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フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!

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もしも4人目がミユキさんだったら
新しい伝説が始まる
  第21話 千香の恩返し!フレッシュチビプリキュア!誕生!!

 
前書き
 ラビリンスの生物化学兵器による病で苦しんでいるラブ、美希、祈里の3人を救うべく、プリキュア見習いのチビッコプリキュア「フレッシュチビプリキュア!」が誕生します!その後、体内に入り込んだ微生物型ナケワメーケの討伐に挑みます。一方、ラビリンスは国立競技場を襲撃します。もうちろん、あの3人は出動できません!代わって、伝説のマザープリキュアが立ち向かいます。コスチュームも衣替えになります。果たして、両方を解決できるのか? 

 
 千香の通う小学校の放課後

 「ねえ、誰かプリキュアにならない。」
 「冗談でしょ、こんな歳でなれるワケないんだから。」
 「行こ行こ。」
 1人の同学年の長身の女の子が残った。
 「千香ちゃん、あたしなってもいいわ。」
 「わーーーい、ありがとう。ねえ、もう1人探そう。」
 「どんな子。」
 「となりの幼稚園でよく遊んでいる子よ。」
 「どれどれ、あの娘。」
 「うん、筋金入りのプリキュアオタクよ。」
 「そうなの。」
 千香と長身の同級生の子は、隣にある幼稚園へ向かった。そして....
 「○×ちゃん。」
 「あっ、千香姉さん。」
 「良い話持って来たの。プリキュアになれるチャンスよ。」
 「エッ、本当。」
 「本当よ。隊長さんと電話したんだから。」
 「隊長ってどんなチト。」
 「嘴が付いているおじいさんだって。」
 「ヘェーーーッ。シロップをおじいちゃんにしたキャタ。」
 「そう。その部下にイタチらしい生き物がいるらしいの。」
 「イタチ、会ってみちゃいなーあ。」
 「まあーーっ。」
 「イタチ、イタチってもちかちて、にちの言葉ちゃべるでちょ。」
 「まあーーっ。」
 「たちか、この生き物タルトって言うのよ。」
 「タルト、よく知っているね。」
 「千香姉ちゃん、なってもいいわ。」
 「本当。」
 「もっちんよ、楽ちみ楽ちみ。」
 「アハハハハハッ。」
 「この子がプリキュアオタクって言われてる子。」
 「ちょ~よ。あたち○×、よろちくね。」
 「よろちくだって、アハハハハッ。」
 「お姉ちゃんたち何笑ってるの。あたちのヒーリングブレアー天下一品よ。」
 「まあっ。」
 こうして、残り2人が決まった。その後、あゆみさんへ連絡を入れた。

 ラビリンス首都ピョンピョン内最高裁判所

 「コンコン。」
 「判決を言い渡す。」
 「ドキッ。」
 「主文、被告人を死刑に処す。」
 「そ、そんなあ。」

 総統官邸内執務室

 「メビウス様、ウェスターの死刑が確定しました。」
 「そうか、代わりはいくらでもいる。」

 スウィーツ王国首都アラモード内ナノ研究所

 「何、プリキュア見習いの外部メモリーとキュアスティックが必要だと。」
 「そうです。」
 「予備はある。キュアスティックについては、幼女向け仕様として申請手続き実行段階から製作に入っておる。よし、これまでの3色の外部メモリーとリンクルンを1つずつ持って行くが良い。」
 「はい。」
 「タルトに渡してやれ、就任予定者の住所を知っているからな。」
 「はい。」

 プリキュアパレス

 「何、もう申請書が到着しただと。」
 「はい、これです。」
 「よく早く揃えたなあ。どれどれ、何々、こんな変わった人材がいるのか。キュアパイン扮する予定の子、筋金入りのオタクらしい。」
 「プリキュアのことに関してくわしい幼子らしいのですよ。」
 「そうか、是非とも会ってみたいぞ。よろしい、全員合格だ。薫子。」
 「はい。」
 「あゆみに知らせておくが良い。通知は後ほど送ることにする。」
 「はい。」

 千香が入院していた病院

 「ううーーーっううーーーっ。」
 「うがぁーーーーあーーーっ。」
 「うーーーーっーーーーっ。」
 「また苦しみ始めたわ。早く何とかしないと。」
 すると、あゆみのリンクルンから着信が入った。
 「もしもし、薫子さん。」
 「あゆみさん、おめでとう。千香ちゃんたち見事、審査に合格したわ。直ちに、ご家族にお知らせして来て。」
 「はい。」
 「それから、スウィーツ王国の使者から渡したいものがあるそうよ。自宅へ一度帰って。」
 「はい。」
 通話を切った。
 「レミ、尚子、あとは頼むわ。自宅へ戻るから。」
 「うん。」
 「任せて。」
 あゆみは早速、自宅へ向かった。

 四ツ葉町 桃園家ラブの部屋

 「ゴソゴソ。」
 「またやで。」
 「フィリップ~ゥ。」
 「タルト、シフォン。」
 「パフェはん。」
 「キュア~。」
 「タルト、これを3人の子供たちに渡して。」
 「ヘェ。」
 「住所分かってる。」
 「それが....。」
 「プリーッ。」
 すると
 「スルスルスル。」
 「あら、パフェも来てたの。」
 「あゆみさん、3人の子供たちの所在ご存知ですか。」
 「ご存知よ。」
 「タルト君に渡したいもの渡してますから、案内してあげて。」
 「分かったわ。タルト、シフォン一緒に行くわよ。」
 「ヘェ。」
 「キュア。」

