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フレッシュ&スウィート フルーツプリキュア!

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ウエスターこそ裏切り者
武器提供キュアスティック
  第10話

 
前書き
 タイトルはテレビ本編と同じなので、記載しません。
 このストーリーで登場するラビリンス軍幹部サウラー。今度は、ゲームセンターにあるパチスロの格下げ機を怪物に仕立て、人と動物を入れ替えさせて、治安を極度に悪化させた上、幹線道路では、交通事故を勃発させて地域を大混乱させ、それを拡大させて首都東京の壊滅を狙っております。果たして、巨大な被害にならないうちにプリキュア隊は食い止めることができるのか。 

 
 
 蒼乃家 美希の部屋

 今日はラブと祈里が訪れ、美希からアロマ作りを教わっている。
 「どうラブちゃん、うまく作れた。」
 「もうすぐね。本当に良い香りがするわ。」
 「みんなに見せたら、きっと喜ぶよ。」
 「できた。良い香り。幸せゲットって感じね。」
 「ラブちゃん流石ね。ブッキーは。」
 「あの~、ちょっと。」
 「こうすれはいいのよ。」
 「こうなの。」
 「そう、こうすれば完成よ。」
 「できた。」
 「明日から新学期ね。」
 「学校も半日だし、この間皆に見せようよ。」
 「賛成。」
 「フィリーップーゥ。」
 「シフォンもこの香りがお気に入りなの。」
 「キュアキュア。」
 「うれしいねぇ、シフォン。」
 「フィリ~ップウ~.....。」
 「zzzzzzzzzzz。」
 「あら、寝ちゃった。」
 「アハハハハハハハハハハ。」

 ラビリンス首都ピョンピョン総統官邸内謁見の間

 「メビウス様、何卒、出動要請お願いします。」
 「サウラーよ。要約その気になったか。」
 「今回は、時限式新型カードも開発しました。」
 「それも試したいのだな。行くが良い。」
 「ハッ。」
 サウラーは謁見の間から去った。

 翌日

 四ツ葉高校の始業式が終わり、外で昼食を取った後、赤塚公園北側のドーナツカフェにいた。
 「ラブちゃんかい。今日は半日で学校終わりかい。」
 「そうよ。もう2年生になったわ。」
 「そうかい。由美ちゃんはどうしてるでい。」
 「昼食の後、帰っていったわ。」
 「そうかい。また例のお2人さんお待ちでい。」
 「そうよ。今日もいつものセットで。」
 「350円でい。」
 その間、南瞬が側を通過した。

 数分後

 南瞬は駅前商店街にあるゲームセンターにいた。
 「今日は少し客がいるな。」
 「カチャ、クルクルクルクル。ポンポンポン。」
 「アッ、惜しいなあ。ちょっとズレたね。」
 「何言ってる小当りに過ぎないぞ。ビッグを狙わないと。」
 「それもそうだね。」
 「カチャ、クルクルクルクル。」
 「クルクル目まぐるしい。そうか、不幸への道筋が見えた。スイッチ・オーバー。」
 「ボン。」
 「我が名はサウラー。ラビリンス総統メビウス様が我が僕。」
 サウラーは、プレイしていないスロットマシーンに狙いを付けた。山佐製のニューパルサーVの格下げ機だった。
 「よし、貼り付けるぞ。」
 その後、サウラーはゲームセンターを後にし、高島平警察署の方へ向かった。治安悪化の狙いがあったのである。

 地下鉄都営三田線車内

 美希と祈里の乗った地下鉄が高島平駅へ到着しようとしている。
 「キューーーーッキューーーーッキューーーッキューーーーーッキューーーーーーウーーーーッーーーウ。プシュ、ピンポンピンポン。」
 「ピューーッピューーッ。」
 「高島平、高島平。」
 「ブッキー、着いたわね。」
 「ラブちゃん、また例の場所にいるわね。急ごう。」
 美希と祈里は階段を降り、改札を出た。
 「ピッ、ピッ。」
 その後、駅舎を出て赤塚公園北側へ向かった。

 高島平駅北側商店街にあるゲームセンター

 「ズズズズズズズ。」
 「オサキマックーーーラーーーーーァ。」
 サウラーがカードを貼り付けたスロットマシーンが動き出した。そして、外を出た。更に巨大化した。

 赤塚公園内ドーナツカフェ

 「オッ、来たでい。」
 「ミキターーン、ブッキーーーーィ。」
 「ラブちゃん、どうだった。」
 「評判良かったよ。」
 「そう、あたしのクラスメートたち大好評よ。」
 「私のクラスもよ。」
 「良かったわね。さあ、行こうか。」
 「どこへ。」
 「私の家よ。もう1回シフォンに嗅がせるのだから。」
 「眠っちゃうところがいいもんね。」
 「毎度あり。」
 ラブたち3人は桃園家へ向かった。

