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べるぜバブ 〜転生オリ主がかき乱す〜

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第7話 公園デビューしちゃった

 
前書き
昨日出すと言ったな……
あれは嘘だ
はい、すいません。予想以上に宿題に手間がかかってしまいました

今回のをどうぞご覧ください 

 

前回のあらすじ

黒木くんが姫川倒した
______________________________

初夏に入ったばかりの天気の良い公園で、重い空気になっている3人の青年達と2人の赤ん坊がベンチに座っていた。

1人は鈍い銀髪での青年

1人は黒髪で目付きの悪い青年

1人は黒髪に金色のメッシュが入った3人の中では、まあイケメンな青年

そして赤ん坊の方は

1人は緑髪の裸の男の子

もう1人……と言うより1匹は最近人化の術が使えるようになった、タキオンちゃんである。髪は金色で女の子で勿論服は着ている

そんな3人が重い空気の中話し始めた

「……………やっちまったな」

「………ああ。やっちまった」

「………………………すまん」

上から男鹿、古市、黒木の順番である

「あやまんなよ、先に。ボロクソ言えなくなるじゃねーか」

「すまん」

「だから…………謝んなってんだろ‼︎ぶっ殺すぞコラッ‼︎」

「はぁ⁉︎キレんなよ、そんぐらいっで!カルシウム足りてねーな!」

「全っ然キレてませんけどねーっ‼︎てめーが俺を縛らなけりゃ、こんな風にならなかったんだよ!見ろこれ!変なタトゥーみたいになっちまったじゃねーか‼︎」

「知らねーよ!俺だってあの縄を引きちぎるなんて思ってもみなかったわ!あれ、あの時のお前じゃ抜け出せねーよーに俺の魔力少し込めたんだぞ⁉︎つか、古市が捕まったりしなけりゃーこんな事にはならなかったんだよ!」

「お前は何責任転換してんだよ!そもそも誰のせいで捕まったと思ってんだ!」

「「俺らのせいだってゆーんですか⁉︎」」

「てめーらのせいだろーが‼︎」

……………いや

「というより今回は完全にヒルダさんにハメられたな……」

「ああ。あの女狐め……」

「あいつの恥ずかしい写真ばら撒いてやるか……」

そうヒルダは捕まったふりをしていただけである

「今思い出してもムカつくぜ。あの乳女」

「今思い出しても恥ずかしい。あのテンション」

「ああ俺もテンションが上がってたに違いない。たかが人間相手に少しとはいえ魔力使っちまったからな」

「人が折角縛られながら助けに来てやったのに礼の一つもなしかよ。なぁベル坊」

「いや、助けたのは俺だぞ?」

そんな話は理解出来てないベル坊は近くの親子がやっている俗にいう、たかいたかーいというものを見ていた

「ダッ!」

男鹿に「あれやって」てきな目線を送っていた

男鹿もその目線が分かったのか……

「たかいたかーい!」

ブンッ!

「ヒョー」

「アー」

振りかぶって大きくベル坊を投げ飛ばした……何故かタキオンちゃんも一緒に

「「ってまて、コラァア!」」

男鹿はベル坊が15メートル以上行きそうだったから、黒木はタキオンちゃんが危ないと思って追い掛け出した

残された古市はというと………

「はーーー。しっかし、この先どーなんのかねー」

………呑気にベンチで黄昏ていた

_____________________________

「……でね。その不良達はいつも赤ん坊を背中に背負っているらしーの」

「あっ、それ私も聞いた。何故か片方はいつも裸の赤ん坊でしょ?」

「裸ぁ?どーして⁉︎」

「知らないわよ」

「虐待よ虐待!」

「やだー。許せないわ」

「あら!葵ちゃん。今日もお散歩?偉いわねー」

「ども」

「誰ー?」

「ほら、5丁目のお寺の娘さん」

「若いわねー」

「そりゃそーよ。まだ17だもん」

「えーっ!17歳で子持ち⁉︎」

「信じられなーい」

「まったく最近の若い子はどーなってんのかしら?」

(聞こえてるっつーの……ババァ共)

「無責任に産んでんじゃないわよ」

(腹立つーっ!噂話だけが生き甲斐のヒマ人共が!大体この子は弟の光太だっつーの!一言言ってやろーかしら)

「あのですねー。この子は…」

「「どけーーっ‼︎」」

ズザザザザザッ!

