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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第4巻
  搭乗手続きからの待機×航空機ハイジャック

今俺たちは空港にいる。フランクフルトで少し観光をしてドイツビールやワインを買ったり簪のお土産を買ったりとしていた。その間は自由行動だったけど、セシリアたちが他の所に行ってる間にメールが来たのだ。その相手が簪だった。内容を言うとだな。

『一夏へ。元気にしてますか?こちらは元気ですよ。一夏がイギリスに行ったという話は本音に聞いたけど、今はドイツで帰りの飛行機に乗るところかな?だったら私のもお土産買ってきてほしいな~。あと本音にも。それと機体が完成したおかげで今まで話せなかったお姉ちゃんと話せるようになったよ。あ、お姉ちゃんは更識楯無って言ってね、IS学園の生徒会長をしているの。で、そのお姉ちゃんからも一度会って感謝したいって言っているわ。あとお父さんやお母さんは一夏が国連軍の大佐だって事は知っているみたいで、一度会ってみたいと国連軍に話の場を作ろうとしているみたい。知っていると思うけど、裏工作を実行する暗部に対する対暗部用暗部である更識家なんだけど国連軍ブラック・シャーク隊はさらに暗部が得意と聞いたよ。日本政府の暗部だけど全てを知っているのは一夏の部隊だと聞いたよ。これから空港に行くのなら出発時刻と到着時刻教えてね。簪より』

とこういうメールがフランクフルト観光をする前に来たので、俺はお土産屋に行ってから買っておいた。箒たちのは、もう日本のIS学園の俺の部屋にあるが簪のだけは忘れていたな。あと千冬に頼まれたドイツビールとワインを数本買ってから土産を空間の中にしまった。そして今に至るというところだ。

「アデーレとフィーネよ。短い間だったが観光と空港まで送ってくれたこと感謝するよ」

「いえ。少しでもお力になれるかと思ったまでです。一夏さんのおかげで我々の軍での問題を一夜で解決してくれた英雄なのですから」

「それは言い過ぎだと思うが、まあ気持ちは受け取っておくよ」

「それとラウラさんもお気をつけてください」

「あ、ありがとう。それよりなぜ私もこのような服を着なければならないのだ?」

「今回は自家用機ではなく、一般客と一緒に乗るんだ。それに軍服やIS学園の制服を着ていて、そしてもしハイジャックされたときに目立つからな。我々はあくまで一般客と一緒に乗るのだから。まあ俺達は2階席だが、アリスたちはファーストクラスだ」

「それなら納得しよう。何かあればすぐに対応はできるが『俺の命令が下るまで動くなよ』わ、分かっている」

「そろそろ空港内に入りませんか?一夏さんはいいですけど、私たちは荷物がありますので」

「そうだな。では、アデーレとフィーネ。日本に来ることになったらいつでも連絡をしてくれ。俺達が案内をしよう。これが俺の名刺だ、そこの番号かメールで連絡をしてくれ。まあたぶんクラリッサと一緒に来る可能性大だがな」

「ありがとうございます。今度は国連軍との交流会を楽しみにしております。お気をつけて下さい」

と言って敬礼をしたあとに、俺達は空港内に入った。中に入ったあとに搭乗手続きをした。チケットにはちゃんと名前が書いてあるけど。そしてパスポートも各自で提出してからパスポートとチケットをもらってから荷物を預けた。そしてそのまま出国審査をしてから手荷物検査とかをした。まあISは引っかからないと思うけど。そして俺達が乗る飛行機まではもう少し時間があるから、ラウンジで気長に待ったけど。その間に千冬にメールを送った。こちらは12時半で出発時刻は13時半で、到着時刻は朝の9時頃だと。あと一応俺達が乗る飛行機と便名を打って送った。送信後に簪と国連軍ブラック・シャーク隊副長にも同じ内容で送った。

