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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第4巻
  粛清×観光×出発前の挨拶

次の日から観光をする日でもあったが、ドイツ軍からヨーロッパ各地にある軍に来てほしいと言われて、俺らは滞在期間を伸ばした。イギリス軍やドイツ軍での粛清があったのか、他の軍の上層部でもぜひ来てほしいと言う報せがきたのだ。ラウラから言われてな。俺たちは食事を終えてから観光に行こうとしたのに俺を加えた者たちは、せっかく楽しみにしていたのにー。という状態になったが、ヤケクソになって行く事にした。しかも外泊はしないで、粛清が終わったらさっさと次の国の軍に行くことになったけど。俺たちの滞在期間はもうないのになーとな。

行った国は、イタリア、フランス、オランダ、スイス、スペイン、デンマーク、フィンランド、ベルギー、ロシアの9ヵ国だったけど。やり方は簡単だ。どの国の軍でも男女に分かれられていて食堂がいい例えになると言われたので行ってみると、案の定イギリスとドイツであったような男性差別による追い出しが始まったので、こんなのだったら俺達を呼ぶなよと思ったけどな。こういうのは上層部で何とかできるだろうと思ったが、生憎この9ヵ国の軍上層部には記憶共有者がいるようだが、上層部の中には女性もいて手厳しいようで。あと一々ジェット機で乗るのも面倒なので、空間切断によることで時間短縮を行った。そして最後の国である大国ロシアに行き同じようにしてから粛清が終わったのはドイツ時間では夜だった。戻ってきたときは、ソッコーでベッドに行ったけどね。あと粛清が終わったら国連軍日本支部に粛清によっての金を送っとけと言ってあるので、俺らが朝になって起きたときは、9ヵ国の軍から謝礼金が送られてきたのだと。俺だけでも十分だったが護衛役として6人もついて来てくれたのは感謝だな。起きたらまずはシャワーから浴びてから、着替えてドイツ軍の食堂に行った。皆も揃ったところなので、黒ウサギ隊と食ってたけど。

「一夏、昨日はお疲れだったな」

「まあな。9ヵ国の軍に行っては食堂でドンパチ騒いだ後に名乗り粛清をするというのを何回やったのか、もう覚えてないくらい疲れたぜ」

「あ、見て一夏。ちょうどニュースにもなっているよ」

とシャルがテレビの方を指差したので見るとそこには民たちが見るニュースではなく、軍特有のニュース番組だった。ヨーロッパで国連軍の織斑一夏大佐が男性差別が酷いところを粛清したとな。詳しい情報も載っていたけど、俺達はもういいよと思った。実際に行ってやってきたしな。で、食事をしているラウラが言ったけど。

「ところで一夏。一夏はいつ日本に帰国されるのですか?」

「本来なら今日か明日にしようと思ったのだが、昨日の予想外の訪問で予定が狂ったからな。今日の内にドイツを観光してたから明日日本に帰る予定だ。ラウラはどうなんだ?」

「私はいつでも帰れますが、一夏に合せようと思います。今日は最終訓練をしてから明日に備えますので」

「そうしようか。あと飛行機のチケットはどうするんだ?俺らは二階席にあるところにしようと思うが。といっても何が起こってもいいように分けるけどな。セシリアとシャルは俺と一緒に2階席であとの4人は1階席のファーストクラスに乗せようとしているが?」

「なら一夏と一緒でお願いします。こちらがチケット取っても精々エコノミーになるので」

「分かった。ならばこの食事を食い終わったところで、空港に連絡しておこう。2階席は一人追加ということで」

食事が終わったら俺たちは一度客室に戻ったあとに、明日乗る飛行機の2階席に1人追加をしておいた。あと俺達が軍関連の者というのは秘密でお願いをした。何かが起こって人質を取られたら俺たちは何もできないしな。チケットを確保したあとに、俺はショルダーバックを持ってから部屋を出たら全員いたので、基地の外に出てからゼロを空間から出してから乗った。

