仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百四十四話 アマゾンの故郷その一
第百四十四話 アマゾンの故郷
アマゾンにおいてだ、戦士達はかなり大きな客船の中にいた。イタリアはその船の中でパスタを食べながら大兎と話していた。
「君死なないんだ」
「はい、限られた時間に何度かだけですが」
「けれど生き返るって凄いよ」
イタリアは素直にそのことを賞賛しつつパスタを食べていく。勿論大兎も彼と同じパスタを食べている。船の後ろの甲板の席で話している。
「それだけでも」
「そうですか」
「うん、まあ俺もね」
「イタリアさんは国家ですよね」
「うん、そうだよ」
国家が人になったのがイタリアだ、だからこう答えたのである。
「俺もドイツもね」
「ですよね、ですからイタリアさんも死ぬことは」
「基本ないよ」
彼もだというのだ。
「消えることはあってもね」
「国家としてですね」
「そう、国家として消えたらね」
その時はというのだ。
「俺はいなくなるんだ」
「それが国家ですか」
「そこが君と違うんだ」
「俺は何度も生き返って」
「俺は消えるんだ」
そこが違うというのだ。
「よく覚えておいてね」
「わかりました」
「ううん、何か」
ヒメアはセーシェルを見て話していた。
「もう一人の私と一緒にいるみたいな」
「気持ちはわかるよ」
「本当にな」
セルジュとハスガの兄弟もそれぞれ言うのだった。
「どうにもね」
「分身と話している気分だ」
「うん、宜しくね」
「兄弟みたいに仲良くやろうぜ」
セーシェルとギュスターヴが二人に言う。
「絶対に上手くやっていけるから」
「もう中身でつながってるからな」
「じゃあ宜しくね」
「こちらこそ」
日向はマリアンデールと早速仲良くなっている、見れば啓太ともだ。彼等の仲はいきなりかなりいいものになっている。
その中でだ、黒守も遥と話した後で言うのだった。
「こうして同じ波長の人がいてくれると嬉しいですね」
「ああ、同感だ」
遥は黒守に酷似している声で述べた。
「あと結構以上に強い奴が多いからな」
「戦力としてもですね」
「頼りになるからな」
「うーーー」
その横ではだ、梓がだった。
自らハンマーと釘を使って木の舟を使っていた。そしてそれでアマゾン河を漕ぎ出してそのうえでだった。
漁をしていた、そしてピラルクを獲っていた。その梓の漁を見てだ、遥が目を大きく見開いて言うのだった。
「あの娘、まだ喋れないのよね」
「え、ええ。そうよね」
泉も唖然となっている。
「それで自分で舟作って」
「ピラルク獲ってって」
「あの娘何者?」
「一体」
『お父上の遺伝子を忠実に受け継いだの』
ユー子がメモで二人に知らせる。
『外見はお母さんだけれど』」
「それでお父さんは」
「あの人なのね」
『そう』
ユー子は荻野を見た二人にまたメモで答えた。
『あの人』
「確かに感じる気はね」
「普通じゃないわ」
「他の人達もだけれど」
「あの人達もだ」
「梓、無理するんじゃないぞ」
荻野は娘にこう言うだけだった。
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