超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>
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第8話「ロックシード奪還作戦!」
裏切り者の可能性を示唆したラステイションの教祖、神宮寺ケイは各国に伝えていく!
それを知った貴虎は裏切り者探しをし、チカに化けた偽者が犯人だと特定!
斬月へと変身し、リンダを脅すが、マジック・ザ・ハードに邪魔され取り逃がしてしまう!
しかし去り際にこぼした犯罪組織の目的を知り、四国は対策に乗り出したのだった!
【ルウィー 教会】
光実とブラン。二人は売り場潰しから帰ってきたが、何故かその表情は悔しさに満ちており、特にブランはそれが顕著に現れていた
「クソ! トリック・ザ・ハードとかいう奴が乱入してこなきゃ吐かせることが出来たのに!」
「落ちついて下さいブラン様。悔やしいのは分かりますが、売り場は潰すことが出来ました。それに敵の目的も分かりましたし、それだけでもよしとしませんか?」
トリック・ザ・ハードもマジック・ザ・ハードと同じく犯罪組織の目的を語っていた
「……ええそうね」
なんとかしてブランを落ち着かせた光実。しかし彼には一つ気がかりなことがあった
「(あのトリック・ザ・ハードとかいう奴、何か奇妙なことを言っていたな。この国には幼女がどうたらこうたらとか言っていたけど、まさかね……)」
あの時トリックは「幼女最高!」や「年齢二桁以上ババア」など、危ない発言を繰り返していた。故に光実はそれが気になっていたのだ
と、そんな時、ミナが慌てた様子でブランと光実の元へ駆け寄ってくる
「ブラン様! 大変です! 犯罪組織を名乗る者からメッセージが!」
「えっ……!?」
『女神共に告ぐ。貴様らが開発したロックシードは我々が預かった。返して欲しければ、信仰心を我々に渡せ』
淡々と要求を述べていくマジック・ザ・ハード
その要求にプラネテューヌの教会にいた紘汰は「ふざけんな! そんなこと出来るわけねえだろ!」と当然拒否した
しかし返事はなく。ひたすらこちらを脅してくる
どうやらこれは録画した物のようだ
『もし信仰心を渡さないのならば、我々は新たなるロックシードを生み出し、貴様らの国民をインベスの脅威にさらすだろう。信仰心を渡すか、国民を危険にさらすか二つに一つしかない。どうする? 女神ども』
マジック・ザ・ハードが不吉に笑いながら映像は終わる
これをラステイションの教会で聞いていたケイはというと
「こちら側には不利な状況しか作らせず、自分は有利な状況を作るとは、敵ながら良い作戦だね」
何故か褒め称えていた
「なんで敵のこと褒めてんのよ!」
この後当然ノワールからツッコミが入ったが
一方リーンボックスでは他の国とは違い解析に入っていた
送られてきた映像を解析、さらにそこから逆探知をし居場所を特定しようというのだ
「チカ、逆探知はどれぐらい進んでいる?」
「もう少しですわ」
チカに逆探知を任せ貴虎とベールは映像を見直し、何か情報がないか探していた。するとある事に気づく
「……ッ! 貴虎、耳を澄まして」
「ん? ……これはッ!?」
耳を澄まして聞くと、ザー……ザー……と波の音が聞こえるのだ
「ベール、これは……」
「ええ。この映像が作られたのは海岸が近い場所…… ということですわね」
海岸に近い場所だという事を特定すると、同時に解析が終わり逆探知に成功する
「逆探知成功。場所は…… ズーネ地区の廃棄物処理場ですわお姉様」
「なるほど。ではチカ、各国の女神と教祖を緊急にリーンボックスに集めるよう指示して。作戦会議を開きますわ」
「分かりましたわお姉様」
そう言うと各国に連絡を取り、緊急に招集した
数十分後、全ての国の女神と教祖がリーンボックスの教会に揃った。ちなみに紘汰達やネプギア達は別室で待機していた
並べられた椅子に座っていき、全員が座るとベールが口を開く
「皆さん、お忙しいところ集まっていただきありがとうございます。このような緊急な会議を開いたのも、知っての通り犯罪組織からの脅迫があったからです」
「それで、ボク達に何を知らせたいんだい?」
