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『自分:第1章』

作者:零那
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『2人目:240分』

次すぐ予約入ってた。
コスプレがセーラーと体操服。
コスプレNG無いから嫌でも断れん。
似合わん服よりはありがたいけど。
零那はロリ線で売り出されてたらしく、コスプレ勧められたらしい。
で、またロング。
120分。
オタクっぽい人。
真性包茎。
抜きサービス無し。
写真撮影希望。

撮影はリスクも高い。
オプションで1枚1000円。
顔は勿論のこと、本人特定できる墨や傷やアクセは撮ったらあかん。
撮影した写真は一緒に確認する。
個人で楽しむ撮影やけん、距離感やポーズ、何から何まで自由。
お互いのフィーリング次第。

このお客さん、零那の写真保存数50枚以上...こんなんで大金もらうのは気が引ける。
本番行為より抜きより撮影が何よりの生き甲斐らしい。
払わせてって言われたけどホンマに嫌やったけん半額にしてもろた。
今迄の女の子は喜んでたらしい。
そりゃそうだろうけど。
撮影だけで数万なんやからラッキーよね。

零那は無駄遣いやと思った。
でも生き甲斐なんやから仕方ないよね。

撮影後は飲み。
いつも女の子と話したり飲んだりは無いらしい。
でも、オプション半額になった分どうしても零那に使いたいって...

零那、免許無いくせに車好き。
このお客さんも車好きだった。
話も苦痛にならず、楽しく飲めた。
さらに延長120分。

連絡の際、予約客が居たらしいけど、フリーやから断りの連絡入れるって。

 
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