 占いの館

 「コンコンコン。」
 「ハイ。」
 「あら、これはクライン様。」
 「お父さん。」
 クラインはイースの育ての親でもあった。
 「君たち。」
 「ハッ。」
 「最近、ドンパチの音沙汰が全くない。メビウス様の機嫌が悪い。君たちを監督する立場でもあるこのわしの立場も考えてくれ。」
 「プリキュアのうち、フレッシュの3人は寄生虫の体内大量発生で変身不能へ陥れることに成功し
たわ。」
 「何と、そこまで進行していたのか。」
 「残念ながらトドメ刺しには失敗したけど、いつでもトドメを刺せるわ。」
 「そうか。」
 「後は、マザープリキュア(ママキュア)を大勢いる場所で大勢いる人々を巻き込んで倒し、不幸のゲージを一気に上げてみせるわ。」
 「そこまで作戦を立てているのか。」
 「そうよ。」
 「では、君たちは。」
 「あたしたちは、アカルンを捻り潰しに行きます。」
 「これ以上、プリキュアの頭数を増やさないためにもね。さっき、とっておきの情報を聞きましたよ。」
 「何なんだ。」
 「イース中将の話ではダンス大会本選の日、メクルメク王国のスパイが経営するドーナツカフェが、いつもの赤塚公園ではなく、新宿区代々木の国立競技場で特別営業する予定になっていて、赤塚公園は蛻の空となり、アカルンを捕獲するのに絶好のチャンスになります。」
 「その日にこちらもアカルンを捕まえ、捻り潰し作戦を行う予定です。」
 「分かった。ここまでプランを練っているとはなあ。メビウス様に報告を入れておくぞ。」
 「ハッ。」

 翌日、千香の入院していた病院では

 ラブたち3人の容体は処置により落ち着いている。
 「千香ちゃん、また来てくれたの。」
 「うん。」
 「ラブお姉さんのお母さんから朗報をいただいたわ。」
 「どんなの。」
 「私、プリキュアになります。」
 「エッ、千香ちゃんが。」
 「これはビックリ。」
 「ねえ、千香ちゃん。お友達2人も就任するって聞いてるけど、どんな子だち。」
 「1人はあたしのクラスメートで一番ノッポな子。」
 「その子、間違いなくキュアベリーね。」
 「もう1人は。」
 「5歳児のプリキュアオタクの子。私よりすごいんだから。」
 「5、5歳。」
 「ねえ、3人揃うのいつ。」
 「今度の土曜日。」
 「エッ、土曜日。」
 「ダメだわ。」
 「ダンス大会本選の日ね。」
 「でも不合格になったから、行っても意味ないけど。」
 「ミユキさんたち、ここで大会出席で模範ダンスを行う日よ。」
 「ああーーーぁ。見たかったのになあーーーぁ。」

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「チビキュアの審査も終わったし、あとは4人目以降じゃな。」
 「幼子向け仕様のキュアスティックも完成したし、いつ頃変身して活動するからですよ。」
 「どうやら、今週週末3人揃うらしいそうじゃ。変身後は1人ずつ体内に入り込んで、寄生虫サイズの怪物を討伐するそうじゃ。」
 「そうか、1人では無理があるからな。」
 「所長、長老。」
 「どうした。」
 「チェリータンが完成しました。」
 チェリータンとは、4人目アカルンに対応する赤いプリキュアが手にするキュアスティックであった。
 「そうか。見に行くぞい。」
 「はい。」
 ショコラ所長とティラミス長老は、隣の工場へ真っ先に向かった。そして....

 隣にある工場

 「これか。」
 「はい。」
 「真紅のキュアスティックだ。」
 「ソード系なのか。」
 「はい。刃はルビーも溶かして赤い刃を作りました。」
 「そうか。」
 「但し、絶えず炎に当てられている状態ですので、刃に斬れ味は一切ありません。この通りナマクラです。」
 「ビヨヨヨヨヨヨン。」
 「本当だ。」
 「こうしなと、斬れ味の部分は簡単に溶けてしまいます。」
 「そうか。斬るよりも火傷を負わす刃なんだな。」
 「そうです。」
 「柄は耐熱設計になっており、電球を設置している部分のバーナーを設置しております。それで、いつでも炎を吹き出せます。」
 「そうか。配線も無いワケだ。」
 「熱で溶けてしまいますからね。」
 「ボタン部分に耐熱カバーを付けて、プリキュア技のプログラムセットできるようにはしてあります。」
 「分かったぞ。威力テストをしてみるぞ。」
 「はい。」
 ティラミスとショコラは、射撃場とは別の場所で威力テストを行うことにした。