「まずはどこから行きますか?一夏さん」

「俺はどこでもいいが、俺が決めてもいいのか?」

「僕はベルリンに行きたいな。大聖堂や博物館もあるそうだよ一夏」

「それいいですわね。私はベルリンの壁が見たいですわ」

ということでまずはベルリンに行くことになったが、観光をする時間は今日と明日の午前中しかないので、空間切断で一気にベルリンまで行ってから観光をした。ベルリンの壁を見たり、大聖堂やペルガモン博物館とかにも行ってみた。博物館島といって5館集まるところを博物館島というらしい。一気見をしたあとにお腹が減ったのでどこかにレストランがないか探したらあったので、そこに行き、ドイツ料理を食べた。アリスとシェリー、エリザとフローラはドイツのワインを飲んでいたけどな。俺は運転するから飲めないけど、お土産として買うからいいか。

「もうすぐ夕方か。時間早いなー」

「そうですね。ベルリンといっても広いですから、本当ならライン川とか行きたかったですが、次回来たときにしましょうか」

「そうだなフローラ。それにベルリンだけでも結構な写真を撮ったからな」

今は車の中だけどな。行きは空間切断で行ったけど帰りは普通に基地まで帰った。基地に着いたら車を空間のところに入れてから、基地内に入り客室に行った。それから俺達の最後の夕食として、食堂には俺達の送別会をしてくれた。楽しかったしドイツワインが飲めたからよかったけど。次の日になってから朝食を食ってたら、軍関連のニュースの中に、ヨーロッパ中の軍が、男性差別をなくしたそうだ。他の国には行ってないけど、おそらく上層部がしたのであろうな。男性差別をした者は罰金と謹慎処分だそうだった。

俺達は基地での食事を終えてから一度客室に戻り、荷物を整理する者や忘れ物などないかチェックをしていた。俺達が乗る飛行機は大型航空機だ。それも1階席と2階席に分かれている。俺とセシリア、シャル、ラウラは2階席で、アリス、シェリー、エリザ、フローラは1階席のファーストクラスに乗る予定。しかも直通なので乗り換える必要はない。空港はフランクフルト国際空港だ。ドイツ最大規模の空港であるとラウラが言っていたな。今ドイツだと早朝9時だが日本時間だと夕方の16時だから、今から千冬に電話かけられるな。ちなみに今はサマータイムなので日本とドイツは7時間差だ。俺はもう準備完了なので、セシリアたちが準備完了のときはノックをしてから入れと言ってある。ちなみに俺の荷物は空間にしまってあるし、いつも使う物はショルダーバックに入れてある。さっそく千冬に電話をしてみた。あちらではもう家に帰っているかまだIS学園で仕事をしてるかのどちらかだ。ちなみに俺が家を空けているときは、ブラック・シャーク隊の女性隊員に清掃や家事を任している。千冬にやらせるとアカンからだ。しばらくコールする出たけどな。

『もしもし。一夏か』

「ああ。こちらでは朝だがそちらは夕方かな?声を聞くのは2週間ぶりくらいかな」

『そうだな。今電話してきたという事は、もうすぐ空港に行くのか?』

「もう少し観光をしてからだよ、千冬。出発時刻はドイツでは昼にしてある。その方が日本に到着するのは朝だからな。俺らが帰ってくる頃には家に着いてると思う」

『なるほどな。では成田空港まで迎えに行こう。こちらにいる小娘たちが騒がしくてな、あいつらに伝えたら絶対に一夏を尋問すると思うしな』

「そうしてくれると助かる。到着したときに箒たちと一緒なら暴走はしないだろう。それに乗る飛行機に何かあったら対処できるかもな」

『まあそうならないようにはしておくがな。あとフランスから送ってきたワインなんだが、あれはうまかったぞ。ついでに時間があったらドイツビールとワインを買ってきてくれたら助かる。山田先生や他の教員たちが羨ましそうにこちらを見てたからな。あとお前宛ての荷物は部屋に置いておいたからな』

