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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百三十一話 神々の戦いへその四

「今もそうしているわ」
「それでも俺達とはか」
「ええ、一緒に戦わないわ」
 それはないとだ、アテナは断言した。
「貴方達ともカンピオーネ達とも」
「そうか、それならそれでいい」
 操真はアテナその言葉と考えを聞いて言葉で頷いた。
「俺達はまずカンピオーネと会おう」
「そのカンピオーネの世界に行ってからになるだろう」
 木崎が冷静に述べてきた。
「詳しいことがわかってくることも」
「そうですね、じゃあアテナさん」
 大門はその木崎の言葉を受けてからアテナに顔を戻して彼女にお願いした。
「私達をカンピオーネの世界への門に案内してくれますか?」
「元々今から戻るつもりだったわ」
 アテナは大門のその申し出に淡々とした口調で返した。
「それならね」
「はい、今からですね」
「案内させてもらうわ」
 その無表情な顔と声での返答である。
「ついてきて」
「はい、それじゃあ」
「行きましょう」
 奈良も応える、こうしてだった。
「その門の場所に」
「では今から」
 アテナも応えてだ、こうしてだった。
 ライダー達はアテナに案内されてある場所に向かった。そこはストリートダンスにも使われている後ろに滝の様な噴水のある公園だった。
 その公園の真ん中にだ、ギリシアの神殿の柱が左右あってそれで飾られている門があった。門はそのまま中に入られる空洞だった。
 その門を見てだ、操真はアテナに問うた。
「この門はあんたにだな」
「関係はあるわね」
 その可能生はだ、アテナも否定しなかった。
「どうやら」
「そうだな」
「ではその私と縁のある門を潜ってね」
「そのうえで、だな」
「行こうl
「わかったわ」
 こうした話をしてだった、一行はアテナに案内されてその門を潜った。そのうえで辿り着いた世界はというと。
 ごく普通の世界だった、ライダー達のいる世界と何も変わりはない。それで奈良はその街を見回してから操真にこんなことを言った。
「何か犬神さん達の世界と同じで」
「ああ、世界の状況自体はな」
「僕達の世界と変わらないですね」
「全くな」
「ただ」
 ここでだ、奈良は前を見た。そこには東京タワーがあるが。
 妙に新しい、それで言うのだった。
「二代目かな」
「一度戦いで倒れている」
 アテナがこう説明してきた。
「それで新しい」
「そうだったんですね」
「そう。では」
「今からカンピオーネ達のところにか」
「案内するわ」
 操真にも応えてだ、アテナはある場所に案内した。するとそこは一軒家の前だった、その前に来てだった。
 仁藤はしみじみとしてだ、こんなことを言った。
「いいなあ、こうした家でいつも暮らせるなんてな」
「そうですよね、いつもなんて」
 飯島が仁藤のその言葉に頷く。
「僕達活動中はいつもテント暮らしですからね」
「考古学者の基本だけれどな」
 特に仁藤の場合は。
「俺なんかライダーになってからずっとテント暮らしだからな」
「大変ですよね」
「家はあるのか?」
 アテナはその仁藤に顔を向けて問うた。
「ないなら気の毒としか言い様がないが」
「実家はあるけれどな」
 それも見事な実家がだ。
「けれど今は訳あってテント暮らしなんだよ」
「実家には戻らずにか」
「そうなんだよ、まあこれでも快適に暮らしてるからな」
「別にいいのか」
「とりあえずな。まあこの家の中にか」
「カンピオーネ達がいる」
 まさにこの家の中にというのだ。 
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