「フーッ、危ねぇ…ついうっかりしてたぜ。15メートルまで間一髪じゃねーか。高い高いも命懸けだ」

「危ねぇじゃねーよ!何でタキオンちゃんまで投げんだよ!可笑しいんじゃねーの⁉︎」

「ちょっとアンタ達!危ないじゃないの!謝りなさいよ!」

「そーよ!ウチの子がケガしたらどーすんのよ!」

「ん?あーっ!こいつらあれよ!例の不良共!ほらっ片方が赤ん坊!」

「うそ…最低」

「さっきのも虐待よ。きっと」

「赤ん坊放り投げてたのね」

(ちょっと……最低はどっちよ。噂だけで人を責めたりして…必死にキャッチした所はスルーなの?)

「……なぁ男鹿」

「……ああ。これは…」

「「公園デビューというやつか!」」

『公園デビュー』
俗に公園で遊ぶ子供とその母親が形成するコミュニティーに初めて参加する事を指す。なお、これに失敗するとキツイらしい

「うーむ。ここは何とかして印象良くしねーと」

「俺に任せな。ほらベル坊。笑顔だ笑顔」

「失敗するなよ……」

「あっ、どーも初めまして。こいつベル坊っていーます。よろしく」ニヤリッ!

「「「ギャーっ‼︎」」」

「えっ⁉︎」

「やっぱし……」

「人殺しの目よっ‼︎」

「こわっ!子供もこわっ!」

「ひーっ!殺されるーっ!」

「待って……俺たちの公園デビューが……」

「プッ!あはははは。人殺しって……ヒドッ!」

「ラストチャーンス!男鹿ココは俺に任せろ」

「ああ。もう失敗は許されんぞ」

「あのっ!」ガシッ

「はっ、ハイ!」

「俺と付き合って下さい」

「は…?え…えーと」
(あれっ?私なんか今、告白されてる?…………こんな真剣な眼差し…ん?子供…メッチャ睨んでる。てゆーか綺麗な金髪……)

「あ…えと…てゆーか、まだあなたの事よく知らないし……」

「ああ。俺もあんたの事よく知らねーよ。けど、そういうもんだろ?………公園デビューって」

(は?)

「公園デビュー?」

「公園デビュー」

「……付き合って下さいって…もしかしてそういう意味?」

「?他にどんな意味が……」

(このヤロウ…私の純粋な気持ち返せっ!)

____________________________

翔太side

「大体ねー、公園デビューって言ったって私ママじゃないし。この子は弟よ弟!弟の光太っていうの。……って聞いてる?」

「ん?俺は聞いてるけどあの馬鹿は……」

「ファイツ!」

何故かベル坊と光太とタキオンちゃんを戦わせようとしている

てかこの女の子どっかで見た事あるような……

「「何やってん(のかしら)だよ」」

「いやぁデビュー戦をと思って…」

「Kー1か何かと勘違いしてるのかしら?」

「ってタキオンちゃん応戦しない!」

うわぁ。2人の掛かりでベル坊やってるよ。全くタキオンちゃんはダレニニタンダローナー

コテン

「ベル坊ーー‼︎」

ああ、ベル坊って男鹿に引っ付いてないと力が普通の人間以下だっけ?