「わたくし達が独自に映像を解析、逆探知をした結果、この映像はズーネ地区の廃棄物処理場から発信されたと分かりました」
「じゃあそこがアジトの可能性があるってワケね」
「まあ、そういうことですわ。ですので今夜、廃棄物処理場に向かい敵を殲滅…… したいのですが、いかがですか?」
ベールの提案にノワールは迷いなくこう答えた
「当然、異論はないわ」
「ノワールと同じでわたしも異論はない。やられっぱなしは嫌だから」
「よーし! そうと決まれば早速しゅっぱーつ!」
「待って! その前にアーマードライダー達も呼んで下さい。犯罪組織はインベスを仕掛けてくるかもしれないので」
「分かったわ。けど……あの廃棄物処理場は島のはず。私たちみたいに飛べないアーマードライダーは、島に行けないんじゃないの?」
「大丈夫。今は引き潮なので島に通じる道はありますわ。それに移動手段もこちらで開発していますし」
そう言うとL.W.-01と02と書かれたロックシードを机の上に置く
「それは一体?」
「これはロックビークルですわ。ロックを解除するとバイクに変形しますの」
「つまりそれがアーマードライダーの移動手段って訳ね」
「ええ。そうですわ」
「すっごーい! じゃあ早速紘汰みーせよっと!」
そう言うとL.W.-01と書かれたロックシードを机から取る
「ちょ、ちょっとネプテューヌ!?」
ベールの制止も虚しく、ネプテューヌは別室に向かった
「まったく気が早いんだからネプテューヌは」
ノワールはそう言うとL.W.-02と書かれたロックシードを手にし、別室へと向かう
ブランも同じく02のロックシードを手に取り別室に向かった
ガシャンと扉を開らくとネプテューヌが仁王立ちでいた
ちなみにその瞬間紘汰は「びっくりした!」と驚いていた
「紘汰! いきなりだけど、変身してわたしと一緒に来て!」
「え!? なんでまた……」
「犯罪組織のアジトを見つけたからだよ! で、今夜そのアジトを潰しにいくことになったんだ!」
「マジか! よーし、腕がなるぜ!」
「あの! お姉ちゃんわたしも……」
「ネプギアはここで待ってて!」
「でも……」
「大丈夫! 俺達は負けねえよ!」
力強くネプギアにそう言うと、紘汰とネプテューヌは部屋を後にした
しかしネプギアの心の中では胸騒ぎが起きていた
「戒斗、今すぐ出発の準備をしなさい。犯罪組織を潰しにくわよ」
「断る」
またいつも戒斗が出るとノワールはため息をつく
またかと思いつつ戒斗を説得し始める
「はあ…… じゃあ聞くけどなんで行きたくないの?」
「俺には関係のない話だからだ」
「関係ない? じゃああなたの守るべきものが犯罪組織の脅威に犯されてもいいの?」
「…………」
「その様子じゃ嫌なようね。だったらわたしといきましょ。犯罪組織を潰しに…… 守るべきものを守るために……」
ノワールの説得が功を奏したのか、戒斗は無言のまま立ち上がり部屋を後にした
戒斗が部屋を出るとユニは立ち上がった
「お姉ちゃん、あたしも……」
「ユニはダメ。ここにいなさい」
「でも……」
「あなたまだ変身もできないでしょ? それに今回は本当に危険だから、留守番しときなさい」
そう言うとノワールも部屋を後にした
ユニはというと不満そうな表情をしていた
「光実、今からズーネ地区の廃棄物処理場に向かうから、あなたも準備をしなさい」
「分かりましたが…… 何故、廃棄物処理場に?」
「今朝送られてきた映像を解析した結果、その処理場から送られてきた物だと判明したからよ」
「つまり…… そこが奴らのアジトかもしれない……ということですか?」
「ええそうよ。奴らにやられっぱなしももうこれで終わりよ」
そう言って部屋を後にしようとするとロムとラムが「わたしたちも行きたい!」と言う
しかしブランは「遊びじゃないの」と言って二人を突き放して部屋を後にした
「(こんな簡単にアジトがバレるなんておかしい。僕なら絶対にバレないように徹底するけど…… まさか罠なのか?)」
ブランの後を追いながらそう考えたのだった
数分後、女神と変身したアーマードライダー達が姿を現す
全員が揃うとベールは口を開く
「全員揃いましたね? では、今から……」
「ちょっと待て」
「どうしたのですか?」
「ベール達女神はお互いの名前知ってるが、俺達アーマードライダーは知らない。少しだけ自己紹介みたいなのもしてもいいか?」
