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子虎迷走記

作者:蒼鈴六花
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第4話 へべれけとヒゲとの出会い 前編

 
前書き
この話異様に長くなってしまったので前編後編に分けました。

後、メイメイさん登場するからには主人公の設定をはよ決めねばと思って急いで考えました。

……え?今まで決めてなかったのかって……実はぐだぐだやってて決めてなかったり(汗)
まぁ、なんとかなるさ……多分。

※1話での主人公の容姿説明にしてなかった説明があったので説明少し追加。2話で主人公の拾った物が少し変更しました。
 

 


レックスめ!また俺を枕にしやがった!
くそう!腹が立ったから顔に思いっきり尻尾のリングぶつけてやったぜ!

しばらく顔抑えて転がってた。ざまぁ!

それから俺達は船の修理をしている。
俺は道具とか運んだりしてる。くわえて運べるもの限定だけどな。

そろそろ木材は足りてきたらしいので木を切りに行ってるカイルを伝えに行くためにレックスと俺は森に行った。

カイルに伝えた後、暇になったので散歩する事になったんだが……

酒臭ぇ……きょーれつすぎる……

俺の異変に気付いたレックスが聞いて来る。
俺は前足で酒臭い方をさす。

するとそこにはチャイナ服のような赤い服を着た酔っ払いの女性がいた。
レックスはすぐにカイルを呼ぶ。脱水症状だとわかった。

水をやるとすごい勢いで飲んで生き返ったー!と叫んだ。
でもお酒だったらもっとよかったとか……この酔っ払い反省してねぇ。

なんとも呆れる話だが、この酔っ払いはうまい酒が飲みたいがためにしばらく水分を取ってなかったという。ダメだこの人。ダメ人間の見本だ。

その後、お礼するからついてきてって事になりついていくと中華風の店が。

「はぁーい。メイメイさんのお店へようこそぉ♪」

って感じで言うメイメイ。

なんでこんなとこにこんな店がとカイルが聞くといつでもどこでも気軽に利用できちゃうとこがメイメイの店の売りらしい。コンビニか!

それからマイペースなメイメイはあなた達に相応しいものはこれかしらとレックスとカイルにそれぞれの物を渡す。

海賊旗と教科書だ。
先生と海賊って二人の職業当てちゃったよ。カイルはともかくなぜレックスまでわかったし。

お金さえあれば他の物も買って行っていいとか。
色々あんなこの店。ほんとに何の店かわからん。

俺も品物みたい!と前足でかりかりとレックスの足を引っかく。

「ユエも見たいんだろ、ほら」

と抱っこする。おおーよく見えるー。

そこでメイメイがじーっとこちらを見てきた。
な、なんだよ。

「……」

メイメイが見つめる。

「……(汗)」

何で俺こんな見られてんの?

「……!」

ッカ!と目を見開くメイメイにビクっとしてしまう。

「?どうしたのユエ」

「ちょっといいかしら?先生」

「はい?」

「その子は?」

「俺の護衛獣ですよ。ユエって言うんです」

「……名前まで一緒。姿は違うようだけど間違いなさそうね」

小さく呟くメイメイさん。
レックスには聞こえてなかったようだ。

「あの、ユエがどうしたんですか?」

「いやあ、なんでもないわよ~。ちょーっと気になっただけだから」

「?そうですか」

「でも、一つだけ質問。先生は全属性使えるわよね?その中で得意な属性は?」

「へ?えーと、獣属性ですが……」

「なるほど、教えてくれてありがとねえ♪」

「はあ……」

それから買い物を済ませた俺達は店を出た。

「まさか……復活して帰って来てるとはね……」

誰もいなくなった部屋にメイメイの声が響く。

「記憶はないみたいだし、姿は先生に合わせてるみたいだけど……」

懐かしそうに目を細める。

「帰ってきたお祝いが出来ないのが残念ねぇ」

と酒を飲み始めた。





戻った俺達はスカーレルにへべれけの話をする。

この島ってつくづく変わり者が多いのねというスカーレルに対し、レックスは若干汗を流しながらあの人は飛びぬけて変わってた気がするけどと言っていた。

うん。あれはそこらの変人じゃない。

ヤードは二人の職業を当てたという話から特殊な力を持ってるのかもと。
まあ、確かになんか特殊そうって感じが。

……なんか懐かしい感じもしたけどこれは気のせいだろ。あんな変人会った事ないし、いくら記憶がないからって元の世界でもあんな奴出会ったら絶対忘れないだろ。

って考えてる間にソノラがあー早く私に銃を撃たせろーとか物騒な事言ってた。

この爆弾娘……トリガーハッピーの属性も持ってるというのか!!

俺の中の危険人物ランキングでソノラの順位が上がりっぱなしだぜ!



