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これは二次小説ですか?

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洞窟にて

道が塞がったにも関わらず風の神殿行きを諦めない、現実が見えているのか若干心配になる女の子、そしてその子にホの字な男、更にはそれをからかうじいさんといういろいろと心配なパーティーが塞がった道の周辺を調べていた。

「レナ、装備しているナイフをガラフに装備させてやってくれ」
「どうして!?これは私の護身用に持っているのよ!?」
「そりゃあレナよりガラフの方が刀剣の扱いに長けているからさ」
「何故そんなことが分かるの!?」
「そうじゃぞ、どういうことじゃ?」
「レナは確かに剣術を修めているようだが、実戦は訓練・稽古とはわけが違う。その点ガラフは歴戦の猛者だ。と、頭に流れ込んできた」
「わしが歴戦の猛者じゃと!?さっぱり思い出せんぞい!?」
「私が剣術を修めているとどうして知っているの!?というかガラフのことを知っているのはよりおかしいわよ!?」
「そんなこと言われてもな…」
「なら貴方が何故かいろいろ知っていることはこの際置いておくわ。でも、どうして私が素手にならなくちゃいけないの?」
「そりゃレナがナイフを装備しているよりガラフが装備している方が都合がいいからさ。ていうか、さっき実戦は訓練・稽古とはわけが違うって言ったよな?」
「まさかの戦力外通告!?」
「まあまあ落ち着くのじゃ、お嬢ちゃんは後ろで身でも守っておればよい。それに、こやつの気持ちも少しは察してやれ」
「何いってんだよガラフ。俺は純粋にだな…」
「ワハハハハ!若いもんはええのぅ。お嬢ちゃんもそうは思わんか?」
「気付かなくてごめんなさいバッツ、私大人しく守られていることにするわ」
「グッ!そんな風に気を使われるとかなり堪えるな…」

なんともアホな、いやさ、平和な一幕だ。
そんな調子で彷徨いていた3人…と1羽だが、やがて洞窟に行き着いた。

「こんなところに洞窟なんてあったかしら?」
「いや、さっきの地震でできたんだろう」
「ここを進めば抜けられるかも知れんのう」
「そうだな。行ってみよう。ボコはここで待ってろよ」
「クェッ!」

なんとも危機感の無いやつらだ。
普通、洞窟に入るなら最低限必要な装備を整えるべきだ。
一応言っておくと、この場合の装備とは武具のことではない。
また、仮に装備が整っていたとしても、地震でできた洞窟になんて入るべきじゃない。
そんないつ崩れるか分からないところへ入っていくなんて正気の沙汰じゃない!
まぁ、そんなことはこいつらには関係ないようで、何の気負いもなく入っていってしまったが。

「!あの泉は…」

洞窟に入って早々に何かを発見したらしい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
HP/MP回復!
ステータス回復!
戦闘不能から立ち直り!
___________

どうやら回復の泉だったようだ。
何かあればここに戻ってきて泉に浸かればいいわけだな。
しかし、ベースキャンプ?ナニソレオイシイノ?といわんばかりにスルーしている。
こいつらには探索が終わる前に無視できないレベルの疲労が溜まるという状況を想像することも出来ないのだろうか?
今回は入ってすぐに回復の泉があったから今指摘したが、本来なら外で作るものだと思うんだよな。
もちろん、洞窟の規模次第では中に中継地を作る必要もあると思う。
まぁ、こいつらのやることにいちいち目くじら立ててたらキリがないからな、次からは気にしないことにしよう・・・出来るかな・・・・・・

「スティールバットだ!俺が一匹殺るからガラフがもう一匹を殺ってくれ!」
「了解じゃ!」
「私は!?」
「身でも守っていてくれ!それが嫌ならガラフの担当分を手伝ってやってくれ!」
「分かったわ!」

ここの蝙蝠が間抜けなのか、はたまたこいつらの力量なのか、スカることなく攻撃を当てている。
ハッキリ言って異常な・・・って突っ込まないんだったな。

「デアロだ!さっきと同じようにいくぞ!レナは絶対に防御してろよ!素手じゃコイツの防御力は抜けないからな!」
「了解じゃ!」
「見くびらないで!」

ズガガ! ズガガ!

「クリティカルなら通るのよ!」
(おっかねぇ~)
(何とも剛毅な娘じゃの)

どうやら怒らせてはならないモノを怒らせたらしい。
振り上げた拳を(文字通り)下ろされたのがモンスターでよかったな。
と、そんな感じで洞窟を進んでいく3人。
探索は順調なようだ。

「お!」
「どうしたの?」
「しっ!ちょっと隠れるぞ!」
「あれは海賊か!?」
「静かにしろって!気付かれるだろ!」

「ったく!地震のせいでアジトと変な洞窟が繋がっちまったぜ!」

ゴゴーン

ゴゴーン

「なーるほど」
「あの海賊の真似をすればよいのじゃな」
「ま、その前に」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
皮の帽子
___________

「また?」
「また、とはどういうことじゃ?」
「あの隕石でもあったのよ。ガラフの呻き声が聞こえてたんだけどね、こっちに宝箱があるからーって」
「倒れとったわしは後回しかの?」
「そうだったのよ」
「何とも酷いやつじゃ」
「聞こえてるぞ、2人とも」
「まあまあ、それで?誰が装備するんじゃ?」
「もちろんレナだ。あと、レベル上がったからナイフとブロードソードを交換しよう」
「了解じゃ」
「分かったわ」

ガラフは「悪いのはお主じゃろう」ぐらい言ってもよさそうなもんだが・・・
それにしてもどういう原理で動いてるんだろうな?
牙付きの岩の自動ドアって随分珍妙なシロモノだと思うんだが・・・
口みたく縦に開くところがまた凄いよな。 
 

 
後書き
洞窟内で怪しい奴を見かけて、どうして海賊だと思ったんでしょうかね?
私気になります!
アジト〜の台詞の後なら分かるんですが・・・・・・もしかしてそういう順番だった?


えー話しは変わりますが、短すぎるとの指摘があったので長くしてみました・・・まだ短いですかね?
一応言い訳をしておくと、携帯だと編集(推敲だとか校正だとかいうのかな?)が200文字ずつ区切られているため、長くすると手間がどんどん増えていくというのがあります。
ここの仕様なのか、保存した時に何文字か抜け落ちるというのがあり、編集は必須なのです。
そんなわけでできれば短く書きたかったのです。
まぁ、それでも長くと言われれば長くするようにしますけど。


あと、ウィンドウは携帯に合わせているんですが、パソコンに会わせた方がいいですかね?
携帯に合わせているということは、携帯で二行以上になるぶんはパソコンではウィンドウからはみ出して見えるということなんですよね。
例えば今回の
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
戦闘不能から立ち直り!
___________
は、本当は
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
戦闘不能から立ちなおり!
___________
なんですよね。
携帯では「!」が二行目に降りて見えるんですが、パソコンでははみ出して見えるはずです。
なので、苦肉の策として「直り」としたのです。
で、どうするのがいいか意見が欲しいです。
一応
?携帯に合わせる
?パソコンに合わせる
?携帯で行が変わるタイミングで改行する
という案があります。
また、?の派生として完全に囲ってしまうというのもあります。
┏━━━━━━━━━┓
┃  こんな感じ  ┃
┗━━━━━━━━━┛
どれがいいですか?
別な案があればそれも考慮します。 
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