 土曜日の朝、千香の入院していた病院では

 「おはようございます。」
 「おはよう。」
 「この3人なの、千香ちゃん。」
 「うん。」
 「皆様、はじめまして。私は、千香のクラスメートで△■です。」
 「はちめまちゅて。あたちは、プリキュアオタクの5ちゃいじで○×ともうちまちゅ。」
 「もうちまちゅだって。」
 「アハハハハハハハハッ。」
 「大丈夫、○×ちゃん。」
 「大丈夫よ。じちんあるから。」
 「分かった分かった。」
 「ねえ、ママたち。チョット病室出て。」
 「出るの。」
 「出てもらわないと困るの。」
 「はいはい。」
 あゆみをはじめ母たち6人は病室を出た。
 「ガラガラガラトン。」
 「さあ、変身するわよ。」
 「OK。」
 千香とお友達2人はリンクルンを出した。
 「うわっ。」
 「本格的。」
 「すごい、皆、プリキュアをよく見ているのね。」
 変身用外部メモリーを差込横に開き90度に捻ってクリックボタンを押した。
 「チェンジ。プチプリキュア、ヒーーーーートアーーーッッップ。」
 強制的着替えが始まった。
 「本当だ。」
 「この幼さで。」
 髪の色が変化した。
 「私たちは薄くなるだけだからこんな風にならないよ。」
 「元々、黒髪だからね。」
 まず千香は、おもちゃの四葉フレプリ紋様入りキュアピーチドレス、頭の両側に付け髪付きピンクハートのヘアバンド、両耳にピンクハートのピアス、首にダークピンクのチョーカー、胴体ストラップリンクルンキャリーケース、両脚にダークピンクのハイソックスとピンク濃淡ハイブーツ、両腕にピンクの濃淡ブレスを自動装着した。続いて、千香のクラスメートは、四葉フレプリ紋様入り袖がシースルーのショートトップ、右側に紺の小型飾りリボンが付いたライトブルーのスカート、頭にブルーハート付きカチューシャ、両耳にブルーハートピアス、首にブルーチョーカー、胴体ストラップリンクルンキャリーケース、両脚に紺のオーバーニーソックスとブルー濃淡のハイブーツ、両腕にブルー濃淡ブレスを自動装着した。続いて、謎の5歳児は四葉フレプリ紋様入りおもちゃのキュアパインドレス、頭部右側にイエローハートエンブレム付きダークオレンジのリボン、両耳にライトオレンジのピアス、首にライトオレンジのチョーカー、胴体ストラップリンクルンキャリーケース、両脚にダークオレンジのソックスとライトオレンジのブーツ、両腕にファスナーポケット付きイエローブレスを自動装着した。そして....
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアチビピーチ。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアチビベリー。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
 「レッツ!プリキュア!」
 「うわあ~っ、すごい。」
 「本当、あたしたちのチビッコ版だよね。」
 「それでまだ小さくなれるの。」
 「なれるよ。」
 「最小、ナノサイズまで小さくなれるわ。」
 「いちゅら何でにょ、ウルトラマンでもここまでちっちゃくなれにゃいよ。ミクロサイズまでだから。」
 「なれないにょだって。」
 「アハハハハハハッ。」
 「本当に幼さ感じるね。」
 「ねえ、ママたち呼んでいい。」
 「あたちたちのゆうち、みちぇもらうからにぇ。」
 「扉開けて。」
 「うん。」
 「ガラガラガラ。」
 「あらーーーーっ。」
 「びっくりね。」
 「本当にフレッシュのチビッコ版ね。」

 国立競技場

 「ウワァーーーッ。」
 「すごーーい。」
 本日、カオルちゃんのドーナツカフェはここで営業していた。
 「おじさんはすごい。」
 「うん、知ってる。今日の俺も素晴らしいよね~ぇ。」
 「ワアッ。」
 「ふわあ~あ。夏の1日2ステージはしんどいで。」
 「お疲れさん。フェレットタルやんのイリュージョンショーレベルアップしたねぇ。」
 「お客はんにあきられんよう、芸に磨きをかけとるさかい。せやけど、こないにぎょうさんドーナツ作って大丈夫かいな。売れ残ったら赤字やでぇ。」
 「べらんべい、余裕だぜ。夏休み、全国ダンス大会本選、タルやんのショーそして、カオルちゃんのドーナツ。売れ残るワケないでい。ガハハハハッ、ガハハハハッ、グバアッ。」

 千駄ヶ谷駅

 大量の黒づくめの軍団が大量に降りてきた。その中に東せつながいる。
 「フフフッ。ラブたちはどうやってもプリキュアになれない。こっちは、母親扮する伝説のプリキュアと戦って始末するだけ。フフフフフッ。」
 東せつなはこのまま国立競技場へ向かった。

 赤塚公園

 「本当だ、カオルちゃんがいない。」
 「大胆に探し回れるね。」
 「イースがアカルンを潰していいって言ったからね。フフフフ。」

 再び、千香の入院していた病院では

 「皆、ありがとう。」
 「じゃあ、本番行くよ。」
 「目に見えなくなるくらいちっちゃくなるんだから。」
 フレッシュチビキュア!の3人は、再びリンクルンを出し横に開き変身用外部メモリーを差し込み270度に捻った。
 「チェンジ。ミニマムプリキュア・ヒーーーートアーーーッッップ。」
 ものすごく小さくなった。
 「じゃあ、行くわよ。」
 「OK。」
 「ビ、ビックリ。」
 「仁丹サイズまで小さくなって。」
 「ラブ姉さん、美希姉さん、祈里姉さん、仰向けになって鼻を開けて。」
 「こ、こう。」
 「中へ入るわよ。」
 「OK。」
 キュアチビピーチはラブの鼻の穴へ、キュアチビベリーは美希の鼻の穴へ、キュアチビパインは祈里の鼻の穴へそれぞれ入って行った。