それから今日の授業の時間が来た。

ウィルの部屋で授業を聞く。
今日は戦闘の基礎について。

俺、武器は持てないけどな……
でも、武器って気になる。

接近、遠距離、間接型。俺だったら接近の剣がいいな。
元日本人としては刀に憧れるね。

シルターンは日本や中国に近い文化らしいからきっとあると思う。
ま、俺には使えないけどさ……虎だもん。

くわえるつっても体が小さすぎるし、この体で自由に剣が使えたらすごいと思うけど素人の俺にんな事できるわけがない。

てな感じで授業は終了。

暇になった俺とレックスは船内をぶらぶらしながら皆と話す。
話し終わった後は暇になっちゃったからまたメイメイの店に行く事になった。



メイメイの店

レックスがシルターンの占い道具に気がつく。
そこでメイメイの本職が占い師と発覚。うさんくせぇ……

それで、変な紙とルーレットを発見。宝くじと運試しらしい。
なんかに火のついたレックスが挑戦。ルーレットダーツの方。運命の輪っていうらしい。

俺もやってみたかったので紙の方をもらって挑戦。
爪でかりかり削る。

星が二つ。よっしゃ1等賞!
レックスは?……特賞だったよ。

「おおあたりぃーっ♪すごい、すごい見事命中、大本命!ツキまくりの貴方には特別賞の大盤振る舞いもってけドロボー!にゃはははははっ♪」

何かそう言って大量に持ってきた。

色々あるよ。ホントに大盤振る舞い。(※ゲーム版での特賞はキッチンナイフ、PSP版はFエイドだけです)

Fエイド、ゲドックーの葉、食材多数、魚のえさ、そして……

「これは?」

赤いひし形の石みたいな物。なんか前に拾った石と似てるような。

「これは彼に必要な物、ちょっとこれ借りるわよ♪」

そういって前足につけていた似ている黒い石を取っていく。
メイメイの手の上で赤い石と共にふわりと浮き始めた。

「四界の力を秘めし石よ、今こそあるべき所へ帰らん。天地万象……四界天輪……龍命祈願……四元回帰……星の巡りよ……意思の子の力を取り戻したまえ……。王命に於いて、疾く、為したまえ!」

メイメイの言葉に石は光り輝き一つになる。
そしてそれは俺の額に向かっていったと思ったら俺の意識は途絶えた……



レックス視点

光り輝く石が抱きかかえてるユエの額に入っていった。
まるで水の中に入るように自然に……

ユエはその瞬間気を失ってしまったのかぐったりしてしまう。

「ユエに何したんですか!!」

「慌てなくても大丈夫よ先生。彼に力を返しただけだから、少ししたら目を覚ますわよ」

「力を返した?」

「彼の力はどういう訳か4つに別れて石になっていたのよ、それでさっきはそのうちの2つを戻したってわけ」

「力が戻ったらユエはどうなるんですか?」

「すぐには変わる事はないわ、変わるといっても先生の心配するような事は起こらないから安心して。本質が変わる事なんてそうそうにないんだから」

「そう……ですか」

「さ、というわけだから彼を休ませてあげてね♪」



視点終了。

夢の中



声が聞こえる。

懐かしい声。

――は月を見ていた俺に月が好きなのかと聞いてきた。

「分からない」

そう俺は答えた。月を見るのが初めてだったから。
けど、見ていたいと思った。

――はそんな俺を見て、俺の名前にユエと言う名前はどうだと聞いてきた。

「お前がそう名付けるなら、俺はそれでいい」

俺の名前はそこからユエになったんだ。

懐かしい記憶。

俺と――が一緒にいた時の大切な記憶。

俺の親友の記憶。



そこで意識が夢から覚める。



目が覚めた。

あれ?俺、何時寝てたんだ?

なんか懐かしい夢を見ていたような気がするけど思い出せねぇ。
まあ、大切なもんならそのうち思い出すさ。

「ユエ、起きたんだね」

ん?ウィルがどうしてレックスの部屋に?

「あの人なら眠ってるユエを預けて集落に行ったよ」

は!?俺、置いていかれたのか!!
こうしちゃいらんねぇ!

ばっとベットから飛び降りる。

「あ!ユエ!」

行ってくる!と一声鳴いて行こうとするも扉が閉まってる。俺には開けらんねぇ、くそう。

「あの人の所へ行きたいんだろ?」

扉をあけてくれるウィル。

ありがとよ!とお礼に鳴いて少しだけ擦り寄ってから部屋を飛び出した。

船の外へ出て奴の匂いを辿ってくことにした。悔しいが虎化がこんなとこで役立つとは……



ラトリクス

見つけたぁーーーー!!!

俺はターゲットを見つけた途端すごい速さで頭突きした。

「ごふっ!!?」

レックスにクリティカルヒット!!
レックスは戦闘不能になった!

