| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

リリなのinボクらの太陽サーガ

作者:海底
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

邂逅

 
前書き
原作主人公覚悟回 

 
あれから数日……。

はやてとの散歩のおかげでこの街の地理は大方把握し、夜に行うフェイト達とのジュエルシード捜索で有効に活用できた。と言ったものの、見つけたジュエルシードは神社の以外だと1個しか手に入れておらず、あまりにスローペース過ぎて先が思いやられる。
例のヴァンパイアもあれきり姿を見せずにおり、イモータルの行方が知れない現状に内心もどかしさを感じている。

そんな状況だと言うのに、八神家で厄介な事態が発生した。それは……、

「ごめんな~……私としたことが風邪をひいてしまうなんて……」

家主のはやてが風邪をひいた。いや、実際は彼女だけではない。

「げほっげほっ! ご、ごめんね……はやて。私が転んだせいで……」

「だ~いじょ~ぶや~、気にせんでもええよ~。けど、私もフェイトちゃんもさっさと風邪を治さないとな~……クシュン!」

はやての隣で寝ているフェイトが弱った状態で申し訳なさそうにしていた。そう、彼女も同じ時に風邪をひいてしまったのだ。
昨日、フェイトたちが寝泊まりしている二階の部屋が諸事情で埃っぽかったので大掃除をしていた途中、フェイトが水を入れ替えたバケツを運んでいたら階段でうっかり転んで、偶然前を通りかかったはやても一緒に水を被ったのが原因だろう。なお、フェイトが滑ったのは一階のすぐ近くだから二人に怪我はなかった。

「病人は大人しく寝ていろ、風邪が悪化したらどうする?」

「うん……」

「い~つもすまないねぇ~」

「ネタに走る余裕があるなら心配いらないな。それはそうと……」

「ハックション!! すっごい肌寒いよぉ~……! あたし……ちゃんと治るのかなぁ……」

「なぜ水を被っていないアルフまで風邪をひいてるのだ……?」

もしや使い魔だからフェイトの病気がパスを通じて移ったのかもしれない。真偽がどうであれ、この家の人間はおれ以外全員病床に伏している。つまりおれ一人で彼女達の看病をするしかないのだ。
ちなみに今朝、彼女達が風邪をひいていると気づいてから看病しやすいように居間に布団を運んで全員を寝かせている。不幸中の幸いか、一人じゃないから孤独感は紛れるはず……。そう考えると俺達がこの家に来なかったらはやては一人で闘病する羽目になっていたのか? 

年齢が10にも満たない少女が自分以外に誰もいない家で風邪をひき、誰も看病してくれないまま布団の中で孤独に震える……そんな光景を想像した。なんだこの寂し過ぎる光景は。……真面目に看病してやろう。

「ちゃんと風邪薬を飲んだから後はしっかり寝れば治るはずやけど……サバタ兄ちゃん、念のため薬を補充しといてくれる?」

はやて達の額に張った冷えたシートを替えている時、買い物を頼まれた。彼女達が動けない以上、健康なおれが行くしかない。

「さっき使い切ったのと同じ薬で良いのだな? すぐに買ってくるから、大人しく寝ているんだぞ」

「りょ~かいや」

「早く……戻ってきてね」

「世話をかけるねぇ……」

今の八神家に健康な人間がいないのは危ういから、できるだけ急ぐつもりだ。その意思を込めて視線を送ると、彼女達は微かに安心したようだった。

少し遠いが薬局の場所は以前の街案内で教えてもらっている。だからすぐに行けると思っていたのだが…………道中で異常な大きさの木の根が道を塞いでいた。
こんなものは自然発生するものではない。太陽樹も長い年月を生きればこれに匹敵するほど成長するが、そもそも太陽樹はこの世界に存在していない。突然変異にしても街を一部喰い破る成長速度はあり得ない事から、この事態の原因は……。

「ジュエルシードか……こんな時に!」

発生地点は隣町らしく少々遠いようだ。少し時間をロスしてしまうが、放っておいて大惨事を引き起こさせる訳にもいかないし、そもそも薬局への道が通れないのだからどちらにせよ対処しなければならない。
木の根をたどって中心点に向かい、行く方向にそびえ立つ大樹を射程に入れる。さて、暗黒銃で暴走体と戦うのは何気に初めてだが、果たしてどこまで通用するのやら。

――――ッ!

