インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
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感動の再会?
前書き
やった〜!!皆さんのおかげでお気に入り20突破しました!!こんな駄作を面白いと言って下さる皆さんのため、頑張って書いていこうと思います。宜しくお願いします。
優里は僕の手を握ると家へと入って行く。そして、連れていかれた先には意外な人物が居て、僕は思わず顔をしかめる。そんな僕を優里はポンと優しくその人に向かって押し出す。
「やぁ、シャルロット」
「……社長。……なんで来たんですか。僕の事必要じゃないんじゃ」
「シャル。社長さんの話聞いて見てもいいんじゃないんですか?私がシャルならそうします」
「………」
優里はそういうとお義父さんを引きずって、家に入って行った。
「ほら、お父様。家には入りますよ」
「まっ、待って。優ちゃん、耳は痛いから……」
そのやりとりにクスッと笑うと社長に向き合う。
「その、シャルロット……」
「怒ってませんよ。“お父さん”」
「!?」
僕は目を丸くする社長を見て、僕は口を引き締めると心に貯めていた事を伝える。
「僕もお父さんの立場だったら、そうすると思います。だからといっても完全に怒りが消えたわけじゃないです。でも、ある人がここに居ていいって言ってくれたんです。何処にも居場所が無かった僕を必要と言ってくれた……。だから、お父さんーー」
「良かった……。君を日本に送って」
「え?」
お父さんは目に涙を溜めて、僕の頭に手を置くとぐしゃぐしゃと頭を撫でる。その乱暴だけどどこか優しい感触に戸惑いながらも緊張が溶けて行く。頭から手を離すと今までみたことがない穏やかな表情で僕を見つめた。
「君には本当に辛い思いをさせたね。でも、そうするしかなかったんだ。君にはぼくのデュノア社を継いでもらわないといけない。ミラに子供が出来ないのは知ってるね?」
「はい」
「ミラも君が生まれた時は飛び上がって喜んだんだよ?」
ミラ・デュノアーーお父さんの正妻。僕の頬を『この泥棒猫の娘がっ!!』と叩いた彼女が僕の誕生に飛んで喜んだ……???
「だから、ミラを憎まないでくれ。もちろん、アリスの事も彼女もぼく達の為に人肌脱いでくれたんだから」
「お母さんが……」
「君にはアリスとの出会いから話さないとね。長話になるからね、一旦家に入ろうか?」
「はい」
☃☃☃
お父さんからお母さんの出会いを聞いたときはびっくりした、いや安易に想像できた。僕と一緒に暮らしている時もお母さんはおっちょこちょいでよく物を壊す人だった。でも、お父さんの話で一番驚いたのは
「じゃあ、お母さんとミラさんって親友だったの?」
「あぁ、始めて聞いたときはやられた……と思ったね」
お母さんはミラとお父さんの間に子が出来ない理由を親友のミラから聞いていた。だから、お父さんを誘惑して自分が子を産もうと思ったそうだ。
(………)
「だから、今度。帰ってきなさい、ミラもたのしみにしている」
「はい」
お父さんは頭をもう一回撫でてくれた。
「でも。デュノア社、経営危機なんでしょ?」
「あぁ、それなら大丈夫だよ。君が優里ちゃんと結婚すれば」
「ぶっ!?」
「あっ、女の子がお茶を吹いたらいけないじゃないか」
ごほんごほんと咳き込みながら、お父さんを見るとあははと愉快そうに笑っている。
「優里ちゃんも君のことをよく思ってるみたいだしね。それに聞いたけど、あの銀狼ってIS。優里ちゃんが組み立てたらしいよ、最後は那珂博士がしたらしいけど。あの年で作れるなんて、凄いよね」
「そうだね……」
お父さんのセリフに驚きながらも心の何処かではそうなったらいいなと思う。優里がどう思っているかは分からないけど、今はもっと優里のことが知りたい。そう思うのだった。
後書き
終わり〜。ダダっと駆け足で書きましたがわかったでしょうか?はっきり言うとあの三人はグルだったということです。シャルにふさわしい婿を探すため。日本のIS学園へと転入させて、なんで男装かというと一夏と仲良くなるためと色々考えていたんですね笑
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