 高島平警察署前

 「サキクラサキクラ。」
 「来たか、オサキマックーラ1号。周りに動物たちも集めたな。」
 「サキクラ。」
 「よし、ヤレッ。ここの警察官たち全員、動物に入れ替えるのだ。」
 「オサキマックーーーーラーーーーーッ(畏まりました)。」
 「カチャ。クルクルクル。ポンポンポン...ポン。」
 高島平警察署いる警察官と周りにいる人々が動物にされ始めた。
 「今日も平和だなあ。」
 「こんにちは。」
 「あれっ。何がどうなっているのか。」
 出入口前にいる警察官が犬にされてしまった。
 「エッ、ウェーーーーーーッ。」
 「通りすがりのオバサンは逃げ出した。」
 「よし、行くぞ。もっと拡大して混乱させるのだ。」
 サウラーとオサキマックーラ1号は、再びゲーセンの方へ向かった。スロットを回しながら。

 一方
 
 ラブたち3人は桃園家に到着した。そして、家に入り部屋へ向かった。
 「スルスルスル。」
 「ただいま。」
 「お帰りやす。」
 「キャーーーッ、フェレット、怖いーーーーーっ。」
 「ポイ。」
 「ヤバイ」
 「ポイ投げしたアロマを美希が受け止めた。」
 「何でやねん。」
 「ブッキーどうしたの。」
 「イヤーーーーーッ。」
 「タルト、チョット席を外して。」
 「ヘイ。」
 「スルスルスル。」
 「ブッキー、一体何があったの。」
 「あれだけの怖がりよう、幼い時に何かあったとしか言えないわ。」

 一方、サウラーとオサキマックーラ1号は

 ゲーセンの入ったビルに戻り屋上の登った後、スロットを回し続けた。
 「ポンポンポンポン。」
 「レギュラーボーナスが当たったぞ。更に広がれ。」
 クローバータウン内、ほぼ全域、動物に近付いていない人々を除いて全員、人と動物が入れ替わった。高島平警察署を最初に狙われたため、治安が極度に悪くなった。

 桃園家

 「ブッキー、もう落ち着いたね。タルト入れるわよ。」
 「うん。」
 「スルスルスル。」
 「もう大丈夫でっか。」
 「大丈夫よ。」
 「タルト君、ごめんね。」
 「ヘエ。」
 「そう言えば、この時が初対面だったよね。」
 「今まで逢ってなかったんだ。」
 「だって、あの巨大犬怪獣との戦いで怪我をして、遊園地へ連れて行かなかったし、占いの時も
ペット持ち出し禁止で連れて行かなかったし、いつも、ブッキーと一緒に出かける時、タルトは家で留守番ばかりだったもんね。」
 「そう言えば、祈里はんにプリキュアに関する説明全くしてなかったねん。」
 「その件は、私たち2人で説明したわ。」
 「そうでっか。キュアビタンの材料探しに行った際、一緒にいたでえ。そん時、祈里はんいたやありまへんか。」
 「気付かなかった。」
 「ワイの存在見てへんかったんか。」
 「ごめん。」

 ゲーセンの入った屋上

 「ポンポンポン...ポン。」
 「やったあ。『7』が揃ったあ。付加効果も最強を引いた。スーパービッグボーナスゲームだ。覚悟しろ。」

 桃園家

 「よかった。どうにかなって。」
 「ウッ。」
 「ウッ。」
 「ラブ、何か変よ。」
 「アレッ、急に背が縮んでこんなに毛むくじゃらだったかな。ゲッ、こんなに大きな尻尾がある。ウワーーーン。」
 「エッ、どうなってるの。」
 「わいも変やねん。体毛あらへんこんなつやつやな肌してまっかいな。これ、祈里はんの女子高
生制服着てまんねん。ほら、これ捲ったるで。」
 「うわっ。」
 「何見せてるの。白くて小さいの穿いて。」
 「いやーーーん、やめてーーーぇ。」
 「隠しなさい。」
 「完全に人格はタルトになってる。」
 すると、祈里のリンクルンから着信が入った。
 「ブッキー。電話よ。」
 「ヘエ。」

 山吹動物病院

 「もしもし、祈里。動物病院急に動物たちが押し寄せて困っているの。手伝いに来て。」
 「オカン、何やねん。」
 「オカンって、祈里、いつの間に近畿地方の言葉喋るようになったの。」
 「ワイか。もともとこんな言葉遣いやねん。」
 「ワイとかねんとか、どうかしたの。ちょっと待って、パパと代わるわ。」
 「パパって、オトンのことでっか。」
 返事がなかった。
 「あなた、大変よ。祈里が。」
 「どうした、尚子。」
 「祈里が近畿地方の言葉遣いで喋るのよ。」
 「近畿地方の言葉。関西弁か。」
 「そうみたいよ。代わって。」
 「分かった、分かった。」
 通話を正と交代した。

