インフィニット・ストラトスGM〜天空を駆ける銀狼〜
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ルームメイト
部屋に入り、私は後ろを振り返り 笑う。
「そのよろしくお願いします。デュノアさん」
「うん。僕の方こそよろしくね」
(はぁ……なんでこうなっちゃったかな……)
人知れず溜息をつく私だった。
☃☃☃
これは部屋割りが決まって、納得行かずに山田先生と千冬お姉ちゃんを探していた時だ。
「千冬お姉ちゃん!どういうことですか?これは‼︎」
私は廊下で出会った千冬お姉ちゃんを問いただす。
「……何がだ?」
ものすごく面倒くそうに振り返った千冬お姉ちゃん。
「その、なんで私と一夏が一緒じゃないんですか?」
「なんだ?一夏と一緒が良かったのか?」
「……いや。そういうわけではなく……」
私は冷たい言葉の数々に怖気づくかしかし、ここは譲れない。
「それに男と女を一緒の部屋にするのは間違ってると思います‼︎」
「なに。デュノアだ、お前を襲うことはしないだろう?織斑なら分からんが」
ごもっともだ……。と納得しかけた私は最後の手段を使う。
「千冬お姉ちゃんが一夏を守ってくれって言ったんじゃないですか!?」
「確かに言った。だが、それとこれは訳が違う」
そう言ってスタスタと歩いていく千冬お姉ちゃん。私はその後ろ姿を呆然と見つめた。
☃☃☃
「そういえば、デュノアさんって抹茶飲んだことありますか?良かったら、私が案内しますよ?」
「本当に?僕、飲んだことないから楽しみだな」
そして、またフワッと笑う。
「では、暇な時に案内しますよ」
これは忙しくなりそうですね……と思う私だった。
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