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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百四十七話 三国集結その五

「我々が全力を出すだけでいいとは」
「世界には何もないからか」
「はい、失うものが我々の誇りだけなら」
 それならというのだ。
「何も気にせず思う存分やってやりましょう」
「そういうことですね」
 キャラウェイがゴドウィンの言葉に笑顔で頷く。
「やることは変わりませんね」
「ふん、スサノオだか何だか知らないけれどな」
 ヴァレリアも威勢よく言う。
「俺達だって意地があるからな」
「やってやりましょう」
 バナートも言う。
「思いきり」
「答えは出ていますね」
 ミルヒオーレも笑顔で言うのだった。
「では皆さん」
「ああ、やってやろうぜ」
 モモタロスが指を鳴らしつつ言葉を出した。
「今度もスサノオをギャフンと言わせてやるぜ」
「その通りや」
 キンタロスも同意だった。
「やったろか、また」
「ではですね」
 リーシャが言うことはというと。
「皆さんで一つになって」
「トレーニングですね」
 七海も言う、それも笑顔で。
「やっぱり」
「そうです、皆でやりましょう」
 七海にっも応え笑顔で言うリーシャだった。
「そうしてそのうえで」
「ああ、あの野郎叩きのめしてやるぜ」
 モモタロスが右手を拳にさせて言った。
「ここでもな」
「何か叩きのめすと言う割には」
 クーベルはそのモモタロスを見てこう突っ込みを入れた。
「随分と明るいのう」
「何だかんだで馴染みになってるからね」
 リュウタロスがそのクーベルに説明する。
「僕達とスサノオって」
「お互いを知っておるということか」
「そうなんだ、嫌いは嫌いでもね」
「それでもじゃな」
「ずっと続いてる戦いだしね」
 そのこともあって、だった。
「馴染みになっているのは確かだよ」
「左様なのじゃな」
「うん、あと君達だけじゃないからね」
「それはどういうことだ?」
 ヴァレリアがリュウタロスの今の言葉に問い返す。
「俺達だけじゃないっていうのは」
「さっきも話したけれど俺等はあちこちに世界でスサノオと戦ってるんや」
 今度話すのはキンタロスだった。
「それでそれぞれの世界の連中とも一緒に戦ってるんだ」
「そういえばさっき言ってたな」
 ガウルもここで思い出した。
「俺達の声に聞き覚えがあるとか馴染みがあるとかな」
「そや、何かとや」
「この中にも何人もいる」
 ジークはシンクもレベッカも見ていた、そのうえでの言葉である。
「むしろ馴染みがない方が少ない」
「ううん、そうなんですね」
 シンクもそのことを聞いて唸る様にして言った。
「それじゃあ僕も」
「いや、貴殿は確かはじめてだ」
「あっ、そうですか」
「ダブルオーで私と君は一緒だったがな」
 しかしこちらの戦いでは、というのだ。
「我々の戦いでははじめてだった筈だ」
「そうですか」
「しかしそのうちまた出て来るだろう」
 シンクに似た者が、というのだ。
「案ずることはない」
「というかその話はキリがなさそうだな」
 レオもそのことを自分のことからも察した。 
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