「ええ、構いませんわ」
そう言われると斬月から自己紹介を始める
「俺の名前は呉島貴虎。アーマードライダーの名前は斬月だ。よろしく頼む」
「よろしくな貴虎!」
「フン……」
「…………」
何故か鎧武だけは他の二人とは違い何も言わなかった。それには理由があった
「(まさか兄さんも僕と同じだったなんて……!)」
兄である貴虎がアーマードライダーであったことを初めて知ったからだ
実の兄が自分と同じアーマードライダーだったのだ。戸惑うのも無理はない
そんな状態の龍玄に気づかず鎧武とバロンは自己紹介をしていく
「俺は葛葉紘汰。アーマードライダーは鎧武っていうんだ」
「俺は駆紋戒斗。アーマードライダーバロンと呼べ」
各々自己紹介をしていく。そして最後となった
「君の名は?」
「…………」
龍玄は黙り込む。兄である貴虎に自分がアーマードライダーであることを知られたくないからだ
「フン…… 名を名乗らないとは、信用に欠ける奴だな」
バロンの言葉が胸に突き刺さる。仕方なく龍玄は普段学校で呼ばれているニックネームを言うことにした
「……ミッチ。ミッチと呼んでください。アーマードライダーは龍玄と呼びます」
「なるほど! よろしくなミッチ!」
肩をポンポンと叩く鎧武。だがバロンはこちらを怪しむ目で見つめていた
「皆さん自己紹介は済みましたか? ではネプテューヌ、ノワール、ブラン。あれを渡して下さい」
そう言ってベールと三人はロックビークルを渡す
「なんだこれ?」
「これはロックビークル。ロックを解除するとバイクに変形するロックシードですわ」
「すげえ! やってみよ!」
ロックシードを開錠するとたちまちバイクに変形しサクラハリケーンとなる
バロンや龍玄、斬月も開錠しサクラハリケーンとローズアタッカーに変形させる
「皆さん変形に成功しましたね? ではわたくし達も変身しましょう」
ベールがそう言うと女神達はパープルハート、ブラックハート、ホワイトハートに変身する。ベールもグリーンハートに変身し、全員出発の準備は整った
「では皆さん、出発しましょう」
グリーンハートがそう言うと女神達は飛び立ち廃棄物処理場に向かう
アーマードライダー達もロックビークルにまたがり女神達の後を追った
【ズーネ地区 廃棄物処理場】
所変わって廃棄物処理場。そこには雑魚モンスターがうじゃうじゃいた
その中にひときわ大きい影が三つあった
「もうすぐ女神がくる…… やっとこの手で女神をぶち殺せるぜぇ! 早くこい女神どもぉぉ! 俺がこの手でぶち殺してやるからよぉぉぉぉ!」
「フン…… 気でも狂ったかジャッジ・ザ・ハード。俺は女神とは無駄な戦いはしたくないが、今回はばかりはシドの口車に乗ってやろう」
「あいつの気持ちは分からんでもないさぁ〜 それよりもルウィーの女神を倒して女神候補生をペロペロするぞ〜」
再びリーンボックスの教会。ネプギアは別室の窓からネプテューヌ達が飛び立つのを見ていた。しかし何故か胸騒ぎがして不安だった
「(なんだかすごく嫌な予感がする…… お姉ちゃんと紘汰さんに二度と会えなくなるような……)」
そんな不安がよぎる時、アイエフがある情報を掴む
「コンパ、ネプギアを頼むわ」
「え!? なんでですか?」
「ネプ子達が向かった場所、あそこに大量のモンスターが現れたらしいわ」
「じゃあねぷねぷ危ないんじゃないですか!?」
「ええ…… だからわたしもそっちに向かうんだけど……」
「アイエフさん! あの…… わたしも一緒に連れてってください!」
「え? でも……」
「どうしても不安なんです! お願いです! 連れていってください!」
必死に頼み込むネプギア。そんな彼女にアイエフは折れてしまう
「……分かったわ。わたしについてきなさい」
そう言ってネプギアと共に廃棄物処理場へと向かった
【ズーネ地区 廃棄物処理場】
パープルハート達と鎧武達は処理場に辿り着いていた
「ネプテューヌそっちはどうだ?」
「大丈夫よ。今のところはだけど」
「しかし油断は禁物ですわ」
そう言った矢先、島からビームが放たれる
女神達は散らばりそれを避けるが、再びビームが放たれる
「どうやらわたしたち、歓迎されているようね」
「ヘッ、歓迎の挨拶にしちゃ手荒だけどな」
