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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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原作前~追憶編前~
  武力介入による世界大戦終幕

俺達ソレスタルビーイングは、大漢崩壊後二回目の武力介入を行った。その前に四葉家に行って、俺達が大漢壊滅させた事は、世界中にいた当時の人間全て知った。本来だと四葉家の復讐か報復になるが、今回は俺達が大漢へ神の鉄槌を下した。最後に出てきた創造神黒鐵と女神雪音についても、当時の人間達は信じられない事であった。

創造神と言えばブラフマーで三神一体の神の名である事と、インド神話・ヒンドゥー教の神の名前だと言うのは、書物にある神の名だと知っている。だが創造神黒鐵と言う名前を聞いた事ないし、神の名を使って最後の審判を下したと当時のニュースの題名だった。今は四葉家本宅にいるが、大漢崩壊後にまた来ると約束したからな。容姿は本来の姿に戻ってたし、深雪も雪音と名乗り本来の姿に戻っていた。

「いやはや、崩壊時の映像を見ましたが流石ですな」

「これは序の口ですよ。我々はただ大漢を許さなかっただけであり、神の代弁者でもありますから」

「ホントに凄かったですよ。脳量子波で伝えられてから、リアル映像を見た時は!大漢各軍事基地や政府関連の建物崩壊は!」

「そのお蔭でお父さんを失わずに済んだのも、一真さんのお蔭ですよ」

「私も実戦しましたが、圧倒的でしたよ。あとは私とお父様が大天使化した時の攻撃は」

例の談話室で話していたが、ちなみに使用人達はここにはいない。俺達は零家の関係者だからなのか、当主と姉妹との会話の横入りをしたら、四葉家現当主に怒られるからなのだろう。今はまだ第三次世界大戦中であるし、俺達が宇宙に行けばあっという間に大戦終了の年になる。今は西暦2062年。

原作より歴史を変えた事になるが、ボディガードについては原作通りとなる。四葉真夜の護衛役は、俺らの者でする事になった。それに次期当主だし、四葉深夜はこの先でいい年頃になったら俺と結婚する事になる。

俺の会社傘下に当たるが、フォア・リーブス・テクノロジーを創設者は俺だが社長は記憶共有者だ。本来四葉家が出資して設立となっているが、ここでは蒼い翼と零家が出資して設立された会社だ。司波龍郎は開発本部長で、俺の立ち位置は会長と第三課のCAD開発センター所属となっている。

「ところで今度は何時動くのですかな?」

「ん?ああそういう事ね。大戦終了するのを俺達で終わらせようと考えている。俺達の武力で、世界大戦終了をさせるのさ」

「と言うと・・・・もうそろそろですかな」

「違いますよお父さん。世界大戦終了するのは西暦2065年ですから、今から三年後だよ」

「そうだったな。今回貴方と一緒に戦えなくて非常に残念ですよ。織斑少将」

「まあそうだな。前回は一緒に鬼をぶっ倒したからか、深夜と真夜も結構活躍したもんな」

「あの時はISがあったからですよ。今の私が使える魔法は精神系統のですから、実戦ではどうかと」

「では九島烈に連絡しておこうか?そしたら魔法力アップするかもよ」

「お願いしてよろしいですかな?零家からお願いをされたら首を横には振らないでしょう」

そろそろ時間になってしまったので、俺と雪音は護衛と共に東京本社に戻った。蒼い翼社長兼CEOだからな。副社長に任せきりと言うのもなーと思いながら、本社から月中基地支部に戻った。地球では三年後でも、こちらでは三日後になれば西暦2065年になるからな。地球に住んでいる者達にとって、長いかもしれんが俺達にとっては短い休暇だと思えばいい事。

今回全MSと全ISを出撃させるけど、戦闘機や戦艦相手はMSで対抗して魔法師はISを纏った隊員部隊に任せる。傍観者でいられた国は一つもないが、組織だと我々ソレスタルビーイングぐらいだろう。文字通りである世界大戦の中で、俺達は月にて出撃するタイミングを見ていた。西暦2065年になった時に俺達ソレスタルビーイングによる武力介入の年になった。

「フェルト、全機発進可能か?」

「はい。降下カプセル輸送艦にて、全MSを三角錐型の降下カプセルに搬入完了したとの報告がありました。その中にはIS部隊もありますが、本当によろしいのですか?」

「その方が早いし、ISは全身装甲だから大気圏内でも熱くないから平気さ。完了したのならトレミーも発進させるから、世界大戦を俺達で終わらせようじゃないか。トレミー発進!」

「トレミー発進です~。MS各機は戦果を期待するです」

トレミー発進後、大気圏突入後に俺達は戦争を終わらせる為に武力介入をした。各降下カプセルが、大気圏突入後にハッチを開放と一緒にMS隊とIS部隊は分かれて行動をした。MS部隊は、国家の武力を無力化し、対人対魔法師相手はIS部隊で各自殲滅させた。今回は宣戦布告無しで戦闘開始。

一瞬何事かと思った各国家は、MSとISを見た瞬間に思った各国家は敵だった国に対して、一時停戦を勧告してから共同戦線でCBを敵と認識して戦いが始まった。数十分後、双方の国家が白旗を上げた。魔法師部隊もIS部隊と男性隊員による反魔法無効化をしてから、銃火器での戦闘。魔法師は魔法が使えなくなり、戦力にならなくなった。世界大戦という戦争を二十年間やってきたが、我々が世界に喧嘩を売ったら一日半で終了してしまった。

「何か呆気なかったな~。二十年間もやっていた世界大戦は、俺達が介入したらもう終了とは」

「そうですね。ですがMSを投入した時点で、こちらの勝ちは決まっていましたから」

「ですです~。ヴェーダでも、CBが介入してから終わるまでの時間がちょうどでしたです」

「それほど俺達の武力が強すぎたのだろう。この世界は現代兵器や魔法だけの世界だからか、MSがない世界を相手にするとすぐに終わるくらいだ」

「ラッセの言う通りだな・・・・月中基地支部までいつ頃着くんだ?」

「現在大気圏突入中でして、トランザムをしていますからすぐに到着します。GN粒子散布したままですから、月が我々の基地だとは思わないでしょうね」

まあそう何だが・・・・月は地球側での月面は何もないが、そこら中にGN粒子散布装置でGN粒子を撒いてるから問題無し。トレミーは月の裏側であるダークサイドに行くと同時に、着艦シークエンスにて着艦した。

一度百八十度回ってバックしながら月中基地支部に入港後、クルー達は一時的に降りてしばらく自由行動。俺と深雪は、それぞれの部屋に戻ってから寝てしまった。地上でのニュースはこうなっていた。

『ソレスタルビーイングが第三次世界大戦をたった一日半で終わらせた』

トップニュースとされていたのを、俺達はまるでいつもの日常に戻ったかのように生活していた。その後、我々は介入せずに世界を見守っていた。世界大戦が終わった事で、本社地下で住んでいた社員の家族達を外へと開放されたが、二十年経ったのでそれぞれ世代交代という感じで、社員の子の記憶はその父親の記憶を持って生きていた。

父親や母親が死んでも、父親達の技術を受け継いでいるので、各傘下会社もそうなっていた。世界大戦により、家が無くなった者達を一時的に地下に住ましてから希望する住宅を作って住ませるようになった。それが世界大戦から二~三年後の事だった。 
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