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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百六十七話 戦士の業その十四

「潰されるなよ」
「わかりました」
 ここでやっとデスマスクの言葉に頷いたのだった。
「それじゃあ」
「ああ、潰されない様にな」
 そこは気をつけろというのだ、こう話してだった。
 そしてだ、ここでサガが言った。
「ではだ」
「ああ、これでか」
「巨蟹宮から離れよう」
「じゃあ後は」
「我々はそれぞれの宮の守護につく」
 黄金聖闘士として、というのだ。
「そして君達は教皇の間に戻ってくれ」
「そしてか」
「くつろいでくれ」
 そこで、というのだ。
「ゆっくりとな」
「悪いな」
「いや、君達は仲間だ」
 共に戦う、というのだ。
「だからだ」
「それでか」
「ゆっくりと休んでくれ」
 戦いのその時にというのだ。
「いいな」
「じゃあ風呂か」
 葛葉はまずはこれを話に出した。
「そこに入るか」
「風呂か」
「ああ、風呂に入ってな」
 そして、とだ。サガに言うのだった。
「疲れを癒してな」
「それからだな」
「寝てな」
「また明日か」
「そうさせてもらおうってな」
 この考えを言うのだった。
「思ってるんだけれどな」
「いいことだ」
 サガは葛葉のその考えによしと返した。
「それならな」
「ああ、じゃあ風呂にな」
「入るといい、教皇の間には教皇専用のもの以外にもう一つある」
「おいおい、風呂二つあるのかよ」
「そうだ」
 サガは驚く葛葉に普通に返した。
「十二宮はそれぞれ一つずつだがな」
「広さはどれ位ですか?」
 光実は風呂の大きさについて尋ねた。
「大体」
「五十メートルプール位だ」
「もの凄く広いですね」
 光実も驚く程だった。
「それはまた」
「よく言われる」
「その広いお風呂がですか」
「十二宮には一つずつありだ」
 そして、というのだ。
「教皇の間には二つある」
「そのうちの一つが」
「教皇専用なのだ」
「凄いですね」
 光実はその顔に純粋に驚愕を見せていた。
「そこまでお風呂場が充実しているなんて」
「というか白銀や青銅の人ってそんな待遇じゃないだろ」
「兵隊の人達もだよね」
 初瀬と城乃内は彼等のことを考えた。
「どう考えてもな」
「待遇ずっと悪いよね」
「黄金聖闘士が特別でな」
「教皇さんもね」
「そのことはな」
 アイオロスもだ、いささかバツの悪い顔で返した。
「どうしてもな」
「やっぱりそうか」
「黄金の人達の待遇ってな」
「桁外れにいいからな」
「貴族みたいにね」
「まあそれだけ重要な仕事をしているということと思ってくれ」
 ミロもいささかバツが悪そうな顔だ。 
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