仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百四十三話 獣人襲来その十四
ナイトが来た、そのうえで二人に言うのだった。
「あの娘のところは任せろ」
「蓮、いいのかよ」
「丁渡手が空いている」
だからだというのだ。
「ここは任せろ、いいな」
「ああ、じゃあな」
「御前は大兎君を助けろ」
龍騎は彼をというのだ。
「ヒメアちゃんのところは俺が行く」
「それじゃあな」
こう話してだった、龍騎はそのまま大兎を助けて戦いナイトはヒメアのところに向かってだ、出していたランスで敵を倒しつつ彼女に言った。
「大丈夫か」
「あっ、秋山さん」
「この連中も数が多いとだ」
「手強いですね」
「だから注意しろ」
ジューシャ達を倒しながらの言葉だ。
「いいな」
「わかりました、そして」
ヒメアはここで大兎を見た、すると。
大兎は龍騎の助けを借りてだ、そしてだった。
そのヤマアラシ獣人の喉に蹴りを浴びせてだ、その一撃で。
獣人を倒した、ヒメアはそこまで見て安堵して言うのだった。
「よかった、勝てたわね」
「心配か」
「はい、やっぱり」
「それはわかるがだ」
恋人である大兎が心配であることはだ。
だがそれでもだとだ、ナイトはヒメアに言うのだった。
「戦闘中だ、だからな」
「気を集中させてですね」
「戦うことだ」
「そうですね、それで私に何かあれば」
大兎が心配するとだ、そこまで考えてだった。
ヒメアは己の力でジューシャ達を倒しつつだ、そのうえで言うのだった。
「だからですね」
「そういうことだ、敵の数はかなり減った」
「あと少しかも知れないですね」
「だからこそ気を抜くな、いいな」
「わかりました」
ヒメアはナイトの言葉に素直に、そして強く頷いた。そうして戦い続け。
屋上にいる獣人もジューシャも全て倒した、三階に残っていたライダー達もだ。
屋上に出て来た、そうして戦士達が集結したところでだった。
ナイトがだ、こう言うのだった。
「これで終わりじゃないな」
「これまでここでな」
「ああ、出て来たからな」
こう龍騎にも言う。
「いつもな」
「そうだよな」
「それならだな」
「出て来るか?やっぱり」
「奴がだ」
「まあそうだろうな」
ゾルダも言う、わかっている様に。
「それで色々言って来るんだよな」
「まあ出て来ない筈がないよな」
龍騎はゾルダにも応えて言う。
「あいつもそれが楽しみだからな」
「ははは、もう私のことをわかってくれているな」
ライダー達に応える形で実際にだった、ここで。
声がして来た、ヒメアはその声を聞いてそこから気配も察してだ、目の色を強くさせて警戒する声で言った。
「この力の大きさ」
「ああ、天魔にもな」
「匹敵するわ」
「ここまで強いのかよ」
大兎もだ、その目を強くさせて言う。
「これがスサノオかよ」
「こいつ、只者じゃないニャ」
ニャン吉も何処からか出て来て言うのだった。
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