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(仮称)Fate/Irregular night

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ゴキブリは今以上に進化すると毒持つ様に成るらしい第1話

『2003年某日、冬木市


後半年で第四次聖杯戦争が終結してより丁度十年。あの化け物を六陣営+α――十三騎と10人――の同盟の下叩き潰した後、聖杯戦争のシステムがぶっ壊れたとか何とかでどの陣営が勝っても聖杯が降臨しないと分かってどの陣営も戦う意味を失い、ギルの提案に俺を除いた六騎のサーヴァント達は飛びつき、色々あって十一騎の英霊がサーヴァントの(クラス)の縛りから開放され、ほぼ何の制限もなく限界し続けている。
 魔術協会から喧嘩は吹っ掛けられてない。時計塔は院長が『人型だし、神秘秘匿は問題ないから良いでしょ』と言って二大魔導元帥がこれを支持。アトラス院は迷惑被らなけりゃ下手に干渉はしない。彷徨海は西暦以降の魔術で召喚された紛い物などに興味はない、干渉しないからそっちも干渉してくるな。聖堂教会は埋葬機関に二十七祖居るじゃんって言ったら間桐と不可侵条約交わした。アラヤとガイアは俺がO☆HA☆NA☆SIしてお引き取り願った。って感じの対応だった』


「キラさん。何してるんですか?」
『あん? 何でもねぇよ。ほれ、今日は四人揃って何するんだ?』
「ああ、今日は俺の投影が何れ位の強度まで行けるかを試す。アルトリアさんやモードレッドさん、ランスロットさん達にも手伝って貰うんだ」
『ほほぅ、なら覚悟をする事だな。言っておくが、ブリテンの騎士共は唯でさえ加減が効く奴がモードレッドとランスロットとベディヴィエールだけだったんだ。ガウェインは3人の制止を振り切って本気で来ると思うし、ブリテンキングは開幕ブッパしまくってたから「加減? なにそれ食べ物ですか?」状態だと思うぞ?   BANZOKU倒せる位にまで強くしようもか言い出すぞ?』
「ふん! でなきゃ訓練にならんでしょうが。望む所よ」
「でも、無理はダメなんだからね〜」
「ふふ、いざとなったら止めてくださいね? キラさん」
『ククッ、気が向けばな』


 そうして勇んでブリテン組が居るであろう衛宮家の道場に行こうとする5人。しかし、キラ以外の四人の右手の甲が紅く光ったかと思ったら、四人が右手を抑えて蹲ってしまった


『ッ!? 大丈夫か!?…………令呪が宿った痛みのショックで気絶しただけか。しかし、聖杯戦争は60年周期で起きると雁夜や時臣には聞いていたが。…………預託令呪くべ過ぎたか?
 …………あ、迦楼羅と一刀はサーヴァントとして呼ばれてたんだった。二人の魔力、ってか氣を喰らって自身の魔力にでもしたか? 聖杯め。いや、アンリ・マユの阿呆か。兎にも角にも、第四次聖杯戦争(前回)の参加者達には声を掛けなければな。綺礼、時臣、雁夜、切嗣の四人に連絡すれば勝手に伝わるだろ。さて、じゃあ準備しますか』


 キラはそう呟くと、慣れた手つきで四人を担ぎ上げ、八畳間の寝室へ運んで行った。途中でベディヴィエールに遭遇し、道場にいるブリテン組への説明を頼み、四人を布団に寝かせたあと、遠坂邸に電話を掛けた








『もしもし時臣か? キラだ。ああ、士郎、イリヤ、桜、凛の四人に令呪が現れた。……落ち着け、まだ子供には痛みがキツかったらしいが、大事無い。グッスリ眠ってるさ。ああ、他のマスターがどんな奴かは分からんが、余程負けることは無いだろう。何せ百年に一人の逸材が四人も同盟組むんだ。そうでなくとも、時計塔のロード3人、元代行者2人、魔術師殺し2人、冬木のセカンドオーナー、死徒二十七祖九体、殺人貴2人、真祖の姫、魔導元帥、ミス・ブルー、伽藍堂の人形師、最高峰の錬金術師、最高峰の治癒術師、最高峰の補助術師、英雄王、英雄王の盟友、征服王、騎士王、円卓の騎士4人、フィオナ騎士団筆頭騎士、百の貌のハサン。軽く挙げただけでもコレだけの有名どころが修行をつけてやってるんだ。勝てないとは言わせないさ。………ああ、じゃあ時計塔組への連絡は任せたぞ。』 
 

 
後書き
~魔術協会の院長
 2000年近く生きてるらしい、謎の多い人。多分自由人

~O☆HA☆NA☆SI
 八極拳から始まり、忍術で繋ぎ、大魔法ブッパで締める交渉術

~ブリテンキング
 青セイバーの呼び名(匿名?)の1つ。青ニート、青マダオ、騎士王、ハラペコキング、高燃費他多数有る

~開幕ブッパ
 ブリテンキングの開戦合図。黄金剣から放たれる聖なるビーム

~BANZOKU
 ブリテン最大の厄災。Aランク以上の宝具を持った英霊十三人率いる屈強な騎士団を苦しめたえげつない連中。ゲルマン人? 一般人の軍勢程度が勝てる訳無いから違いますね。ブリテンキングのビームでも殲滅出来なかったらしいから多分真祖とか其の辺だと思う

~ロード3人
 ケイネス、ウェイバー、ブラムの3人。揃って一級講師

~殺人貴2人
 式と志貴。揃って直死の魔眼持ちで、生きてるなら神様も殺せる人達。式は家庭持ちで旦那とその嫁(式公認)を養う大黒柱、志貴は双方合意の上でなんと11股掛けしている

~真祖の姫
 殺人貴の片方にぶっ殺されたアーパー吸血鬼。本気出したら大陸でピンボールをしたり、地球の自転を止めて創世の地獄にすることも可能なようで地球がヤバイ。原初の一(アルテミット・ワン)持ってるから多分タイプ・アース。志貴の嫁一号

~ミス・ブルー
 第五魔法の使い手。人間ミサイルランチャー、宇宙戦艦とも呼ばれている。何気に殺人貴2人共と面識がある

~伽藍堂の人形師
 ミス・ブルーの姉。妹との関係は最早修繕不可能、でも何故か殺し合いには発展しない。寧ろ喧嘩するほど仲がいい関係と言われると納得できるレベル。趣味は妹の名義で魔術協会から金を引き出す事。式の雇い主的な事やってる。「姉より優れた妹などいねぇ!!」 
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