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リリカルアドベンチャーGT~奇跡と優しさの軌跡~

作者:setuna
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第二十四話 異世界のデジタルワールド

 
前書き
大輔達がデジタルワールドに向かいます。

大輔「さて、リリカルアドベンチャー、始まるぜ!!」 

 
8月1日、大輔達は約束通りに集まった。
なのはの両親が保護者となり、大輔達はキャンプ場で羽を広げていた。
大輔「よく皆集まれたな。フェイトも久しぶり。」
フェイト「うん。」
なのは「フェイトちゃん。久しぶり~!!」
フェイト「久しぶりだねなのは。」
久しぶりにフェイトに会えたなのはは嬉しそうにフェイトに駆け寄る。
はやて「私もキャンプに参加してええの?」
賢の薦めではやてもキャンプに来ていた。
たまにははやてにも外の空気を吸って欲しいから。
八神家にはある変化があった。
闇の書から現れた守護騎士達(その後の展開は賢ではなくダスクモンに変わっただけでフルボッコは変わらない)。
彼女達が家族に加わり、八神家は賑やかになった。
賢「当たり前じゃないか」
すずか「キャンプに誘ってくれてありがとう賢さん」
賢「いや、礼なら大輔に言ってよ。」
付き合いも長くなってきたため、呼び方も“本宮君”から“大輔”に変わっていた。
皆、笑顔を浮かべる。
アリサ「あんたどっかで見たような気がするんだけど…?」
ユーノ「え!?気のせいじゃないかな…」
アリサの言葉に目線を逸らしながら言う人間形態のユーノ。
賢「さあ、皆。薪を集めようか。」
全員【はーい】
賢ははやての車椅子を押しながら薪を集めていく。






























薪を集めて、数十分後。
大輔「よし、大分集まったな。」
フェイト「これなら足りるよね?」
大輔「おう、皆戻るぞ」
大輔達が薪を集め終わり桃子達の元に戻ろうとした時。
すずか「皆、あれ!!」
大輔達はすずかが指差した方向を見る。
アリサ「オーロラ!?」
アリシア「綺麗~!!」
日本では絶対に見られないオーロラにアリサが目を見開きアリシアが初めて見るオーロラに目を輝かせた。
ユーノ「でも可笑しいよ。ここでオーロラが見られるなんて…」
ユーノが信じられないと言いたげに呟いた。
はやて「でも綺麗やわ~」
大輔「これ…」
フェイト「大輔?」
アリサ「どうしたのよ大輔?」
フェイトとアリサが不思議そうに大輔を見つめる。
大輔「お前達に話したよな?デジタルワールドのこと」
すずか「あ、はい。ブイモン達の故郷ですよね?」
大輔「俺と賢じゃないけど、俺の学校の先輩達がデジタルワールドに行った時にオーロラが出たんだ。」
アリサ「…ここにオーロラが現れたのは偶然…ってことは考えられない?」
賢「いや、それにしてはあまりにも大輔に聞いた話と今の状況は酷似し過ぎている。」
違う点と言えば、ここが山で無いことと雪が降っていないというところ位か。
フェイト「もしかしたら…行けるのかな…?」
なのは「デジタルワールドに…」
大輔と賢から話を聞いて、1度でもいいから行ってみたいと思っていた。
アリサも興味なさそうにしていたが、デジタルワールドの話になるといつも目を輝かせていた。
ユーノ「…皆、あれを!?」
全員【!?】
オーロラの向こうに、渦のような物が見えた。
すずか「何…!?」
光が7つ、なのは達に向かって降ってきた。
その光が目の前まで来たかと思うと、煙が舞い上がった。
その威力は凄まじく、一瞬、周囲が見えなくなるほどであった。
大輔「くっ…皆、大丈夫か!?」
アリシアを庇った大輔が全員の安否を尋ねる。
賢「大丈夫だ大輔!!皆、怪我は無い!!」
はやてを庇った賢が叫んだ。
なのは「皆、下を見て!!」
ユーノ「これは!?」
ユーノが下にある物体を持ち上げる。
フェイト「D-3…」
大輔と賢が持つ物とは配色が逆になっている。
フェイトは大輔のD-3とは配色が逆になった白と水色
なのはが白と桜色
ユーノが白と緑色
アリサが白と朱色
すずかが白と藍色
アリシアが白と檸檬色
はやては白基調。
アリシア「お兄ちゃん達のデバイスだ!!」
ユーノ「何で僕達に…?」
賢「どうやら考える時間はなさそうだよユーノ…」
ユーノ「え?」
すると、D-3がピピピピ…と鳴り始めた。
はやて「ああああ!!?」
子供達ははやてが指差した方向を見遣ると突然、津波が襲ってきた。
全員【うわああああああ!!!!】
子供達は為す術がなく、その津波に飲み込まれる他なかった。






























森の奥深くにある寂れた研究施設。
光がその研究室の扉を吹き飛ばして、黒髪の少年が入ったカプセルの側に落ちる。
光は形を変え、白と紫を基調としたD-3になった。
そして、1体の人間の子供に似ている生物がカプセルに近づいた。






























高度な科学と物質的魔法が進歩した世界。
数多の次元を管理する時空管理局に最も縁深いとされている世界。
その中にある1つの公園でも同じ現象が起きていた。
普段は沢山の子供達が遊んでいたが、今日は何故か2人の青髪の少女しかいない。
「誰もいないねギン姉」
「そうだねスバル」
スバルと呼ばれた少女が言うとスバルの姉が頷いた。
2人はつまらなそうに公園から離れようとした時。
空から3つの光のうち2つが公園に向かって落ちた。
スバル「え!?」
?「!?」
光は2人の掌に納まると、形を変えた。
スバルは白と空色。
姉の方は白と藍紫であった。
2人が呆然としていると、次に1つの卵がスバルに向かって降ってきた。
スバルは慌てて卵を受け止めると、ギンガと互いに顔を見合わせる。
?「スバル~、ギンガ~、帰るわよ。ってどうしたのその卵?」
スバル「お母さん!!」
ギンガ「お母さん。これね、お空から降ってきたんだよ!!」
スバルとギンガと呼ばれた少女は母親の元へと駆けて行った。































そして、もう1つの光はオレンジ色の髪の少女が寝ているベッドの下に。
…こうして、大輔達の新たな物語が幕を開く。
 
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