 ラブの鼻の中

 「これが、ラブお姉さんの鼻の中なの。いろんなものが付いてるね。」

 美希の鼻の中

 「結構毛深い。ハケハケする。

 祈里の鼻の中

 「結構綺麗。怪物も目立って見ちゅけやちゅいね。」
 すると、祈里の鼻の中から怪物「モガキクルシーメプチ」が姿を現した。
 「ん。」
 「ウゴーーーーオーーーッ。」
 「これが怪物だったのね。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアー。」
 「シューーーッ、バチバチバチ。」
 「ウゴーーーッ、シュワワシュワワーーーッ。」
 「赤いカードに変わった。これで回収袋を呼んでっちょ。エイッ。」
 リンクルンのディスプレイからレジ袋が出てきた。」
 「これであちゅめて行こう。」

 ラブの鼻の中

 「エッ。」
 「カタッ、カタッカタッカタッ。」
 「ウゴオーーーーッ。」
 「キャーーーッ。」
 「ドデッ。」
 チビピーチは不意を突かれてしまった。

 病室

 ラブが苦しみ始めた。
 「ううっ、ううっ、うがぁーーーーあーーーーっ。」
 「至急、先生呼んで。」
 「ハイ。」

 美希の鼻の中

 「ゴソ、ゴソゴソゴソ。」
 「あっ、いた。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「悪胃の悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワー。」
 「ピューーーーーッ。」
 「ウゴーーーーッ、シュワワシュワワーーーッ。」
 「1体倒したわ。これを回収するためにこれを呼び出してっと。」
 チビベリーもレジ袋を呼び出した。そして、カードを1枚回収した。

 病室

 「先生、早く。」
 「ラブちゃんですね。」
 主治医はラブちゃんの腕に注射を打ち始めた。すると....
 「ウッ、スーーーーッ。」

 ラブの鼻の中

 「ウゴーーーオーーーッ。」
 「怪物が弱体化している。どうやら、あの岩のようなももの中にたくさんいるのね。よし、キュアスティック出すよ。」
 チビピーチは立ち上がった。そして....
 「ハアーーーーッ。」
 「バコン。」
 「ウゴォーーーッ。」
 「ドデッ。」
 「今の内。」
 チビピーチはリンクルンを出した。そして、ピルンを差し込み横に開いてキュアスティックのコマンドを選択した。
 「2秒以上押しください。」
 2秒以上押した。
 「ハッ。」
 ディスプレイからキュアスティックが出て来た。そして、受け取った。
 「届け。愛のメロディー、ピーチロッド。」
 「ドレド、カチャッ。」
 「プリキュア・トルネーーード・フレーーーーッシュ。」
 「ピュウーーーピューーーッ、ゴオーーーーッ。」
 「ドカッバキッボコッ。」
 「ウゴウゴウゴウゴウゴーーーーッ。」
 「ボロボロボロボロ。」

 再び、病室では

 「あっ、チビピーチから着信よ。
 「もしもし、チビピーチ。」
 「ラブお姉さんの鼻にタオルをあてて鼻をかまして。」
 「分かったわ。」
 「これから、奥の方確かめに行くからね。」
 通話を切られた。
 あゆみはラブの鼻にタオルをあてがいかました。
 「こんなにボロボロ出て来たわ。受け皿持ってきて。」
 「この中に入れるわよ。」
 あゆみは、受け皿の蓋を開け鼻から出て来た黒仁丹を受け皿に乗せて蓋をし顕微鏡の真下部分に置いた。

 しばらくして

 先生が入って来た。
 「何かお変わりありませんか。」
 「うっ、ううーーーっ。」
 今度は祈里が苦しみ始めた。

 祈里の鼻の中

 「ウガウガウガウガウゴーーーッ。」
 「いっぱい出て来た。」
 「ドカッバコッボコッ。」
 「キャアーーーーッ。」

 再び、病室では

 「早速、祈里ちゃんの処置を行います。」
 主治医は、祈里の腕に注射を射ち始めた。

 再び、祈里の鼻の中では

 「ウガガガガガガガ。」
 「良かっちゃ、弱体化しちゃった。キュアスティック出ちゅよ。」
 チビパインは、立ち上がりリンクルンを出した。そして、キルンを差し込み横に開きキュアスティックのコマンドを選択した。
 「2秒以上押してください。」
 2秒以上押した。
 「エイッ。」
 チビパインのリンクルンのディスプレイからキュアスティックが出て来た。そして、受け取った。
 「癒せ、祈りのハーモニー。パインフルート。」
 「ドレミファソラシド、キィーーーン。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアー・プチフレーーーーッシュ。」
 「ビューーーーーン、バチバチバチバチ。」
 「ハアーーーーーッ。」
 「ウゴウゴウゴウゴーーーーッ、シュワワシュワワーーーッ。」
 「やったぁ。こんなにカードがいっぱい。早速、カードを回収するちゅ。」
 チビパインはカードの回収を始めた。

 その頃、病室では

 「先生、これを見て。」
 「うん、どれどれ。これは見たことない寄生虫。」
 「ラビリンス仕業よ。」
 「あのラビリンスがバイオテロまで行っているとは。」
 「うっ、ううっ。」
 「今度は美希が苦しみ始めた。」
 「先生。」
 「大丈夫、もう1本注射は用意してあります。」

 美希の鼻の中

 「弱体化したわ。キュアスティックで一掃よ。」
 チビベリーは立ち上がった。そして、リンクルンを出しブルンを差し込み横に開きキュアスティックのコマンドを選択した。
 「2秒以上押してください。」
 2秒以上押した。
 「トオー。」
 リンクルンを畳んでキャリーケースに入れた。
 「さあ、かかって来なさい。」
 「ウゴウゴウゴウゴウゴーーーッ。」
 「プリキュア・ドローワンズソード。」
 「シューーーーッ、バラバラバラバラッ。」
 「ウゴオーーーォーーーッ。」
 「響け。希望のリズム・ベリーソード。」
 「ドレミファソラシド、カチャッ。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワー・プチフレーーーーッシュ。」
 「ピューーーッ。」
 「ウッ。」
 「ハアーーーッ。」
 「ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーーオーーッ。シュワワシュワワーーーッ。」
 「こんなにいっぱいカードがあるわ。回収しよう。」