 再び、桃園家では
 
 「もしもし正だ。」
 「オトンでっか。」
 「オ、オトンだと。君は誰だね。」
 「ワイか。」
 「そうだ。」
 「ワイは、女子高生に入れ替わったタルトって言うねん。」
 「タルトって、あのフェレットか。ならば、フェレットと代わりなさい。」
 「ヘエ。」
 「どうしたの。」
 「ラブ、受け渡す相手が間違ってるのよ。」
 「ブッキー、リンクルン持てる。」
 「持てるわよ。」
 「ハイ。」
 「もしもし、パパ。」
 「祈里か。一体どうしたんだ。」
 「私、なぜかフェレットにされてしまったの。」
 「そんな小動物にか。ママに代わるぞ。」
 「うん、パパ。」
 通話は尚子と交代した。
 「もしもし、祈里。」
 「祈里よ。ママ助けて~~~~ぇ。エーーーン、エーーーーン。」
 「フェレットにされたんだって。」
 「そうよ。」
 「仕方ないわね。近畿地方の言葉を喋る女子高生も一緒に連れて来て。」
 「うん。」
 「じゃあ、切るわよ。待ってるから。」
 通話を切られた。
 「どうなるかなあ。」
 「祈里、学校通えるの。」
 「あたし、新宿駅まで同行するから分かるけど、電車は乗れないかも。」
 ラブと美希は、タルト風女子高生の制服姿を想像した。」
 「それもそうだけど、いざプリキュアに変身したら大変よ。」
 「こんな姿になってしまうのかしら。」

 想像編へ

 タルトはリンクルンを差し出し、変身用外部メモリーを差し込み90度に捻った。
 「チェンジ。プリキュア・ヒーーーーートアーーーッッップ。」
 タルトはイエロー濃淡チュチュドレス、ライトイエローのバニエ&アンダースコート、フレプリ紋様バッジ、イエローハートエンブレム付きオレンジリボン、両耳にイエローピアス、目元にダイヤモンドアイメイク、ライトオレンジチョーカー、胴体ストラップキャリーケース、両後足にダークオレンジのハイソックスとイエロー濃淡ブーツ、両前足にイエローブレスを自動装着した。そして....
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュキュアパイン。」
 「フニャフニャフニャーーーーーーーーーーーァ。」

 現実に戻って

 「こうなってしまうの。」
 「イヤダーーーーー。動物病院へ連れてって~ぇ。」
 「ごめん。」
 「忘れてた。」
 「行こうね、動物病院へ。」
 「あなたもよ。」
 「エッ、わいもでっか。」
 「そう、先生に診てもらうから。」
 「ヘエ。」
 「シフォン、おとなしくしていて。何かあったらパフェさん呼んで。」
 「キュアキュア。」
 ラブたち3人とタルトは山吹動物病院へ向かった。

 クローバータウンストリート全域

 幹線道路を中心に動物の人格にされたドライバーが相次いで事故を起こし騒然となり、所轄の警察署の警察官全員が動物にされた影響もあり、事故現場は戦場と化していた。

 ゲーセン屋上

 「幹線道路は戦場になっているな。首都高速池袋線もこの付近通行止めになったらしい。もっと
回せ、サキクラ1号。」
 「クラ。」
 「カチャ、クルクルクル.....ポンポンポンポン。」
 「やったぞ。また、ビッグボーナスを引き当てたぜ。」
 今度は、公共交通機関にも及んだ。乗務員が動物の人格にされた影響で、電車は一斉に緊急停止した。そして、最寄の駅まで最徐行しながら動いた。また、一部は駅に入れず、そのまま、ドアや非常口を開け、最寄の駅まで歩く結果となった。バスについても、緊急停止して乗客を降ろした。
中には、事故に巻き込まれたり操作無視で事故を起こしたバスもいた。以下の公共交通機関が運転見合わせとなった。高速道路通行止めも含みます。
 首都高速池袋線=中台~戸田南間通行止
 都営地下鉄三田線=西高島平~志村坂上間、東武東上線=和光市~池袋間、東京メトロ有楽町・副都心線=和光市~小竹向原間、国際興業バス=板橋区、北区、練馬区全路線、西武バス=東武東上線和光市以東各駅発着系統
 これらにより、不幸のゲージが効果的に上昇しております。

