仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜
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進化する仮面ライダー図鑑
「なんだそれは?」
「悪いが、ここに入る前に渡されて、
少ししか説明を聞いてないから
まだ良くわかってない」
ディケイドはカードをケータッチに入れると、
操作を始めた
【クウガ アギト 龍騎 ファイズ ブレイド 響鬼 カブト 電王 キバ】
【ファイナルカメンライド ディケイド ツヴァイ】
ディケイドの姿がコンプリートフォームの物へと変わる
「見た目は変化なし、か…」
ケータッチを見つめ、再び操作する
(確か…3人だったよな
この状況で使えるのは…)
【ファイズ ブレイド カブト カメンライド ブラスター キング ハイパー】
ディケイドの横に
三人のライダーが、それぞれの最強フォームで
立っている
「よし、言っていたとおりか
それじゃ…」
ディケイドが指示しようとした時
三人がそれぞれ、武器を取り、構えた
「ん?今回は勝手に動くのか
まあ、三人も同じ動きされたら気持ち悪いしな」
ディケイドがライドブッカーソードモードを握り、
エンペラーへと突っ込む
ファイズ達もそれにつづく
「何をしようと、私の前では無力だ!」
エンペラーが杖を振り、
時を止める
だが、ディケイドとブレイドは
その影響を受けずに動き続けた
「何ィ!?なぜこの時が止まった世界で動ける!」
「知らなかったのか?
時を止めている間は正確には時間の進み方が違う
別の時間軸に行っているのとほぼ同じだって」
二人がエンペラーに攻撃する
「ぐふっ…ふざけるな
お前達もその能力があるというのか」
「まあな
こいつも時を止められてな
そんで、こいつを操ってる俺も同じ力の影響を
受けるってわけ」
9秒が経ち、時が動き出す
世界が止まる前に
ファイズブラスターを構えていたファイズが
エンペラーに向かって撃つ
「うがっ!…クソ…時を止めるのがダメなら
こうだ!」
エンペラーの姿が消える
だが、今度は時を止めてはいない
どうやら、かなりのスピードで
動いているらしい
「逃がさねえよ!」
今度はカブトの力で
ディケイドが高速移動をする
周りのクウガやアカメ達が止まっているように
見えるほどのスピードで
「このスピードにも…だと…」
「くらえ!」
ディケイドとカブトが武器を振るう
だが、エンペラーの身体をすり抜けてしまう
「えっ」
「ハハハハハハハ!
時を飛ばしたのだ!
そうだ!攻撃の瞬間を飛ばしてしまえば
どうってことない!」
エンペラーが勝ったかのように声をあげた時、
カブトが突きを放った
「当たらんといっておるだ…あぁぁぁぁぁ!」
最初は同じように飛ばせていたようだが、完全にというわけではなく
エンペラーの腹に剣が刺さる
「そんな…飛ばすのも思い通りではないと…」
ディケイド達から離れ、
エンペラーが傷の回復をさせる
「最悪だ…だがまだこの方法で回復することで
持久力はある…どうすれば…」
エンペラーがそうブツブツつぶやいている時に
ディケイドはあることを考えていた
(奴の能力の幾つかは破れるが
あの回復はどうすれば…
能力を封印しなければならないが、
どうすれば…)
その時、ディケイドはあることに気付く
(あの杖についている時計…
針が逆に回っている?)
エンペラーが傷の時を戻しているとき、
彼の杖の時計は、針を逆に回転させていた
だが、それが終わると
普通の動きへと戻った
(なるほど…これなら勝てる!)
ディケイドはライドブッカーを
エンペラーに向けた
「お前の力、見切ったぞ…
これで終わらせる!」
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