| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

べるぜバブ 〜転生オリ主がかき乱す〜

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第5話 男鹿についに『あれ』が出た

 
前書き
前回までのあらすじ

男鹿が神崎をぶっ飛ばしたm9(^Д^) 

 
トイレにて

「神崎がやられた⁉︎」

「誰に?姫川か?」

「男鹿と黒木だとよ。子連れオーガに外道キング。下につきたいって言って、油断させた所をぶっ飛ばしたらしい。」

「やベーな、あいつ。石矢魔の勢力図がガンガン塗り替えてるぞ」

「ま…まじかよ」

「ああ。しかもこの所男鹿の方が妙にイラついててな、奴が通った後には草も生えねー。まさに地獄絵図って噂だ」

「ま…またまた、面白くねー冗談はよせよ」

ドッゴォォォ‼︎ゴスッ!バキッ!メキャッ!

「…………な、何の音だ……?」

「……外から聞こえた様な……」

廊下に出てみると………

あら不思議。不良共が、壁に、床に、天井に減り込んでいた。まさに地獄絵図と呼ぶに相応しい光景。

そして、この光景を作った男鹿は……………

「……はっ‼︎どこだここ?」
寝ぼけていた様子でした……

「いかんいかん。意識がもーろーとして、変なトコに来ちまった……くそっ…ベル坊の夜泣きが酷くて睡眠不足って笑い話にもならねぇ………このヤロー。気持ちよさそーに、人の背中で眠りやがって……って何だこれ?」

男鹿が右手の甲に何かを見つけた。そう皆さんもお分かり頂けるかと思うが、『あれ』である。

「おぉ…これは『あれ』だな」

「ほほう。確かにこれは……見事なまでに『あれ』ですなぁ〜」

「うむ。『あれ』だ」

「流石ですなぁ。まさかこんなに早く『あれ』が出るとは……」

「ゔぉおおおおい‼︎てめぇら何でここに……っ!つーか何⁉︎何なの『あれ』って……!何このキモいの!」

何故かヒルダとアランドロンが居た

「いちいち騒ぐな。貴様が坊っちゃまのミルクを忘れたから届けに来たのだ」

ザワザワザワザワ
何だあれ
ゴスロリ?
オガの嫁じゃね?
まじ?
レベル高ーな


「うはっ!ゲキマブねーちゃん発見!」

「すげーっお宝だお宝!」

「何しに来たのー?今一人?」

「ダメだよこんな所にそんな格好で来ちゃー。ん?」

「お、男鹿ぁああああ‼︎」

「す…すいません!まさかあんたの女だったとは…」土下座中

「は?」

「……………ここは落ち着かんな…静かにしてやろう」

……………ドカァァァァン

「フン、行くぞ」

「お…おう」

「「「「「「「「ま…間違いねぇ。ヨメだ」」」」」」」」」

廊下の壁が一部吹き飛んでいる光景を見て近くに居た不良共の心が一致した瞬間であった
_____________________________

古市side

やあ女性読者の皆様
古市貴之と言うものです
今は昼休み…と言うより授業がまともに無い学校だから関係無いけど
ね…
まあ、それは置いといて翔太と屋上で飯を食っているんだが……

「よしよし。ほら落ち着けって。そんなに慌てなくてもメシは逃げねーよ」

「ギャアギャア」

「翔太。我もエサ与えたい」

「お前も落ち着けって。交代してやるから」

「ギャアギャアギャアギャア」

「はいはい。お前にもやるから待て」

なんか黒色ゴスロリの幼女と一緒に3つの頭を持つトカゲっぽいのと、青色の銀河みたいに光ってるトカゲっぽいのにエサやってます…………

何このカオス……っ!

「な、なあ翔太。」

「ん?どうした古市。遂にショタコンである事を認めたのか?」

「ちげーっよ!何なの⁉︎まだそのネタ引きずってたのか!」フッー!フッー!