 山吹動物病院

 ラブたち3人が到着した。祈里の両親の指示により裏口へ回った。
 「おおっ、待っていたぞ。」
 「オトン、見てや。」
 「まあっ。」
 「はしたない。イカン、来ちゃうぞ。」
 「祈里、やめなさい。」
 「祈里はここよ。」
 「こんなに小さくなって。」
 「で、君は。」
 「わい、ナニワの女装少年タルトって言うねん。」
 「もう本当に困っているのよ。」
 「平気で見せびらかすから。」
 「とにかく、フェレットの方は私の診察室へ連れて行こう。ナニワの女装少年は尚子、娘の部屋へ案内してくれ。」
 「はい。」
 入れ替わったタルトと祈里は、それぞれの部屋へ別れて向かわせた。

 院長室

 「ここなら大丈夫だ。私専用の診察室兼執務室だからな。押し寄せてくる動物たちは、部下たち
に任せよう。」
 「パパ助けて。どうすれば良いの。」
 「どうすれは良いと言っても、パパは獣医であってマジシャンではない。おっと、この部分怪我をしているな。応急手当をしよう。」
 正は、フェレットにされた祈里の尻尾の部分の手当てを始めた。

 山吹家 祈里の部屋

 「よっこらせっと。」
 「また、脚大開き。」
 「困ったわね。」
 「人格がタルトだけに。」
 「性格は浪花の男。」
 「スルスルスル。」
 「祈里ちゃんのお母さん。」
 「ジュースとお菓子持って来たわよ。」
 「やったで、早よ食べたいねん。」
 「まあ、こんな娘に育てた覚えないわ。近畿地方の言葉喋るわ、行儀知らずの動作をするわ、い
い加減にしなさい。」
 「ヘエ。」
 「まあ、お母さん落ち着いて。祈里ちゃんはお父さんの部屋にいるから。」
 「この行儀知らずは、女子高生にされたフェレットですから。」
 「それもそうね。フェレットが来るまでゆっくりして。」
 「ハイ。」
 「ヘエ。」

 再び、院長室では

 「どうだ、痛くないだろう。」
 「うん。」
 「それにしても、君が苦手としたフェレットにされてしまうとは。」
 「いやだぁ~。早く戻りたい。」
 「覚えておるかな。君がフェレットが苦手だった理由を。」
 「覚えていない。」
 「そうか。もう13年ぐらい前の話だからな。」
 「そんなに。」
 「そうだ。君が3歳の頃だ。診察にきた来客のフェレットを可愛いと思ってなでて入る時、口元まで手が行った時、噛まれてしまったことを。」
 「思い出したわ。」
 「そうだろ。出血もして、痛いって泣いていたぞ。」
 「うん。あれからだったよね。」
 「応急手当をした後、病院を探し回ったぞ。」
 「もうその話いいわ。」
 「そうか。自分がこの姿になった経験は、きっと苦手を克服するはずだ。人と動物、お互いの気持ちを解かり合うためにも近付けなければいけないぞ。」
 「この姿って、魔法によるものなの。」
 「そうだ。獣医では無理。マジシャンの仕業だ。」
 「じゃあ、皆に知らせて所在を突き止めるわ。」
 「分かった。行くが良い。」
 正は扉を開け、自分の部屋へ向かわせた。

 再び、祈里の部屋では

 「タルト、本当に飲み物飲み方知らないんだから。」
 「こぼしたらダメよ。」
 「ヘエ。」
 「ちょっとテレビ付けてみよう。」
 「うん。」
 テレビを付けた。
 「ワイドショーの中継よ。」
 「本当にひどいね。アッ、字幕が。」
 「何々、地下鉄、バスがストップしたって。お父さん帰って来れるかしら。」
 「国道17号線、玉突き事故で道路はメチャクチャよ。」
 「ヒドイ。」
 「運転中、動物の人格にでもされたら、ブレーキもかけず大事故になってしまうわよ。」
 すると
 「スルスルスル。」
 「ブッキー。」
 「分かったわ。これはラビリンスの仕業よ。」
 「ラビリンス。」
 「こんな姿にされる魔法を使えるとしたら、ラビリンスしかいないわ。」
 「これ以上、混乱が広がった大変。とにかく探すわ。」
 「やっぱ、ラビリンスでっか。」
 「そうよ。一緒に行きましょう。」
 「ヘエ。」
 こうして、ラブたち3人とタルトは山吹動物病院を出てラビリンスの面々を探し始めることにした。
 
 再び、サウラーとサキクラ1号は
 
 「当てろ当てろ。」
 「カチャ、クルクルクル、ポンポンポンポン。」
 「また、ビッグボーナスを引き当てたぞ。ドンドン広がれ。もっと泣けワメけ。」

 赤塚公園

 ラブたちは、公園へ入った。
 「ここは、人と動物が接しやすい場所よ。」
 「なぜか動物たち、よくしゃべるね。」
 「カオルちゃん無事かな。」
 「そう、すぐでっせ。」
 「無事だ。聞いてみよう。」
 「カオルちゃーーーん。」
 「ボーーーン。」
 「良かった。何事もなくて。」
 「ウガーーーン。」
 「私たちはこれにて失礼するわ。」
 「ボーーーン。」
 ラブたちは去って行った。
 カオルちゃんは無事なワケ無かった。その正体は
 「でやんでい。無事なワケ無いでい。ウシガエルにされてしまったんでい。これぞまさしく見違える、間違える、ひっくり返るでい。」