敵意に敏感なのか、人の身をはるかに超える大きさのツタがうなりを上げてこちらに叩き付けられる。あの巨体にしては意外に早いものの、世紀末世界の戦いを経験しているおれならゼロシフトを使用せずとも回避できる。

「そんな……こんなに被害が!」

「遅いかもしれないけど、今から結界を張るよ!」

誰だか知らないが二人分の声が聞こえた次の瞬間、甲高い音と共に全身に妙な感覚が走り、空が灰色に染まった。“封鎖結界”の効果は前にフェイトから聞いたから既に知っているが、初めて味わってみると、なるほどこういうものかと意外な程冷静に納得していた。

しかし……これを張ったのはどこのどいつだ?

「って、あれ!? なのは! 結界の中に人がいるよ!」

「にゃっ!? ゆ、ユーノ君、こういう時ってどうすればいいの!?」

肩に小さな獣を乗せた正統派(?)な白い魔導師の少女が、一人でテンパっていた。よく見ると肩の獣も口をきいているから、厳密には一人では無い。あれもアルフのような使い魔なのかもしれないな。

「おい、そこのおまえ」

「あ、はい! ごめんなさい!」

「なぜ話しかけただけで謝る?」

「そ、それは……」

「なのは! 攻撃が来るよ!!」

ハッと気づいた少女は急ぎ張った桃色のシールドで何とか防いだが、ツタの威力が彼女達の想定より強く、少女の軽い身柄は後ろに勢いよく吹き飛ばされた。都合よく正面にいたおれは態勢が崩れている彼女を受け止め、地面に激突させずに済ませた。

「あ……!」

胸元で少女がなぜか安堵の声を漏らしたが、俺はつい気が緩んでいた彼女に喝を入れる。

「何をボサッとしている! 戦いの最中に敵から意識を逸らすな!」

「は、はいッ!」

慌てて元気よく返事をして離れた少女に、追撃を仕掛けてきたツタにカウンターとしてクイックドロウで暗黒ショットを放つ。慣性の法則で咄嗟にかわせなかったツタにそれが直撃した瞬間、まるでマグマが当たったかのように触れた部分が溶けた。そのダメージで暴走体はこちらの攻撃を警戒するようになり、ツタでの追撃に二の足を踏んでいた。

「暴走体を構成していた魔力が消滅……いや、喰われた? その銃はいったい……?」

「獣、今は余計な詮索をしている場合ではない!」

「た、確かに今の僕の姿はフェレットだけどさぁ……」

“獣”呼ばわりがショックだったのか、顔に縦線が入る“獣”。本来の名前は先程呼ばれていたユーノと言うようだが、変な獣の姿をしているせいか、なぜか名前で呼ぶ気になれない。なお、同じ使い魔で素体が狼のアルフの場合は普段から人型でいるから普通に呼んでいる。つまり名前で呼ばれたければ一度でも人の姿を見せろ、という事だ。

ガルム? あれは元精霊で闇のガーディアンなんだから普通に名前で呼んでいたぞ?

