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真拳使い転生者のリリカル転生

作者:GBT
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奥義4. VS誘拐犯 炸裂!鼻毛真拳!! 明日に向かって大行進!!

 
前書き
今回は戦闘回です。
けど少し短いです…。
あと今回はほとんど三人称Sideです。 

 
前回のあらすじ

学校帰りになのはたちが誘拐されるのを目撃したので発信機で後をつけアジトっぽい廃墟に戦車で突入してしゃもじで誘拐犯たちをぶん殴った。
簡潔すぎてよく分からないと思うが事実だ。
そして今俺は犯人の仲で1番ボスっぽい感じのやつに何者か聞かれたので大きな声で名乗り上げた。

「正義のハジケリスト!小鳥遊 遊助!そいつらの友達だ!!」


―三人称Side―

突如戦車で突入し犯人達をしゃもじでぶん殴った少年、小鳥遊 遊助。
彼がそう名乗ったことにより、捕まっていたなのはたち3人は驚愕する。

「「「遊助(君)!!?」」」
「なんであんたがここに!?」
「ああ、実はここにド○ゴンボールの反応があってな。」

遊助はド○ゴンレーダー型の発信機レーダーを取り出して見せる。

「「「「「「「ウソぉ!!?」」」」」」」
「うん♪ウソ♪」
「「「「「「「ウソかい(なの)!!?」」」」」」」

なのはたちと犯人達は揃って遊助のウソを半分信じ、ウソだと言われてまた揃って突っ込んだ。
そして遊助はすぐに本当のことを話し出した。

「本当はお前らが丁度さらわれていくところを偶然見かけてな、それで即座に走り出した車に発信機投げつけて反応追ってきた。」
「「「発信機だと!?」」」
「「「というかなんでそんなもの持ってるの!?」」」

なのはたちを連れ去った男達は発信機の存在に驚き、なのはたちは遊助が発信機を持っていることに突っ込む。

「クソッ!テメエらしくじりやがったな!」
「けどボス、相手はガキですぜ。」
「そうだ、やっちまえ!」
「おう!」
「「「おらあああああ!!!!」」」

男達は遊助に向かって殴りかかりに行く。
だが…。



「鼻毛真拳奥義『鼻毛激烈拳』!!!!」
「「「ぐああああああああ!!!!」」」



男達三人は遊助の『鼻毛』による強烈な攻撃で返り討ちになり吹っ飛ばされた。

「「「えええええええええええええええ!!!!!?」」」
「馬鹿な!!鼻毛で攻撃してきただと。」

なのはたちとボスの男は遊助の攻撃法を見て驚く。
そして遊助が只者でないと思ったボスの男は遊助に問いかけてきた。

「テメエただのガキじゃねえな!」
「ああ、俺は真拳使いだ。」
「「「「「「「真拳使い?」」」」」」」

聞きなれない言葉になのはたちとボスの男、そして吹っ飛ばされた男達三人は首を傾げる。
そして遊助は真拳使いがなんなのか説明を始めた。

「真拳使いとは、ある特定の物や個性を用いて戦う技を使うやつらのことだ。」
「特定の物や個性?」
「それらの技を総称して真拳と言い、今のように鼻毛を用いて戦えば鼻毛真拳、プルプルした身体や物を使えばプルプル真拳。そしてその真拳を使うやつらを真拳使いと言う。」
「つまり貴様はその真拳とやらを使える真拳使いだと言うことか!?」
「そういうことだ!!」
「でも遊助君、さっき鼻毛真拳って言いながら鼻毛使わずに戦車使って来なかったっけ?」

今の説明を聞いてすずかはここに突入してきたときに使った鼻毛真拳奥義『通りすがりのレオパルド』のことを思い出す。

「ああそういえば…。」
「たしかに…。」
「説明が矛盾してるな。」
「中にはその真拳とは全然関係ないものを使って戦う技もある。」
「じゃあ今の説明おかしくない?」
「んなもん俺が知るか!!!!!」
「「「「「「「逆ギレ!?」」」」」」」
「とにかくなのはたちを誘拐したテメエら悪党は、この真拳使い小鳥遊 遊助が叩き潰してやる!覚悟しろ!!」
「へっ、だったらその真拳とやらを使わせる前にやっちまえばいいだけの話だ!!」