 一方
 
 ラブたちは高島平警察署を通過しようといていた。
 「おーーーい、君たち助けてくれ。」
 「あなたは。」
 「高島平署の守衛を担当している巡査です。」
 「巡査。犬されたあなた。」
 「そうです。犯人は大きいスロットマシーンを呼び出してこんな姿にされたのです。」
 「他の警察官たちもそうなの。」
 「そうです。」
 「こんな姿では治安がメチャクチャになってしまう。」
 「その犯人たちはどこへ行ったの。」
 「高島平駅前商店街の方向です。」
 「分かったわ。私たちは女子高生だけど、何とか問い詰めてみせるわ。」
 「お願いします。」
 ラブたちは、高島平駅前商店街の方へ向かった。
 「女子高生に助けらるなんて情けない。」
 「その女子高生たちって、もしかしてプリキュア隊。」
 その後、ラブたちは高島平駅前を通過しようとしていた。ところが、祈里とタルトが出遅れてしまった。
 「全ホーム地下鉄車両が停車してるわよ。地下鉄はかなりハイテクな装置も付けているから、運
転士が動物の人格にされても、自動装置で停止と制御ができるからね。」
 「ここの人たち動物の人格にされている疑いがあるわよ。急いで通過して。」
 「OK。」
 ラブと美希は全速力で駅前商店街へ向かった。

 一方、タルトと祈里は
 
 「エーーーン。もう歩けないよう。タルト君抱っこして。」
 「わいがでっか。」
 「そう。」
 ナニワの女子高生女装少年タルトは、フェレットにされた祈里を抱きかかえた。
 「全速力で走って。」
 「ヘエ。」
 この状態で駅前商店街へ向かった。

 高島平駅北商店街

 ラブと美希は荒らされているゲームセンターを疑い入店した。
 「どうやらここね。」
 「上層階よ。」
 「OK。」
 ラブと美希は階段を上がった。そして、屋上へ到着した。
 「バタン。」
 「ヤイ、サウラー。」
 「来たか。人と動物を入れ替えて地域の治安極度の悪化、大事故誘発、その他数々の大混乱を惹き起こして不幸のゲージを大幅に上げようと企てたのだが。」
 「許さない。変身よ。」
 「OK。」
 ラブと美希は、リンクルンを差し出し変身用外部メモリーを差し込み90度に捻った。
 「チェーーンジ。プリキュア・ヒーーーーートアーーーッッップ。」
 ラブと美希はプリキュアに変身した。
 「ピンクのハートは愛ある印。」
 「パンッ。」
 「もぎたてフレッシュ、キュアピーチ。」
 「ブルーのハートは希望の印。」
 「パンッ。」
 「摘みたてフレッシュ、キュアベリー。」
 「来たか。戦闘モードに切り換えるぞ。レギュラーボーナス以上で連続でコインを吐き出して飛んで来るぞ。ヤレッ、オサキマックーラ1号。」
 「オサキマックーーーラーーーーーッ(畏まりました)。」
 「カシャ、クルクルクルクル。」
 「タアーーーッ。」
 「トオーーーーッ。」
 「ボコボコ。」
 「効かない。」
 「固い。」
 「ポンポンポン...ポン。」
 「ジャラジャラジャラジャラ。」
 「キャーーーッ。」
 「痛い。」
 「フッ、弱いねえ。」
 「こうなったら、コレよ。」
 「OK。」
 ピーチとベリーは、リンクルンを差し出しあるものを呼んだ。ティスプレイから小さな盾のようなものが出て来た。そして、受け取った。
 「プリキュア・ワンダーバンクル。」
 「何、プリキュア・ワンダーバンクルだと。」
 プリキュア・ワンダーバンクルとは、弓矢の矢、拳銃の銃弾、ランチャミサイルなどあらゆる飛び道具系の攻撃を受け止めて防ぐ防具である。