 国立競技場

 大会本選が始まった。
 開会式が終わり、いよいよ、トリニティの模範ダンスが始まった。
 「ワーーーワーーーキャーーーキャーーー。」
 出入口付近で店を構えるカオルちゃんは
 「キュアーーーーッ。」
 「一体、どうしたんでい。」
 「まさか、ラビリンスが潜入したのではありまへんか。」
 「キュアー。」
 「兄弟、こんな大勢の前で事件でも起こしたら叶わんでい。兄弟、様子を見て来るんでい。」
 「ヘェ、おおきに。」
 タルトとシフォンは国立競技場へ入って行った。

 国立競技場

 観客席下の階では
 「スイッチ・オーバー。」
 「ボン。」
 「モガキクルシーメ3号、我に仕えろ。」
 「シューーーーーッ、ペタッ。」
 その後、部下兵士と共に階段へ上がった。

 観客席

 「ワーーワーーー、キャーーキャーー、ガヤガヤ。」
 すると、イースをはじめラビリンス陸軍の集団が姿を現した。
 「やい。てめえら、全員ぶっ殺してやる。」
 「バリン。」
 「ウゴーーーーーオーーーーーッ。」
 「出た、化け物。」
 「逃げろーーーーっ。」
 「ワーーーーッ。」
 「キャアーーーーッ。」
 観客が一斉に競技場の外へ逃げ始めた。

 病室

 寄生虫型怪物「モガキクルシーメプチ」の討伐が順調に進んでいた。
 「あれ、何か。」
 「千香のお母さんたち、私たち席を外すわ。」
 「分かりました。後は私たちで何とかします。」
 あゆみ、レミ、尚子の3人は病室を出た。 

 国立競技場

 「ウオーーーーーォーーーーーッ。ドカン。」
 「逃げろーーーーっ。」
 「ワーーーーーッ。」
 「お前ら、もっともがいて苦しんで死にやがれ。」
 「キャーーーーッ。」
 「士長はあたしと一緒に行動して。」
 「イー。」
 「他の者は観客、警備員、スタッフ容赦なく始末しろ。」
 「イーーーーーーーッ。」
 「ウーーウーー、ピーポーピーピーポーピーポー、ウーーウーーーーーッ。」
 「皆さん、落ち着いてください。大丈夫です。警察が到着します。」
 「サイレンが鳴ってる。」
 「警察がくるぞ。」
 「落ち着いて避難してください。」
 「皆さん、こちらへ。」
 「スタッフが誘導します。従ってください。」

 赤塚公園

 「フフフフフッ。アカルンを捕まえたぞ。」
 「キィーキィーキィーキィーーーッ。」
 「グシャッ。」
 サウラーはアカルンを握り潰した。
 「キ.......。」
 「あたしにも攻撃させて。」
 「いいよ。」
 サウラーは虫取り網を上げた。
 「グシャッ。」
 「キィーーーーッ。」
 「オホホホホホッ、これで4人目のプリキュアが誕生しないざーます。」
 「グシャッ、グシャッ。」
 「キ......。」
 ノーサーに踏み潰された。

 国立競技場

 「キュキュキュキュウ。」
 「ウワーーーンワーーーン。」
 「シフォンはん、どないしたんや。ウワッ、額が赤く点滅してま。」
 「ワーーーーーン。」
 「もしかして、アカルンが。」
 シフォンは板橋区へ向けて飛び立った。

 スウィーツ王国ナノ研究所

 「ピーピーピーピーピーピー。」
 「いかん、アカルンが破壊されてしまったぞ。パフェ、パフェはいるか。」
 「あなた。」
 「至急、日本国板橋区赤塚公園へ向かうぞ。」
 「はい。」
 「外部メモリーは用意した。行くぞ。」
 「こちらも、霊魂を入れる容器を用意しました。」
 「よし、行くぞ。」
 ショコラとパフェは、日本国へ通じるワープホールへ向かった。

 千香の入院していた病院

 あゆみたち3人は最上階の女子トイレに到着し個室に入った。そして、変身準備に入った。
 3人は、一斉にリンクルンを出し変身用外部メモリーを差し込み90度に捻った。
 「チェンジ。マザープリキュア・ヒーーーートアーーーーッッップ。」
 強制的着替えが始まった。今回からプリキュアも衣替えである。
 まず、あゆみは四葉フレプリ紋様入りピンクの水着チューブブラ、ピンクの水着ショーツ、ピンク濃淡マイクロチュチュとライトピンクのバニエ、頭左右に付け髪付きピンクハートのヘアバンド、両耳にピンクハートピアス、、目元にルビーアイメイク、首にダークピンクのチョーカー、左太ももにビーエヌオーガーターベルトキャリーケース、両足にピンクヒールサンダル、両腕にピンク濃淡ブレスを自動装着した。続いて、レミは四葉フレプリ紋様入りブルー濃淡水着チューブブラ、ライトブルー水着ショーツとバニエ、右側に紺の小型飾りリボン付きブルー濃淡マイクロチュチュ、頭にブルーハートエンブレム付きカチューシャ、両耳にブルーハートピアス、目元にサファイアアイメイク、首にブルーチョーカー、左太ももにビーエヌオーガーターベルトキャリーケース、両足にブルーヒールサンダル、両腕にブルー濃淡ブレスを自動装着した。続いて、尚子は四葉フレプリ紋様入り背中丸出しセクシーチュチュドレス、ライトイエローのバニエと水着ショーツ、頭にイエローハートエンブレム付きライトオレンジリボン、両耳にライトオレンジピアス、目元にダイヤモンドアイメイク、首にライトオレンジチョーカー、左太ももにビーエヌオーガーターベルトキャリーケース、両足にライトオレンジヒールサンダル、両腕にファスナーポケット付きイエローブレスを自動装着した。そして、3人はトイレを出た。
 「さあ、屋上へ急ぐわよ。」
 「OK。」

