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ONE PIECE 〜音姫航海日誌

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第3話

 
前書き
駄文となっておりまぉす(・ω・)… 

 






あたしらがローグタウンを出航して丸1日。

とりあえず船の整理は終わったんだけど…。

何せやることがない…。

「ねぇねぇ〜…暇じゃない?」

「暇…スモーカーに会いたい…」

まぁいい機会だし…なんでヘイラがスモーカーにベタ惚れなのかってぇのを教えてやるよ。



あたしらが17歳…ヘイラは16歳だったけど…つまり1年前。

「ねぇねぇっ!新しい海軍の人が来るって本当?」

「どうせ…また…腐ったの…来る…」

「まぁ一応この街の海賊を狩るあたし達を呼び出しやがるってぇことは、ロクなやつじゃねぇだろうな」

ちなみにダルマール元海軍本部大佐様は勝手に軍法会議に引っ張られて色んな事がバレにバレて逮捕されやがった。もちろん加担していた副官の少佐も捕まってやがった。ざまぁみさらせボケってな。

ローグタウン海軍派出所。

あたしらは勿論ここ専属の賞金稼ぎとして専用のパスを持ってる。

それを見せるとすぐに門を開けあたしらを招き入れる。

演習場を突っ切り、建物の最上階。支部長室の扉の前に立つ。

コンコン……。

「あぁ?誰だ。」

無言で扉を開けると…葉巻の匂いがあたしらの横を突き抜ける。

「お邪魔するぜ〜。」

「ふ…前任が捕まったことを知らねぇ、海賊どもか。まだガキだが…海賊は許す訳にはいかねぇ…いかなる理由があろうと俺が全部捕まえてやる」

「アゥッ!!」

「ウグッ!!」

あたしの横にいたセイラとヘイラの首に何やら白い物が……。

それをナイフで切るがすぐに元に戻ってしまう…。

「悪魔の実…自然系(ロギア)…か」

自然系(ロギア)とは…。

光、闇、氷、マグマ、風、火の自然に関係する能力を持つ悪魔の実。

だからあたしら超人系(パラミシア)獣人系(ゾオン)の能力者とは違って自身の体の一部を変化させ攻撃を受け流したり、自身の体とは比例せず膨大な能力による攻撃量を誇る。今の所解明されている自然系(ロギア)への対抗策は海楼石と武装色の覇気…それだけだ。

「俺はモクモクの実を食った煙人間…。海賊は1匹たりとも逃がしやしねぇよ…。」

脚に力を込める。

徐々に黒くなる脚…。そう、これがロギアへの対抗策…。

「武装色……話を聞かないあんたが悪いんだよ…。」

あたしが海軍からパクってきた体技書に書いてあった。剃…という技術を使い一瞬で間合いを詰める。

「てめぇ!?」

風震脚(ふうしんきゃく)っ!」

あたしの能力…ナミナミの実で脚に振り上げた時に来る波を増幅させ、それを進めずに脚に止めることで破壊力を上げた一撃。

「っ!?」

ガキキッ…!

「てめぇ…覇気使いか…」

いつの間にかセイラとヘイラを離し、棒のような物であたしの攻撃を防いでいる…。

「話を聞かねぇからだ…。あたしらが賞金稼ぎだ」

一瞬怪訝な顔をしたがどうやら自己完結をしたようだ。

棒のような武器をしまう大佐さん。

「すまなかった…俺がここの新しい責任者だ」

「あたしは今の所は賞金稼ぎ…名前はアテナってんだ」

「わたしはセイラだよっ!」

「……ヘイラ…セイラの妹…16歳…特技は…斬ること……名前は…?」

…ヘイラがここまでしゃべったのは初めて見るぜ…。

コンコン…。

「失礼します!スモーカー大佐っ!」

後ろの扉が開き短髪メガネの女が入ってくる。

「スモーカー大佐!只今戻りました!」

…………。

「スモーカーはあっちだ」

あたしがスモーカーの方を指さすとその女は少し焦り頭にかけていた眼鏡を自分の目元にかける。

「し…失礼しました!失礼ですがあなた方は?」

「あたしらは賞金稼ぎさ。あたしはアテナ…でこっちが」

「あたしはセイラ!にしても…」

「ヘイラ…好きに呼んで…」

「そうなんですか…。あっ!私はたしぎと言います…。そ…それより……」

ふ〜ん…。にしても…この物欲しそうな…

「わぁ!!これ撫咲羅ですか!?大業物21工が1本!刃は黒刀!乱刃大逆丁字!わぁ〜一回でも見てみたかったですけど〜…見れば見る程見事です!えっと…ヘイラさんでしたよね?抜いてもらっていいですか?」

…勿論…全員少しばかりドン引きだ。何せ鞘に収まってる刀をチラ見ですぐに見抜いてるし…いや〜あたし的には個人の趣味ってことで自己完結してぇんだが…色々と…な?強烈じゃん?

