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ソードアート・オンライン~狩人と黒の剣士~

作者:村雲恭夜
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コラボ編:ハロウィーン祭り準備期間三日目

パンプキン・ザ・クラウンは、鉈を構えると、一気に加速して飛び出してくる。
「ッ!」
それを、<滅聖剣>盾剣技<フォースシールド>で翔夜が防ぐと、ミヤビが薙刀を使い、鉈を払いながら身体にダメージを蓄積させる。
「ヴォオオオオオオ!!」
「だぁああああああッ!!」
そして、ミヤビに鉈が振り下ろされると、翔夜が割り込み、鉈に向かって<滅聖剣>大剣剣技<テンペスト>を発動。
前に踏み込みながら鉈に向かって長剣を放つと、鉈はその軌道を剃らされ、左と右の地面に落ちる。その際、範囲ダメージを食らい、ほんのワンドット削られる。但し、戦闘時回復スキルがあるので、さして気にする程のダメージではない。
しかし、鉈を地面から外すと、今度は翔夜に向かって鉈を振り下ろす。
「アブッ!!」
翔夜は避けようとするが、鉈の方がそのスピードは早い。
しかし、それよりも早く十字盾が反応し、自動でその攻撃を防ぐ。
「ミヤビ、あの鉈は短剣スキルと見て良いのか!?」
翔夜はミヤビに言うと、頷く。
(おそらく)。だけど、それと同時に二刀流の可能性も(でてる)
「いや、短剣って両手じゃないの?」
少なくとも、翔夜の世界では両手だった筈だ。すると、ミヤビが言う。
(ちがう)。あくまで短剣は片手用の武器。それを二本持つと言うことは二刀流に(ほかならない)
すると、その言葉を待っていたかの様に、二刀流剣技<ダブルサーキュラー>を発動。
右の剣が翔夜に襲って来る前に、翔夜は反応して曲刀剣技<デス・クリープ>を発動。
右の剣が来るのを待ってから飛び掛かり、長剣をパンプキン・ザ・クラウンに一気に振り下ろす。
パンプキン・ザ・クラウンのHPバーは、ようやく二本目のレッドゾーンへと突入し、先程のカウンター攻撃でスタンしたらしい。
「ソードスキル!!」
「了解!!」
翔夜は叫ぶと、<滅聖剣>片手剣剣技<バニシング・ストライザー>全三十二発の大技を、ミヤビは薙刀で<バーチカル・オービッド>全七発の剣閃を放つ。
パンプキン・ザ・クラウンは叫び声を上げながら、二本目のHPバーを消し、三本目も約五割を消滅させた。
そこで、パンプキン・ザ・クラウンは逆襲をしようと立ち上がるが、そこで終わらせるほどこの二人は馬鹿でない。
「地面に這い付く張ってろ、こんの……カボチャがぁああああ!!」
そんな事を叫び、翔夜は<滅聖剣>複合剣技<弦月・閃光>を発動。
弦月で身体を上に吹き飛ばした後、ジャンプしてパンプキン・ザ・クラウンの少し上に行くと、閃打で一気にカボチャ頭を打ち抜いた。
「グロォオオオオオオオ………」
二回目の叫び声を上げながら、落ちていったその先には、ミヤビが立っていた。
「まだまだ。<ソニックアサルト>」
ミヤビは薙刀剣技<ソニックアサルト>を発動。
上空に居るパンプキン・ザ・クラウン目掛けて、幾つもの光の薙刀がパンプキン・ザ・クラウンを貫く。
「おわっ!!」
因みに、貫通性能が高いので、これの被害はパンプキン・ザ・クラウンだけでなく、上空に滞空していた翔夜にも在ったりする。しかし、自動防御のお陰で、取り合えずはノーダメとなった。
「テメェ、ミヤビぃ!!ちゃんと範囲把握しとけぇ!!」
翔夜は言うと、ストレージから、色々な物を取り出すと、武装創造を発動し、巨大な剣へと構築する。その剣先をパンプキン・ザ・クラウンのカボチャ頭に構えると、二つに分かれ、巨大な銃身が姿を現す。
「滅消!<スターダストォ………>」
銃身に巨大なエネルギーが収束し、途端、ミヤビはパンプキン・ザ・クラウンの下から即座に回避した。
「<メテオ・ブレイザァアアアアアア>ッ!!」
途端、銃からとてつもない威力を持ったエネルギービーム砲が放たれ、パンプキン・ザ・クラウンを直撃した。
<滅聖剣>複合剣技<スターダスト・メテオ・ブレイザー>。
剣の耐久値を限界まで下げるリスクがある代わり、強力なエネルギー砲を放てるこの技の大元は<銃剣>のビート系の銃撃銃技の最高位スキル<ビート・ブラスターク・エンフォーザー>。
それを数百倍の威力に変換したのが、この<スターダスト・メテオ・ブレイザー>である。
「グオオオオオオオオオッ!!」
パンプキン・ザ・クラウンはあらがう様に、エネルギー砲から出ようとするが、技の威力故にビーム砲の範囲からは逃げられない。
やがて、剣の耐久値を限界まで落とし、エネルギー砲が消えた時、パンプキン・ザ・クラウンのHPバーは三本目、四本目、五本目を無くして、六本目を五割まで減らしていた。
それ相応の耐久値に設定して創った筈のその剣銃は、ガラガラと音をたてて壊れ、最後に消滅した。
「……固い、固すぎるぞパンプキン・ザ・クラウン」
「私もここまで固いとはおもって(ない)
ミヤビはそう言うと、薙刀をしまう。
確か、薙刀を創る専門の鍛冶師は居なかった筈なので、耐久値が無くならない様にしていると本人から前に聞いた。と言うことは、今後はアシストに徹するつもりだろう。
「ミヤビ、下がってても良いぜ?」
「冗談。翔夜だけに殺らせる訳には(いかない)。これは二人の獲物」
ミヤビがそう言うと、自然と笑みを溢し、翔夜は言った。
「そうかいそうかい。なら………トッテオキのを使いますか!!」
パンプキン・ザ・クラウンが起き上がると同時に、パンプキン・ザ・クラウンを蹴り飛ばすと、ミヤビに言う。
「ミヤビ、少しだけ時間稼ぎ頼むわ。彼奴のHPを一気に消滅させる」
「……(わかった)。あの二刀流を相手に薙刀無しで何処まで行けるが(わからない)。けど、それに(かける)
ミヤビはそう言うと、片手剣と弓を持ち、パンプキン・ザ・クラウンの飛んでいった方向へ走って行った。 
 