 国立競技場

 「ミユキはーーーん。」
 「タルト君。」
 「何してんねや、早よう逃げなはれ。」
 「でも、アカルンが来ないわ。」
 「アカルン。」
 「あたしがピンチになれば来るって。」
 「アカルン、ラビリンスの連中に壊されたらしいねん。」
 「エッ。」
 「あんさんが怪我でもしたエライこっちゃで。壊された以上、ここは早よう逃げるんやで。」
 「タルト君、分かったわ。あなたも無理しないでね。」
 ところが
 「そこまでね。」
 「しまった。」
 「しもうた。」
 「フフフフッ。」
 イースはラビリンスピストルの銃口をミユキの側頭部に突きつけた。更に、イース士官隊士長もタルトの側頭部にラビリンスピストルの銃口を突きつけた。
 「キャーーーッ。」
 「助けてーーーーなぁ。」
 「願ってもない人質だわ。」
 その直後、警視庁各特殊部隊と陸上自衛隊が大量に入って来た。
 「いたぞ。撃てーーーーーーっ。」
 「ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド。」
 「コンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコンコン。」
 「ウゴーーーーオーーーーーッ。」
 「ドカーーーーーン。」
 「うわあーーーーーーっ。」
 「何と言う破壊力だ。」
 「雑魚共捕まえろ。」
 「イーーッ。」
 「よし、逮捕だ。」
 「アレ。」
 「シューーッ。」
 「消えた。」
 「動くな、ポリども。」
 「あれは。」
 「このアマとイタチがどうなっても良いのか。」
 「クッ。」

 千香が入院していた病院屋上

 スウィートの3人はここにいる。
 「さあ、飛び立つわよ。」
 「OK。」
 スウィートの3人は飛び立った。

 一方

 ラブの鼻の穴から入り込んだチビピーチは肺の中にいる。
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャイン・プチフレーーーーッシュ。」
 「ビューーーーン、ピカーーーーッ。」
 「ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ、シュワワシュワワーッ。」
 「やったあ。これで全滅したわ。あとはこれらのカードを回収したら引き上げよ。」

 更に

 美希の鼻の穴から入り込んだチビベリーも肺の中にいる。
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワー・プチフレーーーーッシュ。」
 「ピューーーーゥ、ガチガチガチガチッ。」
 「ハアーーーーーッ。」
 「ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ、シュワワシュワワーッ。」
 「やったあ。これで全部片付いたわ。回収して引き上げよ。」

 更に

 祈里の鼻の穴から入り込んだチビパインも肺の中にいる。
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ヒーリングブレアー・プチフレーーーーッシュ。」
 「ビューーーーッ、ピカッ、バチバチバチバチ。」
 「ウゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ、シュワワシュワワーッ。」
 「やっちゃあ、これで帰れる。あちょはカードを回収ちてっと。」

 病室

 「何だか体調が良くなってきた。」
 「あたしもよ。完璧を取り戻した感じ。」
 「何か元気が出て来た。」
 「良かったですね。」
 「はい。」

 赤塚公園

 桃園家から出て来たショコラとパフェがいる。
 「そうか、カオルちゃんがいないのか。」
 「あなた。」
 「こ、これは。」
 「ひどい。」
 「パフェ、容器を開けて。」
 「はい。」
 すると、魂が現れ容器に入った。
 「いくら何でも霊魂まで攻撃できない。外部メモリーを置いてみるぞ。」
 ショコラは赤い外部メモリーを地面に置いた。パフェが持っている容器の蓋を開けた。すると....
 「キィーーーッ。」
 「向かっている。」
 「良かった。」
 アカルンは復活した。
 「もうダメだぞ。勝手な行動したら。」
 「キィーーーッ。」
 「ちゃんと、ミユキさんの所へ行って。」
 「キィーーーーッ。」
 「フィリップーーーーゥ。」
 「あなた。」
 「シフォンだ。」