黙って刀を抜くヘイラ……だが刀をたしぎに渡し、自分はスモーカーの方に少しばかりどころか多大な興味を見せている。

「えへへ…」

抜き身の刀に頬ずりをし、刀の持ち主は普段全く喋らない筈だが、流れる流水の如くスモーカーと駄弁っている。

そしてあたしは唖然。セイラは微笑むってぇ何とも混沌(カオス)な空間に様変わりしちまった。







これがあいつらとの初めての交流…と言いますかなんと言うか…。

「頭ぁぁぁ!すぐそこにでっけぇ山が!リヴァースマウンテンですぜ!」

なぁ!?!?

「川が…巨大な運河が…」

「山を…」

「登っている…な…」

巨大な崖のようなリヴァースマウンテンからすれば小さな切れ目だがあたしらの船…シーアイギス号からすりゃ巨大な運河が山を登っているようなもんだ。

「あれを登りゃ〜、偉大なる航路(グランドライン)…か…」

「楽しみだね〜♪ぁ、でもいきなり王下七武海とかぁ〜海軍本部将校とかにあったらどうする?」

「こぇーこと言わねぇでくだせぇや…副船長…」

「そうなれば…斬る…それだけ…」

「そうだな!そんな奴ら出てきたら吊るして沈めて埋める!」

「頭と総長は言う事が逞しすぎですぜぇ…」

この少しばかりダンディーな服装の奴は元にスピアー海賊団船長、懸賞金300万ベリーの槍士(やりし)ホルスト。
今はここ、アイギス海賊団の第二部隊隊長。ま、別働隊第二隊の指揮を任せてる奴だ。

もう一人賞金首吸収したんだが…まぁいねぇならしゃあねぇか。

もう一人は髭面の紳士。元海軍でアシガイ海賊団元船長、足技(あしわざ)ベルダン。1050万ベリー。今はアイギス海賊団、第一部隊隊長。こいつも別働隊第一隊の指揮官だ。

あたしらの海賊団は最初の船員45人から徐々に別海賊団を吸収して出来た海賊団だからな。

アイギス海賊団の掟は5つ。

1・街や市民を襲わない。
2・率先して困っている奴らは助ける。悪どい奴らは含まない。
3・掟を話した上で同意の元であれば海賊団を吸収しても良い。
4・仲間を殺す。傷つける等の行為を行った場合、慈悲をかけることなく追放、または海軍に引き渡す。
5・攻撃してくる敵は海軍、海賊問わず反撃に出るべし。

以上が守れて初めてアイギス海賊団の船員となれる。今まで何個も海賊団が加入を表明してきたんだがあたしらの審査を通ったのはこの二つの海賊団のみだった。まぁ主に1と2を守るってぇ奴らが少なかったからな。

