デス・ゲーム・ワールド
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
十二章戻ってきた。
ピエロとの死闘にも勝った。
でも、なぜ、そこまで強いのか僕には全く意味がわからなかった。
大切な人を守るためにこんなに強いの?
まぁ、いい。
逃げた僕たちは街中にきていた。
ゲームの中だけど、本当にここが現実なのか。
そんなことを思ったりもした。
「祐奈、なんで、僕、そんなに強いか知っているか?」
わかんないというように首を横に振った。
まだ、九千はいるから、どこからか、敵が来るかもわからないから。
僕は警戒をしながら、逃げ回っていた。
その時、1人の男が近づいてくる。
警戒をした。
誰が、わからないまま。
でも、近づいてくると、中島さんだった。
「中島さん、どうしてここに来たんですか?」
「心配だったから。」
「ついてきたんですか?」
「うん。」
と頷いた。
僕は中島さんに、もう一回、「仲間になってくれませんか?」と聞いてみた。
だめだった。
彼はどっかに行ってしまった。
すると、またもや放送が入る。
「三千人以上が死に、いま6000人になりました。そこで、三日間の休暇を与えます。
4月24日の午後0時までには戻ってきてください。戻ってこなかった人は死んでもらいますので。
では、また、4月24日の0時に会いましょう。」
放送が切れ、すると、壁に穴が空いた。
僕はそれに入った。
入ったら、そこは現実の世界だったのだった。
ページ上へ戻る