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『ひとつ』

作者:零那
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『飾り物』


善悪の判断は誰に委ねよう。
善悪の境界線は誰が知ってるんだろう。
善悪の分別なんて曖昧で価値観次第だろう。
正義なんてものも曖昧で価値観次第だろう。

法律だって曖昧だ。
身内の悪事や都合が悪いと無かったことにする法的組織。
弱者を守る為の法律は無い。
強者は悪知恵を働かせ巧みに法律を利用する。
強者はいつだって強者。
弱者はいつだって弱者。

矛盾など当たり前。
矛盾が無ければ世の中は成り立たないんだろう。
そう思わなければならない程、此の世は矛盾だらけ。

正当な者は白い目で見られる。
正当な事が常に正当だとは限らない。
正当な正当防衛すら正当にならない。
そんな腐った不条理。
其れが蔓延してるのが現実。

そんな処での善悪や法律、正義など、もはや意味も価値も無い飾り物でしかないのかもしれない...

 
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