「ユキユキさん!ダメですよ先生さんを吹き飛ばしちゃ!」

ユキユキさんは俺の事。雪みたいに白いからだそうだ。

「ギャウー!」

レックスが復活するまでマルルゥとケンカ……途中から遊んでた。

レックス復活後。

「置いていった事は悪かったと思うけどあれはない!!」

「ガウー!」

「ダメですよケンカは!二人とも仲良くするですよー!」

マルルゥに仲裁され、俺達は集落巡りを再開する事に。(レックスが護人の招待で集落巡りしてるのを聞いた)

クノンって機械人形(全然そう見えなかったけど……)に挨拶して風雷の郷へ。



風雷の郷

マルルゥの説明を聞きながら郷を歩き、鬼の御殿ってとこへ。

護人で鬼の忍者、キュウマはもう自己紹介はしたので、鬼の姫のミスミと自己紹介した。つっても俺は喋れないからレックスが代わりに紹介した。

ミスミは動物が好きなのか俺の頭撫でてきた。
本人は触り心地に大満足だったようです。

俺の毛並みって皆に好評なんだよな。密かに自慢になりつつって……あー!虎化が進んでるよ!無意識にまた進んでたよ!

そんなこんなで次の集落、狭間の領域へ。

狭間の領域

不思議な森だ。そこら辺に水晶のような鉱石が生えてる。
綺麗な場所だなー。

そこではフレイズって天使にあった。
おおー!天使なんて初めて見たー!

天使はじっと見てる俺に気付いてこちらを見ると。

「!」

何で驚いてんだ?

「こ、この方は?」

「へ?あ、ユエの事ですか?ユエは俺の護衛獣です」

「そう……なのですか」

「あの、ユエがどうかしましたか?」

「いえ、とても不思議な魂を持っていたようなので……」

「不思議な魂?」

「ええ、とても不思議で美しい魂ですよ」

「そうなんですか?」

「ええ」

何だかよく分からないけどフレイズに好かれました。



双子水晶

フレイズと別れた後、双子水晶ってとこに来た。

昼間はホントに誰もいない集落だなとレックスが言うとソンナコトナイゾと声が聞こえた。
姿を見せるように言うと、何かレックスと瓜二つだけど色が逆と言う謎の人物が出てきた!

レックス……お前双子だったのか?

そう思ってるとレックスは自分がいると驚いてた。双子じゃないんだ。
相手はレックスの言ったことを真似してるし。

ずっと真似されるからレックスが困ってると偽レックス(仮)が後ろから来たフレイズに殴られてました。

なんかマネマネ師匠とか言ってるけどそれ名前っすか?
なんでも人を真似てからかうのが大好きな幽霊だとか、はた迷惑な。

しかもフレイズのいう事を聞かず、やめてほしければモノマネ勝負で勝ってみせろとかいい始める。

レックスはその勝負受けるし、レックスってわりと勝負事とか好きだな。

そうしてレックスVSマネマネ師匠のダンス対決がはじまった。

俺とマルルゥは観客席にて応援中。
周りはちっこいサプレスの召喚獣達でいっぱいだ。

こいつらどこから聞きつけてきたんだ?

そんな感じで準備も整い、ステージの上にてダンス対決だ始まった。
どこからともなく音楽が流れ出すし、どうなってんだろうなここ?

ダンス勝負は始まってみると意外にすごい勝負だった。

結構早いマネマネ師匠の動きにレックスが完璧についていってた。
すげー。レックスって結構何でも出来るな。

すさまじいダンス対決はレックスの完全勝利に終わり、観客の召喚獣達からおひねりがたくさん投げられてた。(お金+宝石類)

マネマネ師匠になかなか素質があるじゃないかと認められ、賞品としてブリキの勲章をもらった。

おひねりでがっぽり稼いじゃったよ。
まぁ……それだけすごい勝負だったと言って置こう。

次はマルルゥの住むユクレス村だ。

その前に大量のおひねりを船においていこうって事になり、船へ戻った。



おひねりを見たカイル達はこの島は宝島か!?などと言っていた。

うん。まあ宝石なら狭間の領域にあるっぽいからあながち間違いではないかもしれない。



カイル達に引き止められたから集落巡り再開は少し遅れるかもなー。
質問攻めにされてるレックスの足元で欠伸して寝そべる俺だった。








 
 

 
後書き
な、なんかシリアスな方向に進みそう……
最初はギャグ系に行こうと思ってたのにどうしてこうなった……うーん、これはタイトルを変更すべきなんだろうな……

メイメイさんの呪文は適当です。設定が増える一方です。

1話の説明追加について 主人公の姿ってどうにも説明し辛いです。

一番最初にアイギスの子供って感じで描いた絵ならありますが、見せた人全員に虎じゃねぇ(口の形とか)とつっこまれてしまったものなので出せないかと。いい挿絵が描けたらいいんですけどね……
 
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