魔法少女リリカルなのは strikers~銀拳の魔導師~
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第三話
前書き
安○先生、文才が欲しいです。
~機動六課 訓練スペース前~
あ、どうも皆さん。檜森駿樹です………俺は今、高町一尉と先程合流した……メカニックデザイナー兼通信主任のシャリオ・フィニーノ一等陸士の三人でフォワードメンバーと向かい合う用に並んでいる。
「今返したデバイスには、データ記録用のチップが入っているから、ちょっとだけ大切に扱ってね。それとメカニックのシャーリーと教導官の檜森さんから一言」
「え〜メカニックデザイナー兼機動六課通信主任のシャリオ・フィニーノ一等陸士です。皆はシャーリーと呼ぶので、よかったらそう呼んでね。皆のデバイスを改良したり、調整したりもするので時々訓練を見せてもらったりします。……あ、デバイスについての相談があったら遠慮なく言ってね。」
「高町一尉と同じく、お前らの教導官を務める檜森駿樹三等空尉だ。………と言っても俺自身あまり教導の経験がないので、これから学んで行くと言う点ではお前らとあまり変わらん。それと、俺が担当するのは訓練の第二段階以降なので、それまでに俺も出来るだけお前らにちゃんと教えられる用に努力する。……力になれるか分からんが、魔法について何か困った事があったら気軽に相談してくれ。呼び方は……………まぁ、何でもいい。」
「「「「はい!!」」」」
うん、とてもいい返事だ。……………いい返事なんだか………何故だろう。……………一部の子、俺から目逸らしてね?
「それじゃあ、さっそく訓練に入ろうか」
「は、はい……」
「でも、ここで……ですか?」
フォワードメンバーは少し困惑しているようだ。……………実は俺も少し気になっていた、目の前にあるのは一面の海と不自然に存在する白い人工島。まさかあそこで訓練をするのだろうか?
「シャーリー?」
「ハーイ!」
高町一尉の呼ばれた、フィニーノは自身の前に端末を展開させた
「六課自慢の訓練スペース、なのはさん完全監修の陸戦用空間シミュレーター……ステージセット!」
端末の操作が終わった瞬間。突如、人工島の上に小さな街が出現した
「こいつは、すげぇや。」
目の前の光景に俺とフォワードメンバーは驚愕した
~機動六課 訓練スペース~
準備も終わり、配置に着いたフォワードメンバーを見下ろす用に俺達は一つのビルの上から皆を観察している
「よし……っと、皆聞こえる?」
「「「「はい!!」」」」
「じゃ、さっそくターゲットを出していこうか、まずは軽く8体から」
「動作レベルC、攻撃精度Dってとこですかね?」
「うん」
「わたし達の仕事は、捜索指定ロストロギアの保守管理、その目的の為に私達が戦うことになる相手は……これ!!」
そう言って、フォワードメンバーの前から出てきたの全長1メートル程のカプセル型の機械
「自立行動型の魔導機械。これは近づくと攻撃してくるタイプね。攻撃は結構鋭いよ!」
フィニーノの言う通り。一見間抜けな外見をしてはいるものの………実際、アレを差し引いてもその攻撃や動きは今の四人には少々厳しいかもしれない。しかし、きちんと連携を取れば勝てない相手ではないので……その辺はアイツらの頑張り次第だな
「では、第一回模擬戦訓練。ミッション目的、逃走するターゲット8体の破壊又は捕獲。15分以内。」
「「「「はい!!」」」」
「それでは………」
「ミッション………」
「「スタート!!」」
二人の合図と同時に魔導機械………もといガジェットが逃走を始めた
「さーて、お手並みはいけ(ご主人!ご主人!大変だよ~~!)……………どうした、ルポ?悪いが今は訓練中(デイトナが居なくなっちゃった~~)……なっ!?あれほど目を離すなと言ったろうに。」
(ごめんなさい……)
「ん?檜森さん、どうかしたの?」
俺の異常に気付いた高町一尉が質問を投げ掛ける
「スマン、連れが勝手に部屋から抜け出して迷子になってるみたいで……………」
「えぇ!大変、ここは私とシャーリーだけでも大丈夫だから。檜森さんは早く探しに行ってあげて。」
「本当にスマン!!」
そう言って、俺は訓練スペースを飛び出した
~機動六課 隊員寮~
「あ!ご主人!こっちこっち!」
宿舎の前にいたルポが手招きをしている
「ルポ、デイトナは見つかったか?」
「……………………」
俺の質問にルポは無言で首を横に振る
「それにしても………何でデイトナから目を離したんだ?アイツがほっとくとすぐどっか行くのは、お前もよく知ってるだろう?」
