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『ひとつ』

作者:零那
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『愛』


きっと
誰よりも
愛を求めてた

本物の愛に
触れたかった

愛されたかった
愛したかった
でも愛が解らない
だから愛せない

愛だと想うものは
すべて歪な想いだった

きっと
誰よりも
愛を求めてた

愛してきたと
思ってるものは
本当は愛じゃない
淋しさを埋める為の
相手でしかない

積み重ねてきた
思い出や愛情達も
歪な優しさ達だった

本物の愛に
触れたかった

過去のどの人達も
きっと愛してた
わけじゃない
だからこそ心は
満たされなかった

恋愛なんてものは
必要ないけど
愛は欲しかった
なんてワガママ
なんて矛盾

愛だと
想っていたもの
其れは僕の
歪な欠片達だった

本物の愛に触れれば
僕は何か変わる?
愛されたなら
愛することできる?

でも愛なんて結局
オプションなんでしょ?

愛に夢を見るのは
終わりにしよう
愛が欲しいなんて
子供の想うこと

僕には愛が解らない
そしてきっと
解らないまま生涯
終わってくんだろう

 
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