「一夏さん、どこにメールを送ったのですの?」

「千冬と簪と国連軍の方にな。便名と航空会社、出発時刻と到着時刻を打って送った」

「織斑先生と国連軍は分かるけど、なぜ簪まで送ったの?」

「お前らが観光中のときにメールが来てな。そういえば簪の土産を買うのを忘れていたのさ。なので千冬のと一緒に買っておいた」

「なるほど。ところで国連軍の方は何て返信が来ましたか?」

「んー?まだ返信はないが、気になるのか?」

「はい。これまでの数々の謝礼金や感謝状がメールで届いていると同僚から聞いたので」

「あー。そういう事か。たぶんだが、たくさん届いているんじゃないのかな」

「あと隊長、じゃなくて一夏さん。このラウンジはダイヤモンドカードを持っている人で、同業者は3名までと聞きましたが。私たちもここにいていいのでしょうか?」

「それの事なら問題ない、俺の護衛と言ってあるからな。それにカードを提示のときに国連軍手帳も提示したら、何人でもいいと言われたことがあったからな」

他の隊員も納得はしていたようだったが、俺らの飛行機の搭乗時刻になってもまだ準備中とのことだった。俺達は気にしないでしばらく待っていた。一方この空港の管制塔ではおかしな輩が銃火器を持って管制塔にいる人間を見張っていた。そして俺達が乗る飛行機にある仕掛けをしていて、輩は俺達が乗る飛行機の中に待機をしていた。そして輩がドイツ軍に取り押さえられた後に、俺達の搭乗が始まりドイツ軍がハイジャック犯に聞かされたのは俺達の飛行機が離陸をしたときであった。

ドイツ軍が管制塔に行き、輩を取り押さえる前に俺達の搭乗が始まった。俺達が最初となり飛行機に搭乗したら、アリス達と別れて2階席に向かった。俺達が席に座ると何かおかしいなと思い、脳量子波で1階席に座るアリス達に話しかけた。

『お前らよく聞け。何かおかしい事が発生する可能性がある。1階席で何かあったら小さな事でもいいから報告をしてくれ』

『了解しました、隊長。にしても久々に脳量子波を使う事になるとは思いませんでしたが』

『だよねー。でも隊長の勘は当たるから、こちらも何か異常がありましたら報告をします』

『うむ。あとしばらくはISでの会話及び使用はするな。何かあったら変に勘ぐられるから、会話は全て脳量子波な。セシリアとシャルもだぞ』

『分かっておりますのよ。それにしても今回はどのような事になるのやら』

『ラウラにも言っておいた方がいいかもね。ラウラは脳量子波使えないから』

そう言いながら俺達の会話を終了させてから離陸準備となった。ふむ、この機内にハイジャック犯がいるようだな。コックピット席には機長と副操縦士はいるが、後ろから銃を向けられている。この機内にはコックピットのところに3名、1階席に客と紛れているな。だがハイジャック犯に刺激を与える訳にはいかない。しばらく様子見だ。そして離陸をしてからしばらくすると、1階席で声が聞こえた。やはり動いたようだな。するとこちらの席にいた男ら10名が立ち上がり鞄から取り出した銃火器を俺達に向けた。

「お前ら、動くなよ。動くと死ぬぞ!」

「俺達は女性優遇者という対応を排除するために日本政府に通達する!」

2階席にいた者たちは全員ハイジャック犯のようだった。何か嫌な予感しかしないと思ったらこれかと思った。ラウラが動きそうになったから、セシリアが止めた。そしてハイジャック犯はコックピット席にいる機長と副操縦士をこちらの席に移したようだ。そして艦内放送にてハイジャック犯の声が聞こえた。

『この機内にいる者に伝える。我々はISを作り女性優遇配慮というのを作った日本政府に要求をするためにこの機体をジャックさせてもらった!既に1階席と2階席、それとコックピット席は我々が支配した。操縦している者も我々の同志が操縦している。下手に動けばこの機体は墜落させてやる!忘れるなよ!お前たちは人質だ。下手な事をするとどうなるか思い知るがいい!』

との事らしい。ちなみにこの事は全世界に放送されたとか。フランクフルトから成田行の航空機がハイジャックをされたとの事で、この飛行機はドイツの領空から離れたらしいが、この飛行機に近づけば爆破するという通達が来たらしい。で、機内をスキャンしたらIS関連のを調べる機器がどこにもない事を知った俺は、プライベートチャネルで、この機内にいる者たちに言った。

『全員。俺の声が聞こえたとしても何も聞こえないフリをしていろ』

『1階席4名、了解です。ですがこちらにいるハイジャック犯は10名ですがどうしましょうか?』

『しばらくは様子見だ。もし動いたら何か仕掛けをするらしいとの事だ。特にラウラは動くなよ?』

『了解です。大佐の命がある以上は動きません。こちらは私達以外は全員がハイジャック犯のようですが、軽装のようですね』

『どうやらそのようだが、今完全装備をしているな。それにコックピット席には一応ビットを仕掛けた。こちらが動くのと同時に動くようにな。あと1階席の方も機内天井にビットを配置だ』