「えぇと……………それはね?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ルポ「ふーん♪ふふーん♪おっ片付け♪おっ片付け♪」
デイトナ「ギャウ、ギャウ……………ギャキャウ♪」コソコソ
ルポ「こら!ダメだよ、デイトナ。勝手に部屋から出て行っちゃ」
デイトナ「ギャウ……………」
ルポ「しょんぼりしてもダメなものはダメ!全く、油断も隙もない……………あ、これ……」
デイトナ「ギャウ?」
ルポ「ご主人のTシャツ……………さっきまで着てたやつだ。……………もう、ご主人ってばこんな所に置いといて……………………(キョロキョロ)」
デイトナ「??」
ルポ「す……少し位なら良いよね?………うん。」モゾモゾ
ルポ「はぁ~♪ご主人の匂いだ~~♪暖かくて……安心………す……………る……………zzzzz」
デイトナ「……………………!!ギャウ♪」スタコラサッサー
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「………とまぁ、こんな感じd「成敗!」あ痛!」
ルポの脳天に少しきつめのチョップを喰らわせた
「はぁ~~、その様子だともうこの辺りにはいないかもな……………ヴァリー、デイトナの現在位置探れるか?」
〈少々お待ち下さい………………見つけました、機動六課隊舎の付近にてデイトナの魔力反応を感知しました〉
位置的にはさほど遠くはないな……
「とにかく、急いで取っ捕まえるぞ!」
「うん!」
〈急ぎましょう、あの子は速いのですぐに向かわねば見失うかもしれません〉
~機動六課 隊舎~
……………と、意気込んではみたものの……
「見つからねぇ………」
〈しかし、魔力反応は確実にこの辺りにを示しています〉
今思えば俺、デイトナとかくれんぼして見つけられた試しがなかった………………
「きゃあ!!」
曲がり角の奥の方から女性の声が聞こえた。まさか………………
「ご主人!」
「あぁ、行くぞ!!」
曲がり角を曲がるとそこには……
「う~~ん………」
「ギャウ~~……」
白衣を着た金髪の女性とデイトナが目を回しながら倒れていた……………
〈マスター!早く双方を医務室に!〉
「わかってるって!」
~機動六課 医務室~
「マジすいやせんっした!」
「いいのよ、怪我も大したことなかったし……………だから、もう頭を上げて」
そう言って、隊舎内を猛スピードで飛行していたデイトナと正面衝突した事を笑顔で許してくれたこの女性は"シャマル主任医務官"。回復と支援がメインの魔導士でありながら総合ランクAA+の実力者だ
「いえ……俺の管理不足が招いた事なので……本当にすいません!」
本来、怪我を治療する立場の人間に怪我をさせるなど魔導士以前に人としてあってはならないことだ
「もう、そんなに謝らなくてもいいのに。……………それにしても………………フフッ」
「??……どうかしましたか、シャマル医務官?」
「ううん……ただ、少し安心しちゃって」
「安心…………ですか?」
「うん……えっとね、こんな事言うのは失礼だって……解ってるんだけど。………私ね……集会で貴方を初めて見た時に"あぁ、こんな怖そうな人と一緒に仕事できるのかなぁ"って少し不安だったのよ」
………うん、自覚は有るけど………やっぱり面と向かって言われるとへこむわぁ……
「………でも、実際に話してみると全くイメージと違くて………だから、少し安心したの♪」
「!!」
シャマル医務官が微笑む顔にドキっとしてしまった。普段女性と関わりを持たない為、こういう女性らしい仕草には慣れていない………
「シャマル医務官に認識を改めてもらえるとこちらも「呼び方」嬉し……え?」
「シャマル"医務官"じゃなくて、シャマル"先生"。皆もそう呼んでるから檜森君もそう呼んでくれる?」
「アッハイ、解りました。シャマル先生」
「うん♪よろしい♪」
………なんか、ちょっと子供っぽいな………この人
~機動六課 訓練スペース~
結局、午前中の半分以上をデイトナ捜索に費やしてしまった。俺は、ふたりを部屋に戻して急ぎ訓練スペースへと戻って来た。丁度、午前中の訓練が一区切りついたらしいが………
「「「「………………………」」」」
全員見事にグロッキー……これ、午後からの訓練大丈夫なのか?
「はい、それじゃあ午前の訓練はこれで終了。お昼の休憩を済ませてから、午後の訓練を始めます」
「「「「は……はーい」」」」
………本当に大丈夫かな?
後書き
おい、魔法戦しろよ
と言う感じの第三話でした
後、場面転換多すぎ………気を付けなければ
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