「落ち着け落ち着け。冗談だよ……0.5割くらい……」

「それほとんどじゃん!フッざけんなよ!」

「じょーだんだってば。っで何の様だ?俺はこいつらにエサをやるのに忙しいんだ」

「そう!そうだよ!なんだよそのトカゲっぽいの!」

「あ"?トカゲ言うーな。こいつらはこの前銀河から生まれたドラゴンなんだぞ!金色の3つ頭のは銀河眼の時空龍【ギャラクシー•アイズ•タキオン•ドラゴン】のタキオンちゃん。こっちの光ってる方が銀河眼の光子竜【ギャラクシー•アイズ•フォトン•ドラゴン】のフォトンちゃんだ」

「そ、そうかドラゴンか……っておかしいだろ!ドラゴンは百歩譲って良いとして、銀河って何だよ!何なの?お前単独で宇宙行けちゃうの?馬鹿なの?死ぬの?むしろ死ねっ!」

「ギャアギャア」ガブッ

「ぎゃあ!痛え!何で2匹に噛まれなきゃいけねーんだよ!」

「あーあ。怒らせた……そいつら俺の事親だと思ってるから、俺を馬鹿にすると怒るぞって言おうとしたのに……」

「いいから助けろ!」

「はぁ。自業自得だろ。フォトンちゃん、タキオンちゃん。ペッしなさい。そんなの食べたら体壊すぞ」

「いやいやいや…その言い方酷くね!」

「「ペッ」」

「えー…なんか負けた気分……」

「事実なんだから別にイイじゃん」

クイクイっと制服を引っ張られるので振り返ると……

「お前って。ショタコンなの?」

グフッ‼︎何この子。俺の心を適確にエグっていくぞ!

「えーっと。お嬢ちゃん誰?」

「ん。我、無限の龍【ウロボロス•ドラゴン】のオーフィス」

「へぇ……は?マジで?」

「うん。マジ」

…………………………もうやだ

「あ…翔太。こいつ気絶した」

「よくある事だから気にするな。それより俺らもメシ食うぞ」

「わかった」

そんな話を聞きながら、俺の意識は遠のいた……………

古市side end


翔太side

何で古市気絶したんだろう……まあイイけど

おっ男鹿がやっと来た……ヒルダさんとアランドロン連れて……

「何で後ろの2人までいるの?」

「あー俺がベル坊のミルク忘れたから届けに来た……それよりさ、これ何だか分かるか?」

そう言って右手の甲を見せてくる。なんかタトゥーみたいなのが……

「それって……もしかして蝿王紋【ゼブルスペル】じゃね?」

「その通りだ。それはコントラクトスペル……いわゆる契約の刻印というやつだ」

古市起こしとくか。あいつも聞いていた方がイイし

「契約……?」

「悪魔だけでは無いが、契約を交わした人間はその体の一部に呪印が刻まれる。中でもその印は先程その男が言った様に『蝿王紋【べブルスペル】』王家の紋だ。光栄に思え。過去数千年その紋を刻まれた人間など数えるほどしか無い」

「つまりだな。お前はベル坊に認められて正式に契約したって事だ」

「あのー。今更なんですけど、何で魔王って親が必要なんですか?」

((((いたのか……))))

「え?あれ?だって大魔王の命令で人間を滅ぼしに来たんでしょ?なのに人間を親にするって変じゃないスか?親代わりって言えばヒルダさんいるんだからそれだけで十分なんじゃ……」

あー。こいつらにキチンと説明してなかったけ?