「紘汰達は先に行って! わたしたちも後から追うわ!」
「分かったぜネプテューヌ!」
そう言うと鎧武達はアクセル全開で島に上陸する
すると無数の雑魚モンスター達がいることに気づく
「フン…… やはりここが、奴らのアジトか」
「だったらやるしかないですね」
「ああ! いくぜみんな!」
バイクから降りアーマードライダー達は戦闘を開始する
「ハッ! オッラァ!」
大橙丸と無双セイバーの二刀流で雑魚モンスターを切り刻んでいく鎧武
「フッ! ハッ!」
バナスピアーの突きでモンスターを撃破していくバロン
「ハッ! ヤッ!」
華麗に避けながらブドウ龍砲から光弾を放つ龍玄
「ハッ! ハァッ!」
鉄壁のメロンディフェンダーと無双セイバーを駆使する斬月
四人の活躍により瞬く間にモンスターは倒されていった
しかしまだ数は多く、鎧武達に襲いかかる
「ヘッ! どっからでも来やがれ!」
鎧武達は襲いかかるモンスター達に向かっていった
一方パープルハート達は砲台から放たれる光弾を避けながら、島に向かっていた
「どうやら砲台は四つあるようね! だったら誰が一番先にアレを破壊するか競争ね!」
ブラックハートが砲台に向かっていく
「抜け駆けは許さねえ!」
ホワイトハートも負けじと砲台に向かっていく
「みんなどうも変身するとこう好戦的になるのかしらねっ!」
そう言いながらパープルハートも向かっていく
「あなたも中々好戦的ですわよ!」
グリーンハートもパープルハートの後を追っていく
ブラックハートは華麗に避けながら島に近づいていく。どうやら一番先に破壊するのは彼女のようだ
島に上陸しブラックハートは砲台に近づく。そして……
「レイジーズダンス!」
レイジーズダンスが炸裂し、見事砲台を破壊する。一番乗りはブラックハートのようだ
「テンツェリントロンぺ!」
テンツェリントロンぺを喰らい砲台は爆発する
「フ…… わたしが一番ね」
「ちぇっ! 二番かよ」
ブラックハートに先をこされ悔しがるホワイトハートだった
「レイニーラトナピュラ!」
「クロスコンビネーション!」
グリーンハートとパープルハートの必殺技が炸裂し、砲台はほぼ同時に破壊された
「同率三位ね」
「ま、ビリだけどな」
「違いますわ。わたくしの方がほんの少しだけ早かったですわ」
「はいはい。あなたの勝ち……」
パープルハートが呆れながらグリーンハートの勝ちだと言おうとした時、地面に亀裂が入る。そして機械のコードのような物が現れたのだ!
「ノワール! ブラン!」
パープルハートがそう言うも既に時遅し。二人は触手のように動くコードに捕まってしまう
さらに気を取られている隙に自分達もコードに捕まってしまう
「何なのですかこれは!?」
強引に引きちぎろうとするグリーンハート。しかし中々ちぎれない
「無駄さ。それは破壊できないぜ」
女神達の前にシドが現れる
「あなたが黒幕ね!」
「さあな。それよりこいつでおねんねしてな」
そう言って赤いクリスタルを箱の中に入れ女神達の上空に投げる
すると光を放ち三角錐のシールドを作り出したのだ
「何これ…… 力が…… 抜けていく……」
「こいつはアンチクリスタル。あんたら女神のシェアエナジーを奪う代物さ」
「シェアエナジーを!?」
「ああそうさ。だから動けば動くほどどんどん力が抜けていくぜ。ハッハッハッ!」
シドは笑いながらその場を離れある場所へと向かった
「ふう〜 結構倒したな〜」
「そろそろベール達と合流するか……」
「女神様達ならこっちにいるぜ」
謎の声が聞こえ振り向く鎧武達。するとそこにはシドがいたのだ
「またお前か!」
「お前ら女神に会いたいんだろ? だったら俺についてこいよ」
そう言ってその場を去るシド。四人はその後を追う
そしてシド後を追うと驚くべき光景を目にする
「な、ネプテューヌ!?」
「ノワール!?」
「ブラン様!」
「ベール!!」
「ほら会えただろ?」
「てっめぇ!」
怒りに我を忘れた鎧武はシドに切りかかろうとする。しかしどこからか攻撃を受けて吹き飛ばされてしまう
さらに他の三人も吹き飛ばされる
「なんだ!?」
「皆さんアレを!」
そう言って指差す龍玄。そこにはマジック・ザ・ハードとトリック・ザ・ハードの他に槍のような武器を持つジャッジ・ザ・ハードと巨大な剣を持つブレイブ・ザ・ハードがいた