 高島平駅北商店街

 ナニワの女装少年タルトは、フェレットにされた祈里を抱きかかえながらゲームセンターへ到着した。
 「着いたで。」
 「降ろして。」
 「ヘエ。」
 「かなり荒れているわね。でも、どうやって変身すれは。
 祈里は父の言葉を思い出した。
 「人と動物、お互いの気持ちを解かり合うためにも近付けなければいけないぞ。」
 現実へ戻って
 「タルト、リンクルンを出して。」
 「これでっか。」
 「そう、横に開いて。」
 「ヘエ。」
 「鍵のようなものある。」
 「これでっか。」
 「そう、それを差し込んで。」
 「ここでっか。」
 「90度に捻って。」
 「ヘエ。」
 ナニワの女装少年タルトの強制的着替えが始まった。
 「チェンーージ。プリキュア・ヒーーーート・アーーーッッップやで。」
 ナニワの女装少年タルトはイエロー濃淡チュチュドレス、ライトイェローのバニエ&アンダース
コート、フレプリ紋様バッジ、イエローハートエンブレム付オレンジリボン、両耳にイエローピアス、目元にダイヤモンドアイメイク、ライトオレンジのチョーカー、胴体ストラップキャリーケース、両脚にダークオレンジのハイソックス&イエロー濃淡のブーツ、両腕にイエローブレスを自動装着した。

 一方、屋上では

 「ジャラジャラジャラジャラ。」
 「コンコンコンコンコンコンコンコン。」
 「ボーナスゲームを当てられちゃったよ。」
 「キリが無いねえ。」
 「ジャラジャラジャラジャラ。」
 「コンコンコンコンコンコンコンコン。」
 「ハハハハハハッ。もっとやれ。」
 「何がもっとやれやねん。」
 「パイン、タルト。」
 「ジャラジャラジャラジャラ。」
 「まただ。」
 「コンコンコンコンコンコンコンコン。」
 「オイ、ワレ、サウラー。コテコテにいてまうで~ぇ。」
 「お願い、元に戻して。」
 「ワレ。いてまう。」
 「よく来たね。またよ。」
 「ジャラジャラジャラジャラ。」
 「コンコンコンコンコンコンコンコン。」
 「ボーナスゲームが終わったわ。」
 「クラッ。」
 「今のうちに名乗るよ。」
 「ヘエ。」
 「イエローハートは祈りの印。」
 「パンッ。」
 「とれたてフレッシュ、キュアパイン。」
 「レッツ!プリキュア!」
 「何がレッツプリキュアだ。引き続きヤレッ、サキクラ1号。」
 「わいらサウラーいてまうで。」
 「そっち攻めるの。」
 「そや。操作でけへんようにしたるで。それまで辛抱や。」
 「仕方ないね。」
 以下、下記の組み合わせでバトルが始まった。
 キュアピーチ&キュアベリーVSオサキマックーラ1号
 キュアパイン&タルトVSサウラー

 まず、対サウラー戦では

 「ヘヘヘヘヘッ。ヒョロ長いあんさん、股間のアレもヒョロヒョロ伸びてまっか。」
 「何を言う。」
 「ああ~ん、うっふぅ~ん。」
 「コラ、見せるな。」
 「ニョキニョキニョキニョキ。」
 「ゲッ、伸びてる。」
 「ほな行くで~ぇ。プリキュア・アタックや。」
 体当たりするように見せかけてサウラーに抱き付いた。
 「チューーーーッ、チューーーーッ。」
 「うわっ、何をする。」
 「伸びてるわよ、サウラーくん。」
 「やめろ。」
 「やめへん。あんさん、これも好きでっしゃろ。」
 「プリキュア・ボインビンタ。」
 「ベチン、ベチン。」
 「イテテテテテテッ。マジいてーーーーえ。」
 「ヘヘヘッ。どないやねん。」
 「何てアマとケダモノにだ。覚えてろ。」
 サウラーは去った。