ズズズッッ…ギギギギギギギ…。

いきなり船が急激に揺れる。

「なんだ!何があったんだ!」

「お頭っ!心配ご無用ですぜ!この船が上手く海流に乗っただけです!」

船が急激にスピードを上げて行く…。

「全員!何かにつかまれ!吹っ飛ばされるぞ!」

「きゃっ!誰よぉ〜?お尻触ったのぉ〜…」

「ごめん…刀が当たった…」

徐々に直角になっていくシーアイギス号…。

次の瞬間さらに大きな衝撃が走った瞬間。船が海面から離れる。

「へぇ〜綺麗だな…」

「気をつけてよヘイラぁ〜…もう…あ…本当だね〜♪」

「綺麗…」

三人で手を繋ぐ。

「いつか…この世界すべてを!自分のシマにして海賊どももは殲滅してやる!あたしが足を洗うときは!海賊どもがいなくなっ時…海軍が必要なくなったときさ!」

「わたしもそれを後押しするよ♪」

「いよいよ…か…私は…夢を後押しした後に…」

船が着水して一気に山を駆け下りる。

「グランドラインだぁぁぁ!」

「「「「「「「「「おおおおぉーーーー!!」」」」」」」」」

船はゆっくり元の速度になりゆっくりとリヴァースマウンテンを離れていく。

海面には巨大な魚の姿が見えるが、無視したほうが無難だろうな。

「こっからは普通の指針じゃダメなんだっけ?」

「あ、そだそだ!航海士チーム〜!記録指針(ログポース)は使ってる〜?」

「勿論ですよぉ〜」

「なら良し♪」

さてと…最初の島はどんな島なんだろうな。

ヒューーーン…ザバーーン!!!!

砲撃?

すると上から声が飛んできた。

「敵襲!九時の方角左舷より敵船影発見!旗印は……ドクロに翼!レイピア二本…だれの海賊旗だ?」

「さぁ?…どうせリヴァースマウンテンを越えてきた新生海賊団狩りだろう?」

「斬ってもいいの?」

「流石にあの大きさは無理だよぉ〜…どうする?アテナ〜?」

「決まってるだろう?総員!戦闘準備!目標!海賊船!全員ひっ捕えな!」

「大砲準備!左舷に敵を補足したまま回り込んで乗り込むよ!」

「「「「「「おおぉーーーっ!!」」」」」」

「距離が近くなってから散弾で帆を狙いな!」

一気に急カーブを描き敵船の右舷側に回り込む。

「第一隊!乗り込む準備しな!あたしとヘイラも乗り込むよ!」

船を完全に横付けする。

「とう!!」

「ん…」

数メートルの距離くらい飛べるっての。

「せぃ!!」

敵船の甲板に乗り込むと同時に帆にぶどう型の散弾が撃ち込まれる。穴だらけになる帆…。

「なんだなんだ…なんの騒ぎだ」

「キャハハハハ!命知らずの海賊が襲ってきたみたいね」

…気配が他の雑魚と比べて少し強いな。

「Mr.5、どうする?殺しちゃう?」

「そうしようか…Ms.バレンタイン」

「あたしらを殺すって?」

「無理…逆に…斬る…」

「ヘイラは適当に敵を吊るしといてくれる?あたしらこいつら直接縛って連れてくよ」

「私達を縛るって?キャハハハハハハ!あぁー面白い、リヴァースマウンテンを越えてきたばかりのあんた達は私達の能力でなーんにも出来ずに沈められるのよ?」

ふわり…とMs.バレンタインの体がゆっくりと上がっていく。

「……自慢する気は無いんだけどな…1億2000万の賞金首も舐められたもんだぜ…」

「1億2000万?キャハハハハ!見栄はるのもいいけど…。弱い奴は結局弱い奴よねぇ〜!」

……こいつら…うるせぇうぜぇ…。

「武装色…」

あたしは自分の足に武装色の覇気で硬化させる。

「1万キロ…」

「むっ!待て!Ms.バレンタイン!こいつの言うことが正しければ!」

「Mr.5!潰してしまえば問題ないわ!」

波天硬(はてんこう)!!」

足の裏に衝撃の波を溜め、突き出すように蹴る。

「プレス!!」

Ms.バレンタインと呼ばれた女とあたしの蹴りが衝突するが…。

「重っ!!」

脚の軌道を無理矢理変え、横に蹴りとばす様に力を入れる。

ミシミシ…。

Ms.バレンタインが甲板のマストに激突し気を失う。

「さてと…もう一人はどうすんの?降伏する?」

気付けばあたしの船員によって捕らえられている。

「…ちっ!…」

大人しく両手を上げるMr.5と呼ばれたドレッドヘアーにサングラスの男。

「帆は使えないしこの船でも逃げれないからな…いい判断だよあんた」

「1億2000万…東の海最強の海賊船長…まさかこんなところで会うとはな…」

「あれはあんたらの海賊船か?」

「………」

「黙秘か…」

奇妙な二人組とその一味を捕らえた…だがこれが原因で…。この先のことを…彼女たちは知らない。






 
 

 
後書き
駄文です。(・ω・)

めちゃくちゃ駄文失礼いたしました…。 
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