンケートを載せたので、答えてくださったら嬉しいです(笑)
今回の話は黒幕の少女の視点と優里の視点を交互に書こうと思います。少女に捕まったシャルロットはどうなるのか?優里は助け出せるのか?
では、スタート〜。
 

 
わたしは横たわっている少年を見つめる。濃い金髪を後ろに丁寧に束ねた少年は本当に男なのか?疑いたくなるほど美しかったが、彼には今から彼女をおびき出す囮になってもらわないといけない。綺麗な横顔に触れながら、わたしは後ろに座っている相棒に呼びかける。

「ごめんね……。金狐、お願い……」

相棒はわたしの方を見たままで動こうとしない。そんな彼女に笑いかけながら、わたしはお願いするのだった。

【早優……】

「彼には、あいつを倒してもらわないと、いけない……。わたしは彼女に、自分の罪を認めさせる……」

【そう。貴女がそこまでいうなら】

彼女ーーわたしの相棒の黄金の毛を生やした狐は横たわっている少年の頬に自分の鼻先をくっつけた。その途端、眩い光が部屋を覆った。



「おい。待ってって、優里ッ」

私は一夏に乱暴に肩を掴まれ、後ろを向かされた。その右手を乱暴に振りほどいた私は一夏を睨む。

「なんですか?一夏……いくら、一夏でも今の私を邪魔するなら……」

「違う。方法を変えようと言ってるだけだ!このまま、三人一緒に探しても……こんなに広いんだ?時間がかかってしまう、だから 三人で別行動っていうのはどうだ?」

「………ふふふ、あはは。……っ」

「おい、優里?」

私は目の端に付いた雫を指で拭き取ると、深くため息をつく。後ろに並んでいる二人に笑いかける。
(私にはこんなにも頼りになる親友が二人も居たんですね……)
いつも、一人で突っ張ってしまうくせが出ちゃいましたね……。

「今日の私は一夏よりバカですね、いつもバカなのは一夏なのに」

「なっ!それは言い過ぎじゃないか!?ゆうーー」

私は一夏の耳元で囁く。密着する私と一夏をよろしく思わない箒。その箒が顔を真っ赤にさせて、手をブンブン振っているのが面白かったり。
(私……この二人と親友で良かったです……)

「……今日は凄くかっこいいです。頼りにしてますよ、一夏?」

「なっ!かっ……」

「ちちち、近づくんじゃない」

「なんですか〜?箒〜、ヤキモチですか〜?」

「優里……、貴様 ふざけていると……」

「あっ、私。こっち、探してきますね〜」

「こらっ、待たんか〜!!」

私は後ろで聞こえる箒の叫び声に懐かしい気持ちになる。昔はよくイタズラをして、追いかけられていたな〜と。

「一夏、貴様もデレデレしてないで。早く行かないか!」

「って。箒」

「ほら、行く」

箒と一夏も行動を開始したようだ。
(よしっ‼︎)
シャル、待ってて下さい。絶対、見つけて見せます。



【シャ……】

誰?僕を呼ぶのは……。
まどろみの中、その聞き覚えのある声が僕の眠りを妨げていた。
どうして、僕の眠りを妨げるの……?僕は君のこと……

【シャル……】

やめて。その呼び名で呼ばないで、僕はもう少し寝ていたい。
ぼやけた視界の中、彼女は振り返る。そして、僕を見るとふわっと笑うのだった。僕に右手を差し出しながら、何かを一生懸命話している。

【シャル……、起きて下さい……】

僕の目の前まで歩いてきた彼女は僕を下から覗き込むように上目遣いで見つめた。その綺麗なーー引き込まれる蒼に僕は息を飲む。でも、僕の理性が彼女の声に耳を貸すなっと言っている。
でも……、僕は彼女の事を……。



「……優…里?」

「そうですよ?シャル……金狐、かかったみたいだね」

【えぇ、彼が私の呼びかけに応じてくれないから。びっくりしたけどね】

わたしは金狐の黄金の毛並みを撫でながら、虚ろな瞳の少年ーーシャルル・デュノアに手を伸ばす。

「さぁ、行きましょう?わたし達の敵を倒すんです」 
 

 
後書き
気楽な気持ちで答えてもらったら嬉しいです。質問したいのは三つあって、皆さんの投票によってそのストーリーを書こうと思います。基準は10票以上で、同じ人が同じ話やキャラに票を入れたらダメということでお願いします。別のキャラや話なら票を入れてもOKです。
では、アンケートを始めたいと思います。

①この小説に取り入れて欲しいISのシーンはありますか?(貴方が好きなシーンでもいいです)

②今まで更新した話の中で一番印象に残った(好きな)シーンは?

③この小説の登場人物で好きなキャラクターは?(原作でもオリジナルでもお好きな方で)

皆さんの投票、楽しみにしてます。
締め切りは第二章が終わる頃で……。 
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