「古市…お前には説明したハズなんだけど……」

「え?……あっ!そうだ。確かにしたな」

「もう一回説明してやるよ。悪魔とか異形のものは、この人間界では本当の力を発揮でき無いんだよ。さらに言えばベル坊は幼すぎる。触媒となる人間が必要なんだよ。そうだな……例えば電気と同じだよ」

「「電気?」」

「そう電気だ。どれ程巨大な電力があっても、それを通す頑丈な電線でなければ意味が無いのと同じだ」

「そしてその電線の伝導率が、上がれば上がるほど、坊っちゃまは巨大な力を引き出せる。貴様の拳の刻印は、そのパラメーターだ。坊っちゃまと同調すればする程複雑に増えていくだろう」

「男鹿見とけこんなカンジだ」

そう言って、俺は両手の親指をガリっ!と噛み切って、フォトンちゃんとタキオンちゃんに舐めさせた

すると左手の甲に2匹の顔のようなタトゥーが出てきたと思ったら
ザワザワザワザワと金色と青色に光ってるタトゥーが全身を覆ったと思ったらすぐに消えた

「こんなカンジになるけど、お前の場合は………お前が周りの人をボロ雑巾の様に扱えば扱う程、べブルスペルが俺みたいに全身に回って真の魔王になるぞ」

「………………………はぁ⁉︎」

さて、この事を知ったお前はどうする?

翔太side end
____________________________

古市side

今俺たちは釣りに来たんだが……

「いいからベル坊」

「ダッ!」

「男ってのはな。一度決めた事は貫き通さなきゃならねぇ…分かるな?」

「ダッ!」

「………俺はもう喧嘩はしねぇ。人も殴らなぇ。土下座もさせねぇ。スーパーいい人と呼ばれる様になろう」

それは普通の人だと思うのは俺だけじゃ無いハズだ…

「だからお前も約束しろ。もしも俺がそれを守れたら、そん時はもう絶対に泣かねぇってな」

「ダッ‼︎」

「つー訳で、翔太。俺の代わりに襲われたら倒して、っていねぇし」

「翔太なら、スーパーで買い物したいから帰るって言ってたぞ」

あー。俺も翔太みたいに帰れば良かったか?

ゾロゾロゾロ

なっ何だ⁉︎イキナリ出やがって

「ほらほら」

「やっぱ男鹿くんだ」

「ぶっ殺しに来ましたー」

「って、えぇ⁉︎逃げんの⁉︎」

「逃げ足速ッ‼︎」

「ばーか」

「逃がすかよ」

「ククッ。どうした男鹿?今日はやけに大人しいじゃねーか」

ザブン!バシャバシャ!
えー。そこまでして逃げるか?

「ど…どうする?」

「これじゃあヨメの番号聞けねーぞ」

「賞金貰えねーじゃん」

さて、面倒ごとに巻き込まれる前に逃げるか……

「ん?」

「ゲッ!」

「ラッキー」

こっち見てニヤけんなよ。どーしよう俺も泳ぐか…?

「よーお前いつも男鹿とつるんでるよな?あいつのヨメの携帯番号知ってるか?」

「知らねーっス。つーか持って無いと思うよ?」

メチャクチャ顔が近い。近づけんなよ。

「あの、暴力とか無しにしません?見てのとーり俺、喧嘩弱いんで」

ゴッ‼︎

「すかしてんじゃねーぞ。腰巾着が」

痛えな……だから嫌いなんだよ不良って

「知らねーなら男鹿に聞くか、本人連れてこいや」

このアホ共がヒルダさんに何の用だ?人質にでもとるつもりか?ヨメとか言ってるし……無理だと思うけど

「なにをしている。男鹿と坊っちゃまはどーした?」

「ヒルダさん…」

ゴキッ‼︎

痛え……

「つってんだろ…って」

どこだ?ここ……あれ?腕が縛られて……

なんかいかにも使われた無い建物だけど……

周りを見渡すと……ヒルダさんも捕まってた


古市side end
 
 

 
後書き
はい、今回はココまでです
古市くん捕まっちゃいましたね(笑)

次回はついにオリ主の必殺技が1つだけ出ます。お楽しみ!

誤字脱字があったら教えて下さい 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