 国立競技場

 「ハハハハハハハハハッ。どうだポリども、自衛ども。手出しできまい。」
 「助けてえーなぁ。」
 すると
 「シューーーーッ。」
 「バシン。」
 「ウッ。」
 「パーン」
 「クソッ。またか。」
 「ドカッ。」
 「カラカラカラ。」
 「あなたたちは。」
 「伝説のプリキュアや。」
 「さあ、こっちへ来なさい。」
 「はい。」
 「ヘェ。」
 キュアピーチマザーはミユキとタルトを逃した。
 「ベリーマザー、今のうちにレインコールを。」
 「OK。プリキュア・レインコーーーール。」
 「何を。」
 暗雲が立ち込めた。そして....
 「ポツポツ。ザーーーーーザーーーーーー。」
 「これで粉塵が上がらなくなるわ。」
 「クソーーーーッ。」
 「さあ、名乗るわよ。」
 「OK。」
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてスウィート。キュアピーーーーーチマザーーーーーッ。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてスウィート。キュアベリーーーーーッマザーーーーーッ。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてスウィート。キュアパイーーーーーンマザーーーーッ。」
 「レッツ!プリキュア!」
 「何が、レッツプリキュアだ。ヤレッ、モガキクルシーメ3号と我が僕たち。」
 「イーーーーーーーッ。」
 「ウゴーーーーーオーーーーーーッ。」
 「ベリーマザー、パインマザー、あなたたちはモガキクルシーメ3号を攻撃して。私は、イースと戦う。」
 「OK。」

 千香が入院していた病院内病室

 「さあ、この蓋を開けて袋の中のカードを全て入れるのよ。」
 「OK。」
 袋に入れた全てのカードを入れた。そして蓋をした。
 「さあ、飛び立って元の大きさに戻るわよ。」
 「OK。」
 小さくなったチビキュアは広い場所まで飛び立って着地した。そして....
 「ニョキニョキニョキ、ムクムクムク。」
 「うわあ、戻った。」
 「お疲れ様。」
 「もう体は健康よ。」
 「ところで、私たちの変身解いて良い。」
 「良いよ。」
 「ボン。」
 「千香、千香のクラスメート、謎の5歳児に戻った。」
 「ねえ、先生呼んで。」
 「うん。」
 謎の5歳児の母が主治医を呼び出した。
 「千香ちゃん、皆、本当にすごいね。」
 「ここまでやるとは思わなかった。」
 「ねえ、テレビでも見る。」
 「その前に先生来るわよ。」
 すると、先生が入って来た。
 「やあ、君たち、お友達がたくさん面会を望んでたくさん来てるぞ。」
 「その前に顕微鏡見て。」
 「そうか。どれどれ。」
 主治医は顕微鏡を見ている。
 「こ、これは。ラビリンスの怪物兵器のカード。生きている怪物も含めて変わっている。よし、分かったぞ、ワクチンや治療薬などの開発で研究機関届けておくぞ。」
 「先生、よろちく。」
 主治医は下皿を持って病室を出ようとしている。
 「それでは、君たちのお友達を病室向かわせるぞ。」
 「はい。」
 主治医は去った。
 「さあ、テレビつけよう。」
 「パチッ。」
 「これ何。」
 「ダンス大会本選会場の国立競技場。」
 「私たちも行かなきゃ。」
 「うん。」
 「待ちなさい。」
 「何で。」
 「ここは、お母さんたちに全て任せるのです。」
 「そんなあ。」
 「あなたたちは、まだ静養するべきです。」

 国立競技場

 「ウゴオーーーーーオーーーーッ。」
 「ドカーーーーン。」
 「キャーーーッ。」
 「ウガアーーーーアーーーッ。」
 「ドーーーン。」
 「キャーーーッ。」
 「ドカッバキッボコッ。」
 「イーイーイーイーッ。」
 「ドデッドデッドデッドデッ。」
 「パインマザー、ベリーマザー。」
 「もうーーー、ひどい。」
 「ウゴーーーーオーーーーッ。」
 これまでにない大破壊が広範囲で起こります。
 「だめだ手に負えない。」
 「逃げろーーーーっ。」
 警察隊も自衛隊もラビリンス士官隊も全員一斉に逃げ出した。場内は、モガケ3号、イース、マザープリキュア(ママキュア)だけになってしまった。

 病室

 テレビを見ているラブたちは
 「これまでにない破壊力よ。」
 「大丈夫かなあ、ママたち。」
 「すると。」
 「コンコンコン。」
 「はい。」
 女子高生たちがたくさん入って来た。
 「うわぁ、女子高生のお姉さんたちだ。」
 「奈美、由美、悦子。」
 「うらら、真子、麗子。」
 「裕子、愛子、さくら。」
 「亜美。」
 「あなたちの同級生2人連れて来たわ。是非、交流を持ちたいって。」
 「ありがとう。」
 「テレビ見る。」
 「うん。」
 「うわあーーーぁ。」
 「さっき、ロビーのテレビで見ていたわ。国立競技場メチャクチャになっているそうよ。」

 国立競技場

 「うわあーーーーぁーーーーっ。」
 「ウゴォーーオーーーッ。」
 「ドカーーーン。」
 「ちょっとまずいんじゃない。国立競技場が壊れちゃうわ。」
 「ねえ、なんか変だよ。あの娘苦しんでいる。」

 赤塚公園

 「シフォンどうしたの。」
 「キュアキュア。」
 「マザープリキュアのリンクルン宛にTV電話に出たいって。」
 「分かった。着信するから出ろ。」
 「フィリップ~ゥ。」

 国立競技場

 「プリキュアを殺せ。」
 「どうしてこんなことするの。」
 「ゴオーーーーッ。」
 「メビウス様のご命令だからよ。メビウス様のためなら他の者がどうなろうとも構わない。例え、この命尽き果てても。」
 「ゴオーーーーッ。」
 「ウワーーーーッ。」
 「何なの。」
 「ウワァーーーーッ。」
 「ウゴーーーーオーーーーォーーーーッ。」
 「半分トカゲのような姿に。」
 「妄想しているの。」
 「制御できなくなっているわ。」
 「ウッ、ウウーーーッ。ウワァーーーーアーーーーッ。」
 その時、キュアピーチマザーが立ち向かい始めた。
 「ツカッ。」
 「タアーーーーーアーーーーァーーッ。(ラブみたい)」

