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僕は友達が少ない!〜ヨルノタカ〜(更新凍結中)

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第七話 男のツンデレは萌えないわけない

 
前書き
七話目ですね。一向に話が進みません。今回やっとゲームの回です。
それでもまだ半分です。
感想下さい!酷評でも構いません!お願い致します! 

 
第七話 男のツンデレは萌えない訳ない

「小鷹はさぁ。モン狩りって知ってるか?肉はともかくとして。」

「モン狩り?いや、まったく。」

「ちょっと夜空!なんで私はともかくなのよ!」

ある日の小鷹の家。今日は土曜日なので学校は休みだ。そのため、小鷹と夜空そして星奈の三人はいつも通り、小鷹の家に集まっていた。

「柏崎さん落ち着いて。」

星奈にテーブルで(この前小鷹が殴り壊したものではなく。)宿題を教えてもらっていた小鷹は、今にも口喧嘩をおっぱじめそうな空気を諌める。

「それで?英雄王。モン狩りってなにさ?」

「まあ、簡単に言えばモンスターぶっ殺して素材集めて武器作ってモンスターぶっ殺しての繰り返しをするゲームだよ。」

「なんか身も蓋もないゲームだね…」

内容がないよ〜。あ、すいません。詰まらないですね。

「それでな、つい最近クラスの男子がそれをやってるのを発見したんだよ。」

ほうほう。

「で、だ。これなら小鷹にもできるのではと思ってな。」

「でもボク、ゲーム機なんてもってないよ?」

その言葉で、一同は沈黙した。
羽瀬川小鷹は十七歳の女子高生だ。
花の女子高生だ。それが、ゲーム機を、持って、いない。彼女はそう言ったのだ。

「おい小鷹!お前それはやばいぞ!」

「羽瀬川、悪いことは言わないわ。今すぐ一式揃えなさい!」

「えっ?一式?なにを?と言うか、ゲーム機持ってないってそんなに一大事⁈」

「あったりまえだ!……あーもーわかった。おら集まれ〜部活会議〜」

バタバタと忙しく三人は話し合いを始める。

「はい。今回の議題は、小鷹に現代の若者の遊びを身につけようでーす。」

「なんか、すごいやる気がないように見えるのはなんでさ…」

どこからともかく夜空は、小さめのホワイトボードを取り出し説明を始める。

「まず、近頃の若者ども。特にリア充に属する馬鹿どもは…」

「ちょっと待て。リア充を目指してるのにリア充をディスってどうするのさ。」

「リア充に属する馬鹿どもは。」

夜空は小鷹の意見になど耳を貸さずはっきりと言いなおした。それはもう、敵意と悪意をもって聞き間違いの余地もなく。

「基本的に外で遊ぶことなんてしません。」

「あんた、偏見もここまでくるとすごいわよ………」

「奴らは基本的に家の中に異性を連れ込んできゃっきゃうふふとゲーム三昧の毎日です。」

「それってなんだか如何わしい雰囲気しか出てこないよね!」

ちなみに補足しておくと、この説明は夜空の悪意満載の説明である。

「てなわけで、リア充に仲間入りする為には、ゲームが必要不可欠なものだということでーす!」

無理矢理だった。だが、小鷹には理解ができたような気がした。夜空が何を言いたいかということが。

「えっと……ようするにゲーム買って三人でやろうってこと?」

小鷹の悪意0純真無垢なセリフに夜空も星奈も数秒固まる。と言うか夜空の顔が少しずつ赤くなり、星奈はそれを見て呆れかえる。

「べ、別に小鷹と一緒にゲームしたいだなんてこれっぽっちも思ってないからな!」

男のツンデレなど誰が得をするのだと、
一体誰が萌えるのだと聞いたことがあるが、少なくともこの部屋の中では、羽瀬川小鷹と柏崎星奈が、得をしていた。

ーうっわ、なにこの生物、可愛い!今すぐうちに持って帰れないかしら。ハアハア……

ーえ、なにこれ可愛い。本当に英雄王?

星奈に関してはただの変態である。小鷹に至っては唖然としている。もちろん夜空の可愛さにだ。

結局、この話は次の日の部活会議に持ち越しとなったのであった。理由は簡単。メインの小鷹と星奈が使えなくなったからである。

 
 

 
後書き
決めました。感想くれるまで次の話は出来てるけど投稿しません。
だからお願い致します‼︎
感想下さい! 
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