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ペルなの

作者:御門
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12.出動

 
前書き
遅くなった上に短いですが許して下さい!なんでもはしませんが! 

 
地上本部に警報が鳴り響くのと大差無い差で彼女とヴァイス陸曹のデバイスに連絡が入る。

内容は市街地でドローン及び敵性魔導士が暴れているため、機動六課に出動命令が下されたというもの。

二人は素早く食堂を出て各々の目的地へ向かう。

地上本部と市街地は距離がかなり離れている為、部隊規模での速やかな移動には輸送ヘリが使われる。

地上本部に残っている隊長勢と共に現場に急行する為彼女はヘリポートへ、ヴァイス陸曹は格納庫へ走る。
彼女がヘリポートに着いた時にはスターズの隊長、副隊長のなのはとヴィータが既に待機していた。

「あれ?フェイトさんとシグナムさんはまだですか?」

「ライトニングの二人は待機だ」

彼女の疑問に答えたのは意外と面倒見の良いちびっこ副隊長。

その答えで彼女に新たな疑問が浮かぶが、ちびっこ副隊長は先回りする様に補足してくれる。

「六課の隊員達の休暇を狙ったかの様なコレだ。市街地での騒動が何かの陽動の可能性もあるから既に市街地にいる隊員四名と私らで任務に当たる。で、本命の何かが起きたらはやてとシグナム達が出る。はやては強ぇけど完全な砲台だから壁が居ねぇと実力を発揮出来ねぇからな。その点、ライトニングは二人とも優秀なアタッカー、それにシャムルとザフィーラが加われば本部の精鋭チームが束になっても敵わねぇ恐ろしい小隊の完成だ」
「現場の指揮系統を一本化するって理由もあるよ。隊長二人とか副隊長二人みたいに同じ階級の人が並ぶよりもよりも隊長と副隊長の二人の方がスムーズにいくから」

成る程と彼女は頷く。

派手な陽動は本命を通す為のブラフには最適だし、少数なら幾つも指揮系統をバラすより一纏めにした方が効率がいい。

十分な戦力と組織力があるなら、もしもに備えて戦力を温存するのは戦略ゲーの定石だ。

「入隊早々に出動になっちゃったけど、朱音ちゃんは大丈夫?」

なのはが彼女に心配そうに聞いくる。

訓練をすっ飛ばした実戦投入は色々な意味で心配だろう。

「はい!慣れてますから!」

初実戦が何の理由も分からない状態からのシャドウとの遭遇戦かつ出会ったばかりだった友人を背に庇う状態での防衛戦でもあった彼女。

それに比べ、今回は頼れる仲間が隣に居てサポートも充実している。

まさに何の問題も無い。





その後すぐにヘリが到着したため、ヘリに搭乗し市街地ふ向かう僅かな時間で情報の共有と作戦の再確認が行われた。

「現場には本件の主犯と思わしき魔導士が二名、ドローンが十五機、後は管理局のデータには無い生命体が数体が居るみたい。それと敵の妨害か現在市街地全体に不自然な濃霧が発生していて視界が著しく制限されてる。シャーリー達が位置情報をナビしてくれるけど、不意討ちや相討ちに気を付けて作戦行動を行うこと」

「アイツ等の報告だと下水道とかの地下には霧は発生して無いみたいだが、アタシ等は地上の敵戦力の一掃を行い民間人の安全の確保が主だ。主犯を見付けたら遠慮する事はねえが、深追いは禁物だ。いいな?」

「了解です!」

伝達や再確認というより彼女への注意というか言い聞かせに近いモノになってるが、特別課外活動部時代も先輩方や同級生、果ては年下や犬、人型対シャドウ兵器にまで単独行動を注意され続けていたのだから、なのはとヴィータの見る目は確かなモノだったと言えるだろう。

そうこうしてる内にスピーカーからヴァイス陸曹のアナウンスが流れた。

『そろそろ着きますよ。準備しといて下さい』

「おおっ。ヘリだとやっぱり速いですね」

「はやてが苦労して手に入れた新型だからな。それと朱音、ヘリは着陸なんてせずにそんまま空から出るからな。お前を乗せて飛べるのの準備しとけ」

「あっ、はい。いつでもOKですよ!」

召喚器を片手に彼女は頷いた。

そしてヘリはヴァイス陸曹がその操縦技術を最大に発揮して濃霧範囲のギリギリまで近付き、彼女達を送り出す。

濃霧と言うより入道雲が下に降りてきた勢いな霧に被われた市街地に突入した彼女は、そこで予想もしてなかったモノに再見することになる。

それは彼女の過去を否定しかねないモノ。

















悪夢はまだ終わっていない



 
 

 
後書き
アニメが確認出来ないからうろ覚えにオリ展開でごり押しするよ! 
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