 一方、キュアピーチとキュアベリーは

 「サキクラ。」
 「またスロット回し始めたわよ。」
 「キリがないねえ。こうなったらこれよ。」
 ピーチとベリーはリンクルンを出した。
 「ダブル怪電波。」
 「ピピッピピッ。クルクルクルクル。」
 「設定確率が通常の4分の1まで低下した。」
 「ポンポンポン。」
 「ハズレ。」
 「クラ。」
 「ポン。」
 「ヤーーーイ。悔しかった当ててみろ。」
 「サキクラ。」
 「カシャ、クルクルクルクル。ポンポンポン。」
 「ハズレ。」
 「クラ。」
 「ポン。」
 「ピーチはん、ベリーはん、お待たせやで。」
 「パイン、タルト。」
 「サウラー逃げたで。」
 「よくやったわ。」
 「これで操る者がいなくなったわ。」
 「サキクラ。」
 「カシャ、クルクルクルクル。ポンポンポン。」
 「ハズレ。」
 「クラ。」
 「ホン。」
 「行くわよ。」
 「OK。」
 フレッシュの3人は一斉にジャンプした。そして....
 「トリプルプリキュア・キィーーーーーック。」
 「バコッバコッバコッ。」
 「ドシーーーン。」
 サキクラ1号は転倒した。
 「ここは任せて。」
 「こんな奴、アレがよう効きまっせ。回路ショートしたるで~ぇ。」
 パインとタルトが一緒になって唱えた。
 「プリキュア・サンダー。」
 「バチビリビリビリビリ。」
 「サキクラサキクラ。」
 回路がショートした。
 「大分弱体化したわ。さあ、仕上げるわよ。」
 「OK。」
 ピーチとベリーはワンダーバンクルを引っ込めた。そして....
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・エスポワールシャワー。」
 「ピューーーーッ。」
 「ウッ。」
 「ほな行くで~ぇ。」
 「OK。」
 「悪いの悪いの飛んで行きや。プリキュア・ヒーリングブレアーーーッ。」
 「シューーーーッ。」
 「バチバチバチバチ。」
 「ウゴーーーーッ。」
 「さあ、私の出番よ。」
 「キィーーーッ。」
 キュアピーチはリンクルンを差し出した。横に開いてピルンを差しピーチロッドのコマンドを選択した。
 「2秒以上押してください。」
 クリックボタンを2秒以上押した。
 「ハッ。」
 ディスプレイからピーチロッドが出て来た。そして、受け取った。
 「届け。愛のメロディ、ピーチロッド。」
 「ドレミファソラシド、カチャ。」
 「悪いの悪いの飛んで行け。プリキュア・ラブサンシャイーーーン・フレーーーーーッシュ。」
 「シューーーーン。」
 「ウゴッ。」
 「ハアーーーーーッ。」
 「オサキマックーーーーーラーーーーァ。シュワワシュワワ。」
 オサキマックーラ1号は、吐き出して飛ばしたコインを全て吸い込み、元のスロットマシーンに
戻った。
 「やったあ。」
 「勝ったあ。」
 「やりましたねんなあ。」
 「でかしたわよ。」
 ここでタルトと祈里が握手するかのように手を触れたその時。
 「ん。」
 「何か起こった。」
 「もしかして、元に戻っているのでは。」
 「ホンマや。」
 「良かったぁーー。」
 「さあ、引き上げよう。」
 「OK。」
 「わいはどないするねん。」
 「悪いけど歩いて帰って。」
 「しょうがおまへんなあ。」
 「ハハハハハハハハハハ。」
 フレッシュの3人は飛び立った。

 山吹動物病院

 来訪していた動物たちが次から次へと去って行きます。
 「院長、動物たちが去って行きます。」
 「何かに気付いたのかな。人間の言葉もしゃべらなくなったし。」
 「あなた。元に戻っているかもしれません。」
 「そうか。事態は解決の方に向かっているな。」

 高島平警察署出入口

 「元に戻った。あの犬はどうしたのだろう。」
 「クンクン。」
 「良かった。君も無事で。そのうち、飼い主さん来るよ。」
 「オーーーイ、こっちはそれどころじゃないぞ。」
 「あっちこっち事件、事故だらけで処理するのは大変だぞ。」
 「署内も動物が多数乱入してメチャクチャよ。」
 「手伝ってくれ。」
 「ハイ。」
 すると
 「あのう~。」
 「これはおばさん。」
 「ウチの○×君はいませんか。急に変なことが起こってしまって、怖くて逃げてしまったのです。」
 「大丈夫ですよ。この通り無事です。」
 「○×ごめんね。急に人間の言葉をしゃべるから逃げてしまったの。」
 「来てくれて良かった。」
 「そうか、君はこの犬にされていたのか。」
 「ハイ。」
 「とにかく、手伝ってくれ。」
 「ハイ。」

 赤塚公園

 「バチャバチャバチャバチャ。」
 「キャハハハキャハハハキャハハハハハハハハハハ。」
 「シューーーン。」
 「あれ。」
 「元に戻った。」
 「ちゅめたーい。寒い。」
 「ハクション、ハクション、ハクション。」
 「何やってんでい、OLども。こっちも元に戻ったでい。ウシガエルにされた時はどうなることか。でも、ホットしたでい。」

 ラビリンス総統官邸内謁見の間

 「申し訳ございません。またしても失敗してしまいました。」
 「何を言う。よくやった。おかげで不幸のゲージが大幅に上がったぞ。」
 「エッ。」
 「サウラー君、この映像をご覧になるざーます。」
 「ピンッ。」
 「こ、これは。」
 「四ツ葉町内にある国道17号線の様子だ。」
 「運転者が動物と入れ替わったことで、運転操作がメチャクチャになり、中にはブレーキもかけずに突っ込んだ車もいて大惨事になっておるぞ。」
 「それどころか、当事者同士での激しい殴り合いまでも起こっている。」
 「そうでしたか。」
 「鉄道も停止となり、地域は運転休止となったざーます。」
 「行き来もできないワケじゃ。」
 「しかも、所轄の警察署を真っ先に狙ったことで治安も極度に悪化したのも確かだ。」
 「そうですか。」
 「よくやった。ゆっくり休むとよいぞ。」
 「ハッ。」
 サウラーは謁見の間から去った。それと入れ替わるかのようにイースが入って来た。
 「メビウス様。」
 「どうした、イース中将。」
 「サウラー中将には負けるワケには参りません。早速、出動の命令を。」
 「相分かった。行くが良い。」
 「ハッ。」