ジュエルシード本体に向かってツタを破壊しながら突き進んでいくと、おれ達の進撃を抑えるべく木の根の障壁が道を遮っていた。後ろでは少女が律儀に魔法で打ち破ろうとしていたが、そうさせずともおれが暗黒独楽で薙ぎ払うだけで障壁が消滅して通れるようになる。反撃と言わんばかりに数多くのツタをしならせて連続的に降り注いでくるのを、時折ゼロシフトを交えながらツタの上に飛び乗ったり側面を蹴って跳躍したりしてかわし、暗黒ショットで迎撃する。

「この人……すごく強いの!」

「そんな事より、おまえ達はあれを封印できるのか?」

そう言って俺は暴走の中心を指差して尋ねる。中心点では巨大な青い結晶の中で二人の男女が意識を失っていた。どうやら今回は人に憑りついた暴走体らしく、他の動物と比べて思念の強さが大きいからここまで暴走したのだと“獣”が説明する。
ターゲットを指し示して尋ねると、少女は頷いた。彼女が機械的な形状の杖を向けて少々演出過多な封印魔法を使用すると、すぐさま周囲に大きな被害を与えていた木の根は跡形もなく消え去り、その場には気絶した男女とジュエルシードが一つ落ちている光景が残った。

「……片付いたか。ところでさっき、なぜおまえはいきなり謝ったのだ?」

「私のせいなの……私があの時ちゃんと確かめていれば、こんな事にはならなかったの。だから……」

「なのは………」

ぽつりぽつりと少女が落ち込みながら話した内容によると、発動前のジュエルシードを見かけたが本物とは断定できずに手をこまねいた結果、この事態を招いてしまったそうだ。なるほど、消沈する理由にも理解できる。
しかし彼女の言い分を聞いている内に、どことなく彼女の精神が形容しがたい形に歪んでいるように感じられた。だが彼女との関わりも別に深くないので、特に追及する気にはならない。とりあえず僅かな躊躇がどれだけ危険か理解した少女から離れ、おれはジュエルシードを拾って投げ渡す。

「うわっ! ととっ!?」

落ち込む気持ちを放り投げて慌ててキャッチした少女はほっと安堵の息を吐く。なぜ渡したかというと、今回のをフェイトに渡すには状況が悪く、何より彼女には風邪をさっさと治してもらいたい。この少女がこのままジュエルシードを集め続けるのなら、いずれにせよフェイトと争う事になるだろう。しかし今は少女と対立しない方が都合が良い。ただ、戦いに対して素人同然の少女には、せめて一つ決めておいてもらいたいことがあった。

「差し出がましいが言わせてもらう。今後もそれを手にするつもりなら、おまえなりの覚悟を決めろ」

「か、覚悟?」

「そうだ。このような普通の人間の手では負えない事態に挑むなら、実力もそうだがせめて心を支える芯となる覚悟を持て。それが無いままではいつか道を違え、自分だけでなく周りをも巻き込む滅びを招くぞ」

「…………」

こんな平和な世界で生きてきた子供には厳しいかもしれないが、ジュエルシードはおれが予想していたより大きな力だ。これを集めるとなると生半可な実力や想いでは途中で殺されかねない。暴走の被害を抑えようとするのは立派だが、それで自分の命を失ってしまっては元も子もない。
なお、子供を戦わせる事に俺は大して忌避感は無い。自分たちの境遇を棚に上げて偉そうな事を言える訳も無いので、その辺りは割り切っている。その分ケジメや責任はしっかりつけるつもりだ。

獣になのはと呼ばれていた少女は今回の暴走によって起きた周りの惨状を目に焼き付け、自らの胸中を語り出した。

「私は……ユーノ君のお手伝いができたらいい、そう思って始めました。だけど……私がちゃんと見てなかったから、人の多い街中でジュエルシードが暴走して被害を出してしまった」

浮かんだ言葉を口にする度に、少女の表情に懺悔の色が浮かび上がる。自らの失態を認めるのは難しく、辛いものだ。

「こんな気持ちのままじゃ、たくさん犠牲になる人が出てしまう。それじゃあ私たちが頑張って集めた意味が無い」

しかし彼女はそれを目の前で行い、そして……失敗を乗り越えようとしている。

「だからもうこんな事が起きないように、大きな被害が出て悲しむ人がいないように、私は戦うの! 困ってたら助けるという義務感じゃない、私や私の大切な人達が生きているこの街を壊されたくないから!」