「アーマードライダー…… ここがお前達の墓場だ!」
マジックがそう言うと一斉に襲いかかる
鎧武はジャッジ・ザ・ハードの攻撃に苦戦する
「ハッハッハッ! 女神達の方がよかったが、お前も悪くないぜぇぇぇ!」
「お前狂ってるな! どうかしてるぜ!」
槍を大橙丸で防ぐ鎧武。しかしあまりの力に押し負ける。そして強烈な攻撃を喰らってしまった
バロンはブレイブ・ザ・ハードと戦っていた。しかし先ほどの戦いで疲労が溜まっていたのか動きは鈍かった
そんなバロンに次々と攻撃を仕掛けていく
「無駄な戦いはしたくないが、今は仕方ない!」
「フン! お前は俺と違ってブレてるな!」
そう言ってカッティングブレードを一回下ろす
「カモン! バナナスカッシュ!」
バロンの必殺技が炸裂する。しかしそれは剣で弾かれてしまう
さらに間髪入れずにブレイブ・ザ・ハードは自身の必殺技であるブレイブソードをバロンに食らわせる
それを受けたバロンは吹き飛ばされ、変身を解除してしまった
斬月はマジック・ザ・ハードと戦っていた
お互い実力者だったため一進一退の攻防が続いていた
「さすがはアーマードライダー最強と言われるだけある。しかし!」
自分の武器である鎌を使い斬月を攻撃する
咄嗟にメロンディフェンダーで防ぐが鎧武同様力押しを受け、ディフェンダーを弾かれてしまう
「何!?」
戸惑う斬月。その隙に攻撃を仕掛け、斬月にダメージを与える
そして必殺のアポカリプスノヴァで斬月を攻撃。これを受けた斬月は変身を解除してしまった
「(兄さん!)」
貴虎の敗北に気を取られ龍玄はトリック・ザ・ハードの攻撃を受けてしまう
さらに舌を出し、龍玄を追撃しようとする
「ミッチ!」
『パイン! Lock on! ソイヤッ! パインアームズ! 粉砕・デストロイ!』
龍玄のピンチを悟った鎧武は自分もピンチであるにも関わらず、パインアームズに変身し、パインアイアンで舌の攻撃を防ごうとする
「どこ見てんだ? お前の相手はこの俺だ!」
そう言ってジャッジ・ザ・ハードは槍で鎧武を攻撃する
「ぐあぁっ!!」
たまらず鎧武はパインアイアンを舌から離してしまう。解放されたトリック・ザ・ハードは必殺のべ〜ろべろべろと舌を使って攻撃し、龍玄を変身解除させてしまう
龍玄が変身解除し、光実が現れる。なんとその光景を貴虎は見てしまった
「み、光実!? 何故お前が…… ぐはっ!?」
驚く暇もなく貴虎と戒斗、光実はコードに捕まってしまい、あろうことかアンチクリスタルの結界に入れられてしまった
「戒斗! ミッチ! 貴虎!」
「ハッハッハッ! もうすぐお前もあっちに送ってやるよ!」
そう言って必殺技の審判の刻を放とうとする。鎧武も負けじとパインアイアンで迎撃するがいとも簡単に弾かれてしまい、パインアイアンを消失してしまう
武器のない鎧武にジャッジ・ザ・ハードは非情にも審判の刻を放ち、鎧武に大ダメージを与える。ダメージを受けた鎧武は変身を解除してしまい、その場に倒れた
「紘汰ぁぁぁぁ!!!」
気を失い倒れた紘汰を見たパープルハートはそう叫んだ
同じ頃、アイエフとネプギアも既に島に到着していた
島にたどり着くまでの間、ネプギアはずっと不安で仕方なかった
しかしその不安は残酷なことに的中していた
「アイエフさん、アレを!」
そう言って指差すネプギア。そこは紫色に光っていた
何かある…… そう思いアイエフは光が放つ場所へと向かう
そしてたどり着くとそこには……
「嘘……でしょ!?」
敵の手に落ちたネプテューヌ達と紘汰達が捕まっていたのだ
「そんな…… お姉ちゃん…… 紘汰さん……」
ネプギアは目の前の光景に言葉を失い彼女は崩れ去るように跪いた
次回、超次元ゲイムネプテューヌG<ガイム>!
敵の手に落ちたネプテューヌ達。その事実を知り、ユニはネプギアを責めてしまう
その行為がネプギアを傷つけてしまい、ユニは後悔する
一人強くなろうと努力する彼女にブレイブ・ザ・ハードが立ちはだかる! その時、ラステイションの新たなるアーマードライダーが現れる!
第9話「ユニに立ちはだかる脅威! クルミの拳闘士、ナックル登場!」
「ミスタ〜 ナックルマーン!」
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