そう言ってボスの男は懐から拳銃を取り出す。

「流石に拳銃の弾より早く技なんて出せねえだろ!!」
「それはどうかな?」
「クソが!死ねぇ!!」

ボスの男は遊助の台詞にムカつき拳銃を発砲する。
しかし、その銃弾は遊助に当たることはなく…。















「鼻毛真拳奥義『ハエたたき』。」ペシン

その名の通りハエたたきの形に変化した鼻毛で普通に地面にたたきつけられた。










「何ィィィィィィィィィィィィィ∑(○□○)!!!!!!!!!!!!?」

あまりにも簡単に防がれたことに驚くボスの男。

「「「だったら後ろからならどうだ!!」」」

先ほど吹っ飛ばされた男達三人も拳銃を取り出し発砲する。
だがそれもはえたたき(鼻毛)で同じようにたたきつけられた。

「バカな!!何故後ろが!!」
「勘。」
「「「「「「「勘で!?」」」」」」」
「クソッ!!」
「さて、そろそろトドメを「待ちな!!」!?」

遊助は犯人達に止めをさそうとするとなのはたちのいた方から声がし、吹っ飛ばした男のうちの一人がなのはたちに拳銃を向けていた。

「「「遊助(君)!!」」」
「こいつらがどうなってもいいのか!!」
「おお!よくやったぞ、黒井!」
「あんた黒井って名前だったんだ。」
「うん、実はね。それはそうと、少しでも動いたらこいつらの命は「ロケットパーンチ!!」ぎゃあああああ!!」

しかし遊助は黒井の言うことを最後まで聞かず両手で拳を作り黒井に向かって跳んで黒井をぶん殴った。

「「「黒井ーーーー!!!!」」」
「テメエきたねえぞ!!」
「普通は言い終わるまで待つだろ!!」
「んな常識知るか。」

遊助は犯人組から批判を受けるがそんなの関係ないと吐き捨てる。

「この外道!!」
「誘拐した上に人質とろうとしたやつらが言うか?」
「「「(たしかに…。)」」」

なのはたちは遊助の意見に心の中で同意する。
そして今度こそトドメを刺そうと遊助は構える。

「さて、今度こそトドメだ。」
「チクショウ、ここは逃げるぞ!」

遊助に適わぬと判断した犯人組は逃亡を図る。
だがそんなことを遊助が許すはずもなかった。

「逃がすか、鼻毛真拳奥義『鼻毛分身』!!遊助が1人、遊助が2人…。」

遊助は忍者のように印を組み1人、また1人と分身する。

「おっさんも1人。」

変なのも一緒に出てきたが気にせずそのまま分身を続け、分身は逃げようとする犯人達の逃げ道を塞いだ。

「何!?」
「分身した!?」
「クソ!これじゃあ逃げられねえ!」
「そしてそのまま超奥義『女子小学生300人大行進』!!!!」
「「「「ぎゃあああああああああ!!!!」」」」

遊助の(おっさんを含めた)分身体が全員聖祥の女子用の制服の恰好になり一斉に行進し犯人達をその行進で弾き飛ばす。

「「「何この技!!?というか技なのこれ!!?それにいつの間にそんなに分身したの!!?」」」

捕まっている三人はその奥義に鋭く突っ込む。
そしてしばらくすると本体の遊助を残し分身は全て消え、ぼろ雑巾のようになった犯人組の姿があらわになる。

「「「うぅ…。」」」
「畜生…、こんなふざけた技に…。」
「これで最後だ。」
「「「「ヒィ!!来るな!!来るなああああああ!!!!!!」」」」

しかし遊助はそんな犯人達の叫び声も気にせず…。










「『赤毛(トゥモロー)』。」
「「「「ぎゃああああああああ!!!!!!」」」」

強力な一撃で犯人達をふっ飛ばし、その一撃により戦いは終止符を迎えた。




 
 

 
後書き
今回使った超奥義『女子小学生300人大行進』は本来『女子小学生』の部分が『女子高生』なのですが遊助の身長の関係で『小学生』にさせてもらいました。
 
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