そう言い切った少女の目は先程の悲痛に満ちた状態と違い、曇りなき空のごとく澄み渡っていた。それは自分が戦う理由を見つけた者が持つ眼。甘いかもしれんが少女はこの時、一つの壁を乗り越えたのだ。

「……それが、おまえなりの覚悟か」

「はい!」

「そうか……己の覚悟を決めたのなら、曲げる事無くそれを信じぬけ。いざという時、それがおまえの力となる」

「ッ! はい!!」

威勢よく返事をした少女におれは用が済んだとばかりに背を向け、当初の目的を果たしに立ち去「ま、待って下さい!」ろうとしたら、少女に呼び止められた。

「あの……あなたの名前を教えてくれませんか?」

「……サバタ」

「サバタさん……助けてくれたり励ましてくれて、ありがとうございます! あ、私は高町なのはって言います!」

「………そうか」

「ぼ、僕はユーノ・スクライアで―――」

「悪いがおれは急いでるんだ。家で風邪薬を待っている奴らがいるのでな」

「あ、それはなんて言いますか、誠に申し訳ありませんでした……」

「その人たちにお身体を大事に、と私からもお願いします」

「………ああ」

その後は呼び止められることも木の根に遮られることもなく、薬局へたどり着けた。風邪用ソフトカプセルの箱を購入した後、急ぎ足ではやての家に戻る。











やれやれ、ジュエルシードの妨害で余計な時間がかかった。おれが見ていない間にあいつらの容体が悪化していなければいいのだが……。

「ただいま」

『支えてるのは左手だ、利き腕じゃないんだぜ』

「へぇ……この男、かなりの力持ちなんだねぇ」

「あわわわわわわ……!」

「二人とも【コマンドー】見るの初めてやったんか。この筋肉を知らんのは多大な損やけどまあ古い映画やし、今の時代じゃ見てない人も逆にいるんやろうな。あ、おかえり~サバタ兄ちゃん!」

先日、録画した再放送の映画を見ていたはやて達の姿に、どっと肩に疲れが圧し掛かってつい嘆息した。考えている事はわざわざ言わなくても伝わっており、彼女達は3人そろって気まずそうな顔をしていた。

「あ~ほら? 私ら朝からずっと寝てたんやし、いくら風邪ひいてても寝過ぎて目が覚めちゃうやろ。せやから堪忍して~な?」

「ごめん。ちょっとのつもりで見たら結構面白かったから、つい……」

「やる事が無ければ無いで、なんか暇だったんだ。それにサバタが帰って来るまで案外時間かかってたし……」

それはジュエルシードのせいだが、どちらにせよ、おれが戻るのが遅くなったという意味に変わりはない。なのであまり強く言わない事にした。

「もういい、おまえ達の言い分は既にわかってる。とりあえず起き上がっても大丈夫という事は、体調はある程度良くなったんだな?」

「う~ん、少し寝たら咳が出なくなったぐらいで、まだ身体は少しだるいかな?」

「そうか。言っておくが、風邪は治りかけが危ない。3人とも気を付けろよ?」

『は~い』

三人とも返事は良いのだが、さっきからテレビ画面に映っている筋肉の男が妙に気になる。……ともあれ、いつも食事ははやてが作ってくれていたのだが、昼同様、病人に食事を作らせる訳にもいかないのでおれが動く事にした。

「はやて。おれが夕食を作るから台所を使わせてもらうぞ」

「え? サバタ兄ちゃん、おかゆ以外に料理できるん?」

「人並みにな。これまで(育ての)親が全く作らなかったから、基本的に自分でどうにかしなければならなかったんだ」

事実、ヘルはヴァンパイアだったから人の食事は必要ない。人の生き血を吸うヴァンパイアが料理をするわけもなく、必要に駆られて自然とそうなった。ヴァンパイアに囲まれて育った身だから自炊にも苦労したものだ。
だが、とある場所(確か【中華料理店 泰山】と言う名前の店跡)で手に入れたレシピにあった、とにかく香辛料をふんだんに使った超激辛麻婆豆腐はヘルもなぜか気に入っていた。なんでも「殺人的な辛味の中に隠れている、あるのか無いのかわからない絶妙な味が病みつきになる」そうだ。