『了解しました。すぐに配置させます』

と言ってから我々だけでのハイジャック犯の確保並びに捕獲をする。まあこちらにはISを持っているし、何かあればISからの通信で何とかなるだろう。一方コックピット席にいるハイジャック犯は成田空港の管制塔に要求を言っている最中であった。ちなみに今俺達がいるところはもうヨーロッパから離れている。

「俺達は日本政府に要求をするためにジャックした者達のリーダーだ。俺達の要求は一つ。女性優遇制度の撤廃だ!あとは人質を解放したければ1兆円用意しろ!」

『わ、分かった。今日本政府に連絡しているから落ち着いて下さい。それより人質の様子はどうなっていますか?』

「今はおとなしくしているが、もし下手な動きをしたら俺達ごと墜落させてやるからな。あと世界中に俺たちの事を流せ!」

『分かりました。すぐに全世界に流しますので』

との事だった。2階席にいる機長と副操縦士は椅子に座らされてから、腕を縛られた状態だ。幸い俺達には何もされてないが、人質の映像目的によってカメラを持って俺達を撮っていたけど、これは好都合な事だな。まあ俺達は精神的には大丈夫だが、問題は一般客だな。ハイジャックされて死との直面という感じで、精神的に参るぞこれは。一方日本では緊急ニュースと言う感じで、全チャンネルがそうなっていたそうだけど。こちらはドイツから離陸して2時間経過しているから日本時間だと22時だな。今は夏時間だからか。IS学園では夏休みというので夜更かしが多かった。で、テレビのチャンネルが緊急ニュースになった事で部屋にいた生徒は驚いた。千冬は夜遅く山田先生と書類での格闘戦の中で生徒がざわめいたので、そこに行くと緊急ニュースがちょうど流れていたところだった。

「何事だ!」

「せ、先生!航空機によるハイジャックです!映像の中にセシリアさんやシャルロットさんがいます!」

「何だと!それはどこの航空機で何便だ?」

「○○航空のフランクフルト発成田行の312便です!」

「そ、その飛行機には一夏たちが乗っているはずだぞ!」

『繰り返しますが緊急ニュースをお知らせします。ドイツ時間13時に離陸をした○○航空312便がハイジャックされました。フランクフルト国際空港の管制塔にもテロリストがいた模様ですが、管制塔にいたテロリストはドイツ軍特殊部隊により身柄を拘束。が、離陸してしまった飛行機内に今回のテロを起こしたリーダーと構成員が20名ほど。なお成田空港の管制塔から犯人からの要求は女性優遇制度の撤廃と身代金1兆円との事。もし下手な事をすればテロリストたちと共に墜落をさせると脅してきた模
様です』

「織斑先生、私たちはどうすれば!」

「専用機持ちは何人いる?」

「幸い篠ノ之さんと凰さんはここに残っています。更識さんは実家の方に帰っているかと」

「専用機持ちを集合させて我々は成田空港で待機だ。教師部隊と一緒に行くぞ!」

と言って専用機持ちである箒と鈴を呼びに行かせた山田先生。で、報せを聞いた箒と鈴は制服に着替えてから裏の滑走路にてヘリで向かった。国連軍日本支部は既に成田空港に集まっていた。ブラック・シャーク隊が。そして成田空港にもテロリストがいないかどうかを確認をしてから管制塔に行った副長劉零と部下数名。

「失礼します。国連軍ブラック・シャーク隊副長の劉零です。で、状況は?」

「おおー。劉零副長さんではないか!」

「あなたは確か斎藤管制官ですか?」

「はいそうです『私も記憶共有者の一人ですよ』状況は変わらない様子です」

「そうなのですか『なるほど。記憶共有者のオプションは脳量子波でしたね』今の所隊長は様子見だそうです」

とこのような会話をしていたようで、俺達が動くとしたら中国辺りか日本領空に入ったら動くとしようか。俺達が話し合った結果日本領空に入ったら動くとしようという結果になった。今は日本時間だと0時だしな。真っ暗な中での行動は一般客には迷惑になる。なので俺たちは動く時が来るまで寝たのであった。 
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