 病室

 「お母さん、すごい。まるで私みたい。」
 「母はやっぱり偉大だね。」

 国立競技場

 「ウワァーーーーッ。」
 「ドーーーン。」
 「ハッ。」
 ジャンプした
 「ウガーーーーアーーーッ。」
 「ドカーーーーン。」

 病室

 「お母さん、こんなにやるなんて、すごい。」
 「やっふぁママは偉い。」
 「まあっ。」
 「ハハハハハハハハハハハハハハッ。」

 国立競技場

 ピーチマザーはイースの側に近付いた。
 「ウッ、何を、離せ。」
 「離さないよ。」
 「ギュッ。」
 「私、すっごく怒ってるわよ。」
 「ウッ。」
 「皆の命を奪おうとして、大会を台無しにして、こんなの絶対に許せない。でも、あなたが泣いているから。」
 「泣く、あたしはどんな痛みにも耐えられる。泣いたりなどしない。」
 「ピューーーーッ。」
 「泣いてるじゃない。」
 「ウゴーーーーオーーーーッ。」
 「あの怪物はあなた自身でしょ。あなたの心が泣き叫んでいるじゃないの。本当は、命が尽きても良いなんて思っていないんだよね。」
 「ウガーーーーガーーーッ。」
 「やめてーーーーぇ。」
 すると、マザープリキュアのリンクルンにTV電話の着信に入った。
 「ショコラだ。」
 「全員、モガケ3号に向けてリンクルンをかざしてくれ。シフォンからメッセージがあるそうだ。」
 「OK。」

 赤塚公園

 「さあ、シフォン。この画面めがけて叫んで。」
 「キュアキュアフィリップーーーーーゥ。」

 国立競技場

 イースのトカゲの鱗の拡大が止まった。

 ラビリンス総統官邸内執務室

 「メビウス様、これは。」
 「カードの機能が止められた。」

 赤塚公園

 「ショコラだ。もうおとなしくなった。直ちに、キュアスティックを取り出してフィニッシュ技を唱えるのだ。」
 「OK。」
 通話を切った。
 「さあ、シフォン。このアカルン確実にミユキさんに渡してね。」
 「キュア~ッ。」

 国立競技場

 2秒以上押した。
 「ハッ。」
 「エイッ。」
 「トオー。」
 ピーチマザーとパインマザーのリンクルンのディスプレイからキュアスティックが出て来た。そして、ピーチマザーとパインマザーは受け取った。ベリーマザーのみリンクルンを畳んでキャリーケースに入れた。
 「癒せ。祈りのハーモニー、パインフルート。」
 「プリキュア・ドローワンズソード。」
 「シューーーーッ。」
 「バギッ。」
 「ウゴッ。」
 「響け。希望ノリズム、ベリーソード。」
 「届け。愛のメロディ、ピーチロッド。」
 「ドレミファソラシド。カチャッ、キィーーーン。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア。」
 「ヒーリングブレアー。」
 「エスポワールシャワー。」
 「ラブサンシャイーーーン。」
 「スウィーーーーーーート。」
 「シューーーーーッ。」
 「ハアーーーーーーーーッ。」
 「ウゴオーーーーォーーーーッ。」
 モガキクルシーメ3号を討伐した。半リザードウーマン状態だったイースは、元に戻った。
 「大丈夫。」
 「パン。」
 「でも、どうして半トカゲ姿に。」
 「黙れ。黙れ、黙れ黙れ。スイッチ・オーバー。」
 「シューーーーッ。」
 「エッ、あなたは占いの先生。」
 「う、嘘。」
 「ピーチマザー、彼女は敵よ。せつなさんはラビリンスだったのよ。」

 病室

 「そんなあ。」
 「ガクッ。」
 「ラブちゃん、ラブちゃん。」
 「ラブ。」
 「また、べちゅの病気を抱えちゃった。」
 「ラブちゃん、せつなさんのことはあきらめなさい。」
 「ど、どうして。」
 「あなたの命を狙う者とは絶縁しなさい。」
 「あなたには、こんなに同世代の女子高生たちのお友達がいるのでは。」
 「そうよ。」
 「由美ちゃん。」
 「ラブちゃん忘れたの。幼い時からずーと、ミキタンとブッキーと一緒に付き合ってきたじゃないの。」
 「それもそうだね。皆との出会いがあったからね。私に牙や銃口を向けたせつなさんとは絶縁するよ。」
 「そうこなくっちゃ。」
 「わたちも、友達100人できるかにゃ。」
 「まあっ、この子ったら。」
 「アハハハハハハハハハッ。」

 国立競技場

 「娘を悲しませたねっ。」
 「私の目的はただ1つ。」
 ここで四葉のクローバーペンダントをヒールで破壊した。
 「お前たちを殺すことだ。」
 「お願い。あきらめて自首して。」
 すると、警察隊が再び入って来た。
 「東せつな。殺人の現行犯で逮捕する。」
 「つかまってたまるか。覚えてらっしゃい。」
 東せつなはワープして去った。

     完

 4人目のプリキュア、もうすぐ登場。
 5人目・6人目のプリキュア、もうすぐ登場。
 
 
 
 
 

 
後書き
 もはや、イースこと東せつなに救いの余地などはありません!彼女は戦争犯罪容疑者です! 
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