元々嫌がらせで作った代物なのだが……。というかイモータルが人間の食事を気に入ってどうするんだ……。
なお、クイーンが口にしたのは2回目以降のもので、最初に麻婆豆腐を食べたのは実はザジだったりする。愉悦? なんのことやら。とりあえずその時の話は彼女の生い立ちに関わるからまたの機会にな。

「は~、それなら味も大丈夫そうやし、今日はそのまま任せるわ」

「と言っても今回重たいモノは作らんぞ。おまえ達が胃もたれしたいというなら別に構わんが」

「じゃあ風邪治ってから、本格的な物を作ってもらおっかな?」

「次の機会があれば、な」

ひとまず今日は世紀末世界でも食べられていたチキンスープをメインに作る事にした。「おかゆは味が薄過ぎて飽きちゃうよ!」と昼にアルフが嘆いていたものだから、ある程度要望に応えて少し味の濃いコレを出させてもらった。結果は中々の高評価であった。







「………腹の皮が張れば目の皮がたるむ、とどこかで聞いたな」

夕食後、薬を飲んだ彼女たちが布団で横になると、そう時間が経たないうちにフェイトとアルフの寝息が聞こえてきた。買ってきた風邪薬が無駄にならず役に立って良かった。

「なぁ、サバタ兄ちゃん……」

「どうしたはやて、眠れないのか?」

「うん。ごめんやけど私が寝るまで、手ぇ握っててもええ……?」

「………世話のかかる奴だ」

おれ達が来るまでずっと一人でいたはやてが人の温もりを恋しいと思うのは至極当然のことであり、誰か助けを求められる存在が近くにいてほしいと思ったのだろう。病気で心の寂しさが増し、本来の8歳児らしい素顔が垣間見えている今、はやてが放つ言葉は彼女の心そのものでもあった。

「えへへ……サバタ兄ちゃんの手、おっきくてあったかいなぁ~」

「そうか……何も救えない手だけどな」

「ううん、そんなことあらへんよ。だって今こうして、私を安心させてくれとるやないか。だから何も救えないなんて違うわ……」

「…………」

「この手はちゃんと救えとるよ。私も……フェイトちゃんも……アルフ姉ちゃんも…………。せやから………兄ちゃんが………ても私が………………………すぅ……」

話の途中ではやてが寝てしまった。やはり日頃の疲れが溜まってたのだろう。彼女の布団をかけ直した時に見えた表情は実に穏やかだった。それは彼女の両親が生きていた頃に見せていたのと同じくらい安らかな眠りだったことを、おれは知らない。

「救えている、か。……なぁカーミラ、おまえならどう思う……? 暗黒の道を進んできたおれがこんなことをしているのは、やはり滑稽だろうか?」

そっと呟いた言葉を聞いた月は、ただ静かに淡い光を瞬かせるだけだった。


 
 

 
後書き
この作品における暗黒物質の追加設定

鎮静化状態、活性化状態:元々暗黒物質は宇宙に存在する物質のため、地球上にもそれなりの量が存在している。世紀末世界ではその多くがイモータルの手で活性化されたため、吸血変異、アンデッド化が大量発生したのだと解釈しています。暗黒銃はサバタが暗黒チャージで吸収した鎮静化している暗黒物質を活性化させる性能を持っている設定などを追加させています。

魔力素消失:AMFが魔力素の結合を分解して魔法の発動を妨害するのに対し、こちらは魔力素そのものを消し去るため、素の威力が強力な分、使えば使う程周囲の魔法の力が低下します。魔導師の天敵とも言える凶悪な性質ですが、これぐらいやらないと原作主人公と比べて攻撃力にあまりにも差が……。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