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『心詩』

作者:零那
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『嘘』


愛してるよ
迎えに行くよ
絶対待っててね

貴女が
優しさで吐いた嘘は
もう冷えゆくのに
未だ締め付ける

貴女に流す泪
意味など在っては
いけないのに
堕ちる雫は
僕の中を抉ってく

愛してる
迎えに来る

嘘は愛しい声のまま
響いては染みを創り
晴れ上がってく僕

深紅の滴が雫れる

いつか貴女の夢さえ
愛せる日が
来るのだろうか


 
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