 桃園家

 フレッシュの3人は既に変身を解いていた。ラブたち3人はラブの部屋にいる。
 「パフェ、来ていたの。」
 「あらあら、シフォンに留守番を任せるなんて珍しいわ。」
 「キュアキュア。」
 「お腹空かないかなあと思ってきたのよ。それにしてもよく頑張ったわね。」
 「そうですか。」
 「今回の事態、長く続いたら首都壊滅へつながっていたよ。」
 「そうなの。」
 「ところでパフェさん。なぜ、この事態を知っていたのですか。」
 「あら、リンクルンでも情報が流れるわよ。有事発生は常にスウィーツ王国の緊急センターへ必ず情報が入って来るわよ。ホラ。」
 「アッ、本当だ。」
 「すごい事故の映像ね。」
 「これがラビリンスの狙いだったワケ。」
 「ねえ、これどうやって情報提供されてるの。」
 「偵察妖精『テルン』って知ってる。ピックルンと同じ鍵型妖精よ。」
 「そんな妖精もいるの。」
 「複数存在し、敵のあらゆる不穏な動きを捉え情報提供しているのよ。」
 「そうなんだ。」
 「テルンは情報提供で持って君たちをサポートしているのよ。」
 「ハイ。」
 「アッ、思い出した。夕方からダンスレッスンがあったわ。」
 「こんな有事があった後だから、落ち着いてミユキさんに問い合わせてみなさい。」
 「ハイ。」
 ラブはミユキさんへリンクルンで通話を始めた。
 「もしもし、ミユキさん。」
 「ラブちゃん、今日は何があったの。事務所を出て駅へ着いたら、高島平方面行き地下鉄運転
見合わせよ。道路も通行止めの情報が入って、赤塚公園へ行けなかったわ。よって、今日は中止。
また明日ね。後で、レッスン開催日時をお知らせするわ。」
 「ハイ。」
 通話を切られた。
 「ホッとした。ダンスレッスンは中止だって。」
 「大惨事が起きたワケだから、移動ができないワケだから中止になるのは当然ね。ところで、家族の安否心配しないの。」
 「アッ、ママの店どうなっているのだろう。」
 「美希ちゃん、至急連絡入れなさい。」
 「ハイ。」
 美希は、レミへ向けて通話を始めた。
 「もしもし、ママ。」
 「美希、何やってるの。動物がいっぱい乱入して店はメチャクチャよ。早く帰って来て、後片付けして。」
 「ハイ、ママ。」
 通話を切られた。
 「ホラ、言った通りでしょ。」
 「ハイ。」
 「私も、お母さんの様子聞いてみるわ。」
 ラブ、今度はあゆみに向けて通話を始めた。
 「あゆみさんスーパー勤務だったよね。店メチャクチャにされたかもしれないよ。」
 「もしもし、お母さん。」
 「ラブ、手伝ってよ。動物たちがたくさん乱入して略奪事件が起こって店はメチャクチャよ。手伝いに来て。」
 「ハイ。」
 通話を切られた。
 「どうやら、ラブちゃんと美希ちゃん、お手伝いしに行ってあげて。」
 「ハイ。」
 「私はどうすれば良いの。」
 「ラブちゃんと一緒に行ってあゆみさんを助けてあげて。」
 「ハイ。」
 ラブたち3人は、母親の職場へ後片付けの手伝いに向かった。桃園家はスウィーツ王国の民だけになった。
 「パフェはん、人と動物が入れ替わること自体こんな悲惨な結果を招きはるんでんね。」
 「そうよ。だから、家族の安否を最優先に行わせたワケ。」
 「ホンマ、家族の絆って大事でんなあ。」
 「そうよ。プリキュア隊はチームで行動するのが基本。だから絆が大事なワケ。そう、タルト、祈里ちゃんと仲良くなれたのだから、アズキーナの産んだ子供たちいつかここへ連れて来て皆に見せてあげましょう。」
 「キュアキュア(賛成)。」
 「パフェはん、ホンマ大丈夫でっか。」
 「大丈夫よ。」
      完
 
  
 
 

 
後書き
 サウラーの功績は、メビウス総統から高い評価を得た。ここで、うかうかしておれないイースは直ちに、次なる戦闘計画申請書をメビウス総統に提出します。 
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