 
後書き
文化祭ようやく終わりました!!
ライト「お疲れ作者」
去年は台風で文化祭その物が生徒だけの公開となりましたからね。とても楽しみにしてました!!
ダーク「それは良いから、取り合えず今後の日程発表」
あいあい。
まず、このパンプキン・ザ・クラウン討伐と、ライトサイドでキャラクター達を登場させた所で準備期間は終了。その後、コラボ編本編となります。
ライトVSライト(漆黒)、ダークVSリンのエキシビジョンマッチから始まり、そこから混沌化をしない程度にキャラクター達を動かしたいと思います。
そして!アマツ狩りは前回組んだローテパーティで六回行います!!因みに、個々のアマツさんは改造して強化しようと思いますので、通常のアマツ狩りが出来るのは果たしてどのチームでしょうか?そこを含めてお楽しみにしておいて下さい!!
そして、それが終わったら遂にGGO編本編の再開!!翔夜ことダークとライト達、シノンと合流するところからスタートします!!
そしてそして!それが終わればライト&ライト(漆黒)のボス攻略無双編をお送りする予定です!!
尚、これらは作者の都合により変更となる可能性が高いのでそこのところはご理解とご協力をお願い致します。
ライト「珍しく真面目」
変な物は食ってないからな?
では、次回はGGO編の設定及び、ダークの滅聖剣の設定です!!お楽しみに!! 
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