レインボークラウン
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第百九十三話
第百九十三話 皆に話して
華奈子と美奈子は実際に梨花達に路上ライブを提案した、まずはリーダーである梨花がこう二人に答えた。
「そうね、最近クラウンの活動はね」
「作詞作曲はしてたけれどね」
「演奏自体はね」
「してなかったでしょ」
「ええ、だからね」
それで、とだ。梨花も華奈子に答える。
「路上ライブもね」
「いいでしょ」
「皆はどう思うの?」
梨花は華奈子と美奈子の話を聞いてから他のメンバー達に問うた。
「それで」
「うん、いいと思うわ」
「私もね」
「私もそう思う話」
まずは春奈と赤音、そして美樹が答えた・
「久しぶりの演奏もね」
「いいわよね」
「やっぱりバンドは演奏してこそだから」
これが三人の意見だった、そして。
最後の一人の亜美もだ、こう答えた。
「ええと思うで」
「亜美ちゃんもそう言うのね」
「やっぱり演奏せなな」
バンドなら、というのだ。
「それは必須やで」
「それじゃあね」
「皆でやろな」
こう笑顔で言うのだった。
「安定」
「決まりね」
梨花は亜美の話まで聞いて微笑んで答えた。
「それじゃあ路上ライブしましょう」
「わかったわ」
美奈子がだ、梨花に微笑んで応えた。
「それじゃあね」
「ええ、後は」
「場所ね」
「何処でするかよね」
「そのことね」
「そう、路上ライブの具体的な場所は」
梨花はライブの話を決めてあらためて述べた。
「何処にするかね」
「考えていくべきね」
「そうしましょう」
今度はこの件だった、そして。
梨花は真剣にだ、こう話した。
「場所よ」
「それね」
「今度の話は」
メンバーも応える、そしてその話に移るのだった。
第百九十三話 完
2014・12・12
ページ上へ戻る