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『ひとつ』

作者:零那
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『永遠の罰』


明るい未来が在るとしたなら、其れはもう奇跡でしかない。

永遠の別れを繰り返し、永遠の傷跡を残し、永遠に無くせない記憶を独り抱えてく。

でも其れは特別哀しきことでは無く、それぞれが、それぞれの其れを抱え生きてるもの。

そう、特別哀しきことではないはず...

幾つもの別れや出逢いを繰り返し生きてきた。
其の中で大切な大切な欠片に出逢い、永遠の別れをした。

二度と逢えないなんて、其れ迄の罰を与えられたかのように...

永遠に逢えない、想い出は増えない。
けれど、永遠に色褪せることはない。
それだけのこと...

もう二度とパズルは成り立たない。
それでも、欠片達を大事に大事に、永遠に抱き続けてく...

永遠の別れを繰り返し、永遠の傷跡を残し、永遠に無くせない記憶を独り抱えてく。

そう、特別哀しきことではないはず...

二度と逢えないなんて、其れ迄の罰を与えられたかのように...

 
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