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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百六十話 Masked Rider ー決戦ーその十一

「必然的にな」
「鷹になるのですね」
「それと斬鬼さんは熊だ」
「熊、北海道ですね」
 今度は箒から言った。
「そうですね」
「わかるか、やっぱり」
「はい、何となくですが」
「それと歌舞鬼は東京だが」
 しかしだった。
「そうした動物とは関係ない」
「そうなのですね」
「あいつはな」
「何か面白い方ですが」
「あれでも何代か前の歌舞鬼は色々とあった」
 羽撃鬼は一夏達にこのことも話した。
「魔化魍の方についたりな」
「その魔化魍達と、ですか」
「その頃俺達は只の鬼と思われていた」
「鬼ですか」
「ああ、鬼だ」
 まさにそう思われていたことも話すのだった。
「音擊戦士でなくな」
「鬼、つまり人の敵ですね」
 楯無は強い声で言った、普段とは違い。
「つまりは」
「そうだ、そう思われていてな」
「そして人を嫌う様になり」
「魔化魍についた」
「そうしたこともあったのですね」
「そしてその時から猛士が出来た」
 ここで話すのはこの歴史だった。
「その時の歌舞鬼のこともあってな」
「鬼の人達も大変だったんですね」
 一夏は彼等の歴史の話を聞いて眉を顰めさせて言った。
「人の為に戦ってもですか」
「理解されていなくてな」
「逆に迫害されていたんですね」
「今もだ」
「猛士は、ですか」
「ライダー自体もな」
 つまり彼等全体がというのだ。
「人知れず戦っている」
「それがライダーなんですね」
「ダブルライダーの頃から変わらない」
 伝説とさえ言われた仮面ライダー一号と仮面ライダー二号、彼等から仮面ライダーははじまっているのだ。
「人知れず戦っている」
「そして人として戦っている」
 箒も言って来た。
「そういうものですね」
「そういうことだ、だがな」
「誰にも知られていなくてもですね」
「俺達は気にしていない」
 例えだ、多くの人にその戦いを知られなくてもだというのだ。
「それが俺達の戦いだからな」
「猛士のですね」
「そうだ、そういうものだ」
 こうしたことを話してだ、そしてだった。
 彼等は今はだった、次の場所に移った。魔化魍達との戦いは続いてだ。そのうえで魔化魍達を徐々にだが確実に倒していた。
 そしてだ、遂にだった。
 響鬼は周りを見回してだ、春虎達に言った。先程も魔化魍の一団を倒してそれで今しがた戦闘を終えたところだ。
「さて、これでな」
「はい、これでですね」
「ここの魔化魍達も倒した」
「それで、ですね」
「後魔化魍達がどれだけ残っているかだな」
「もうかなり倒したと思いますけれど」
 春虎はこれまでの戦いのことを思い出しつつ述べた。
「どうでしょうか」
「そうだろうな、俺達も他の皆もかなり戦った」
「それで倒してきますね」
「ああ、だからな」
 それで、というのだ。 
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