「分かったよ。こちらはまだ余裕があるから、買っておこう。一応聞いておくけどどんなのがいい?ドイツビールは種類が豊富だからな」

『そうだな。何種類か買ってきてほしい。選別はそちらで任せる。おっと山田先生に呼ばれたのでそろそろ切る。出発するときに到着時刻をメールで送ってくれ。ではな』

と言ってから切った千冬。まだ仕事があるのか、まあ教師は大変だと聞くし夏休み中は生徒のほとんどは実家に戻っていると聞いたが、おそらく箒、鈴は学園の寮にでもいるんじゃないのかな。簪は更識家に戻っていると思うし。するとノック音が聞こえたので、俺はケータイをバックに入れてから各装備を確認した。といっても銃やナイフは標準装備なので、一応な。そしてショルダーバックを肩にしょってから部屋を出た。忘れ物はないからな。

「ノックしてから時間がかかっていましたが、どこか電話でもしていらしたのですの?」

「ああそうだよセシリア。日本にいる千冬にな。俺達の出発時刻と到着時刻をメールで送ってほしいと。あと買えたらドイツビールとワインを買ってきてほしいと言われた。俺達が乗る飛行機は出発が昼だしな」

「なるほどね。ところでこれからどうするの?一夏。空港に行く前に少しだけ観光するの?」

「まあな。フランクフルト辺りを観光してから空港に向かう。行く前に司令に挨拶しに行くぞ」

といって俺たちは荷物を持って司令室に向かった。途中でラウラと合流したけど、なぜかIS学園の制服だった。軍服と制服しかないんだと。俺たちは普段着でラウラだけ制服というのはどうなんだろうな。で、荷物を持って司令室に寄った。ノックしてから。

「失礼します」

「おお。織斑大佐か。その格好ということはそろそろ出発するのかな?」

「ここを出てから少しフランクフルトで観光をしてから空港に行く予定です。今までお世話になりました。ブランケンハイム司令」

と俺達は敬礼をしてから、一人ずつ握手をした。

「いやいや。こちらこそ世話になったよ。主に男性差別に対しての事を解決してくれたのは織斑大佐のおかげだ。他の国の軍からも感謝の言葉をもらっているが、粛清を行った軍の上層部を代表して言おう。ありがとう、織斑大佐。君のお陰でヨーロッパでの差別化はなくなった。何かお礼をさせてくれないかな?」

「そうですね。ではフランクフルト辺りで詳しい者を。護衛というより観光をね」

「なるほど。それにドイツビールは有名だからね。さっそくここに呼ぶからそこの席に座ってくれたまうえ。ボーデヴィッヒ少佐もだ」

といってから俺達はソファに座った。ケータイを取り出すと日本からメールが来ていた。箒と鈴からだったので、昼に出発するんで明日の朝に空港に到着すると。そしたら案内役の者が司令室に入ってきたので俺は閉じてバックにしまった。そこにいたのは男性差別否定派だった者たちだった。

「織斑大佐。彼女たちが自ら志願してきてね、ここを出てからの観光と空港まで送ってくれるそうだよ。名前で呼んでほしいと希望したので言うが、アデーレ少佐とフィーネ大尉だ」

「改めてですが、この基地を出てからの観光と空港まで送って行くことになりました、気安くアデーレとお呼び下さい。こちらにいるフィーネもですが」

「ならそうさせてもらおうか。俺の事も名前で呼んでほしい。まあ呼び捨てでも構わんがそれだと呼びにくいと思うのでせめてさん付けで頼む。階級で呼ばれるのは軍基地内だけだからな」

『はっ。よろしくお願いします。一夏さん』

ということで、アデーレとフィーネを案内役をしてもらった。俺たちは司令室を出たら、二人も普段着に着て来いと言った。俺達が軍関係だとは民間人には知らせたくないのでな。車も軍用車ではなく普通のワンボックスカーにしてもらった。その方がバレないし。それに外見は普通の車だが、防弾ガラスとかにしているけど。こうして俺たちは、軍基地を出てフランクフルトに向かったのであった。 
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