「って、あっー!今度はタキオンちゃんが光太を落としそう」

「あんたも見てないで止めなさいよ!」

「ほらー。タキオンちゃんダメだろ。帰ったらお前の好きなジュース飲ませてやるから」

「…………………………さん!こっちですこっち!」

「はやくはやく!」

ん?この声はさっきのババァゲフンゲフン、お母様方の声か……?

「葵ちゃん大丈夫⁉︎」

「あの男達です!幼児虐待の現行犯!それに婦女暴行も!」

「ちょっとちょっと。本当なんですかー?そんなの何かの見間違いじゃ……」

「そんな訳ないでしょ!職務怠慢で訴えるわよ!」

マジでメンドクセー。なにケーサツまで呼んでんだよ、あのババァ共」

「……あんたも声に出てるわよ」

「えっマジで?」

「なあ翔太。逃げてもいいか?」

「駄目だ。つーか、ケーサツ呼ばれたのお前のせいでもあるんだぞ?」

「えー。そうだっけ」

そんな風にのほほんと話してると…

「おい、君達。その子達を虐待してたって本当か?」

「「あ?」」

「見た所確かに服を着てない子もいるようだが」

「…何だそりゃ。フザけんなよおっさん。むしろ俺の方が虐待されてるっての?」

「そーそー。虐待するはずないだろ。ちゃんと物事はキチンと見てから判断しやがれ」

「街の不良ってトコか…まったくクズ共が口のきき方から教えてやる!兎に角署まで来てもらおーか」

「あ”ぁ⁉︎」

「触んな!」

「ちょっ、待って下さい!そんなに確かめもせずに…っ」

おっ、いいね。そのまま援護してお嬢ーさん

「オイオイ、何で君が庇っちゃうわけ?あー、成る程そういう事か。君もこいつらと同類って訳だ。幻滅だなー。もう少し頭のいい子かと思ったのに。まったく、クズはクズ同士すぐにくっつくんだよ。君何歳?」

「……17ですけど」

「…ハァーー。もう少しさー、男見る目持った方がいいよー?不良なんて所詮社会のゴミなんだからね」

「「あ”?」」

「大体ソイツだってどーせできちゃったガキだろ。全くガキがガキを育てて、この国の未来が心配になるよっ」

ズンッ!

「ぱう。エ……き……貴様……こんな事してタダですむと思ってんのか⁉︎これは立派な犯罪だぞ!公務執行妨がっ」

ズンッッッ‼︎‼︎

「え?ゴメンなんだって?それよりもお前の男としての未来を心配にした方がいいぞ?」

「あーあ。翔太の外道スイッチONになっちまったな」

ズンッッッッッ‼︎‼︎

「げ…外道スイッチ?」

「おう。あいつのスイッチがONになると、それはそれは相手の嫌がる事しかしなくなるスイッチだ」

ズンッッッッッッ‼︎‼︎‼︎

「あれ、止めなくていいの?」

「嫌だよ。俺にまで被害が出ちまう」

ズンッッッッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎
ズンッッッッッッッッッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
ズンッッッッッブチッ‼︎‼︎‼︎‼︎

「あっ、やっちまった」

「やっちまったじゃねーよ!泡吹いて気絶してるじゃねーか!どうすんだよ」

「どうするって?そんなもん…………逃げるんだよーーっ‼︎」

「おい!待てよ!」

「じゃあね、お嬢ーさん。またいつか!」

「あっ………」

____________________________

「いやー、楽しかったな公園」

「……俺は楽しくなかったけどな」

「はぁ、しょうがねーなー。今度飯でも奢るから機嫌直せって」

「マジか‼︎俺前から頼みたかった裏メニューがあったんだ。そこに行くぞ!」

「ハイハイ。了解しましたよ。魔王様」


この時俺はあの女の子が昔会っていたという事を思い出しとけばあんな面倒くさい事にならずに済んだのにと少し後悔していた
 
 

 
後書き
はい、今回はココまです

ご意見ご感想、誤字脱字があったら教えて下さい

次は明日か明後日くらいには出したいです 
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