| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

東方願望録

作者:依姫
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
< 前ページ 次ページ > 目次
 

1話「幻想郷」

 
前書き
これから、この願望録を書かせてもらうことになりました
駄文ですが、見てもらえたら嬉しいです。
これから、よろしくお願いします。 

 




・・・・・後、10秒。

・・6、5、4、3、2、1………



「明けましておめでとう!」



・・・・・はい。わかってます、返事してくれる人なんていないですね、はい。

どうせ俺は小4の頃に両親が事故で亡くなって
独りになった寂しい高校生ですよ。はい。
一緒に祝う人なんていないですね。

バイトで稼いで小さいけど清潔なアパートを借りることができた。
このバイトを見つけたのは幸運だった。
少ない時間で多少は稼げる。

まぁ、とりあえず生活はできる。
何度か死にたくなることもあったけど…

うーん、新年迎えたし、初めての初詣でも行くか。



家から、歩いて20分。



確か、ここらへんに神社あったと思うんだけど。
あ、あったあった。この長い階段。
この階段見て何時もやめてたんだよな。
だいたいから、この山登んないと行けない神社とか、行くの面倒だな。
てか、もっと近い所に神社あっただろ。何でわざわざこんなトコに………
まぁ、いっか。来ちゃったし。
みんな、あっちの神社行ってるんだろうな。こっちは人っ子一人もいない。
うーんと、何円入れようかな。
バイトの給料、店長がお年玉とか言って多くしてくれたし
500円入れるか。
・・・それにしても、長い。
あぁ、お腹空いた。
メロンパン食べたいな………

すると、手にいつの間にかメロンパンを持っていた。

「・・・・・・・美味そうだ。食べてもおk?
持ち主わかんないし。食べても大丈夫だよな。
いただきまーす。」

階段に座って、食べる。
うん、やっぱり美味い。

でも何でメロンパンが?

いや、美味いからいいや。問題ない。
よし、頑張って登るか。



あ、神社に着いた。

うーん、何て言うか。古い。

まぁ、とりあえず。
お賽銭。入れますか。

ほい!

どうか、今年は退屈しませんように。



・・・さて、帰・・りま・す・・か・・・・・・・。

何でか、意識が遠のいていった。













気がついたら、見覚えのない天井が見えた。
ここは…何処だ?
確か俺は、初詣に出かけて……………

「ちょっと、魔理沙!!!
来る時は安全運転しなさいって言ってるでしょ!!」

何か、外から女性の声が聞こえた。
この家の主か?
その人なら、何が起きたかわかるだろう。
ちょっと聞いてみよう。
布団から起きて、襖を開け外にでる。

何やら、口喧嘩のようだな。
紅白の脇を露出した巫女っぽい人がこの家の主で
相手の白黒の魔女コスプレ?の人が友達かな?

「別にいいだろ。こっちの方が速いんだから。」
「だいたいから、魔理沙はスピードを出しすg
「あの、すいません。」
………………あら、気がついたの?」
「霊夢、誰だ?こいつ、彼氏?」
「ち、違うわよ!神社の前に倒れてただけ!
あのまま放置してたら、凍えるから中に入れただけよ!」
主さんが霊夢で、魔女コスの人が魔理沙というのか。
ふむふむ。じゃあ、霊夢さんに話を聞いてみようかな。

「あの、ここはどこですか?」
「ここは幻想郷だぜ!」

幻想郷?え、幻想の郷土?よくわからない。

「知らないって事は、外来人か。
まぁ、大雑把に言えば、外の世界と別れた世界。
妖怪や神、妖精や魔女。多種多様な生き物が共存する世界だぜ。」

何だ、妖怪とか神とか。
信じらんねぇ。

「ちょっと魔理沙。いきなり言ってもわからないでしょ?
えっと、ここは幻想郷といって、外の世界とここ幻想郷は表と裏みたいな感じ。
つまりは、裏の世界。普段は結界で外の世界から隔離しているんだけど。
その結界が歪んだのが原因かしら。
まぁ、すぐに元の世界帰れるから心配しないで。」

「残念ながら、貴方は帰れないですわ。」

っ!?
いつの間にか後ろにいたのは
赤いリボンのついたナイトキャップをかぶり
紫色の服を着た女性。

「紫、帰れないってどういう事?」
「何で、俺帰れないんですか?」

「こっちに来たのが原因で、貴方の中に眠っていた力が目覚めたからよ。
今までは、能力が発動しなかったから見逃してましたわ。
いずれ幻想郷に招くつもりでしたけど。」

「その、能力って何ですか?」

「私の能力は境界を操る程度の能力ですわ。
霊夢は、空を飛ぶ程度の能力。
魔理沙は、魔法を使う程度の能力のような感じで
それぞれが持っている特徴みたいなものですわね。
貴方の能力は 願う程度の能力。
まぁ、説明はこれくらいにしておきましょう。
それでは。」

そう言うと、空間を割って(クパァ)その中に入って行った。

「何だったんだ、あの人。」

「あ、紫は妖怪だから気をつけてね。」

え!?
あの人が妖怪なの!?
どう見ても人間にしか見えない。

「見た目だけで判断しちゃいけないぜ。
人間の姿をした妖怪が殆どだからな
気をつけろよ・・・・えっと、名前。」

「あ、あぁ、翔だ、天星 翔。」
「翔か。いい名前だな。
私は霧雨 魔理沙でそこの巫女が博麗 霊夢だ。
よろしくな、翔。」

「あぁ、よろしく。」

うーん、人間の姿をした妖怪が殆ど。
これはマズイかもね。

・・・・・まさか。

「あんたら、もしかして妖怪じゃないだろうな!?」

「「ちげーよバカ!」」

「痛っ!」

殴られた・・・・・・・・・・





 
 

 
後書き
二千文字越えしました。
書きたい事書いてたらこうなってしまう。
次も頑張るので応援よろしくお願いします!
(`・ω・)ゞ 
< 前ページ 次ページ > 目次
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