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ゼロの使い魔ー紅の書ー

作者:使い魔
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親睦会

 
前書き
アルビオンの土地とか分からないしwikiっても情報ないし完全オリジナルになりそう。

アンチになりそうな感じにしたくないので、頑張って書きます!情報や考察どしどし書いてね! 

 
  部屋に通されてから・・取り合えず
キングサイズのベッドに寝そべっていた。

  夕食のときまでゆっくりしてくれ
メイドが知らせに行くから、部屋で
体をやすめてくれと・・

  言われたんだけど、この部屋が
無駄に広くて落ちつかない。

  天井はシャンデリアに彩られ、
床いちめん赤い絨毯が敷かれていて。

  ドアから見て右側に暖炉があり、
中央の奥にベッド、その前に丸型テーブルに
イスがある。

  窓は右側と左側の壁に大きなものが使われている、
後は壁が全体的に白い・・・・

  落ちつかないのは部屋のせいでもあるのだが!
レンと同室という事実が一番の衝撃。

  オレは他の部屋を進めたんだけど・・

  レンは一緒で構わないーークーが嫌なら
別の部屋にすると言われた。

  嫌なわけないけど! うれしいけど!
大丈夫なのか!?

  ちらっ・・同じくベッドで
寝てるレンに視線を泳がせる。

  「ーーーーすぅーーんぅーー」

  熟睡してるーーエディルガーデンで色々
あってから数時間くらいしか経ってないしな。

  シスカやローウェン、キーヤ、皆ーー
どうしてんだろ。

  「ーーお夕食の準備が整うのでお呼びに参りました」

  控えるようにきれいに直立で立っている。

  「レンはそのーー疲れて眠ってるんで後で用意とかって・・できますかね?」

  「ーーかしこまりました」

  礼をしながら了承する。

  「後程ーー部屋にお持ちいたします・・着いてきてくださいませ」

  言われたとうりに着いていく、
廊下のつくりも部屋と変わらない。
違いは壁にキャンドルスタンドが
設置されてるくらいだろうか。

  このメイド・・無駄がなく直立のまま
歩いているようにみえるだけど・・
これが普通なのか?

  凄いもんだ・・っとーー感心しながら
長い廊下を歩き続けた。

  メイドが止まり大きな扉を押し部屋に入ると、
他の部屋より天井が高く全体的に大きかった。

  ウェールズと老人が立派な長机に
テーブルクロスを敷かれた席に座っている。

  「ーーお連れしました・・もう一人の客人はお疲れのようで、眠っておいでのようです」

  扉の前でたんたんと報告していく。

  「ーーそうか・・もう下がってくれていいよ」

  ウェールズがそういうと失礼しますと
下がっていった。

  「さぁーー遠慮なく座ってくれクー」

  手招きされ席につく四角形の机でオレが側面で
ウェールズと向かい合う形になっていて
オレから見て右手側に老人がいる・・
ただの年寄りではないとわかる
程漂う空気が違う。
 
  「お主がウェールズが召喚した使い魔か・・」

  引き込まれそうな存在感と重低音の声が届く。

  「ーークード・ヴァン・ジルエットだ・・クーって呼んでくれ」

  この場だけ敬語を使うのは違うかんじがする
なにより礼儀作法も知らないから
ボロが出るだろうとーー
飾らない話し方で応える。

  「私はーージェームズ・テューダー・・アルビオンの王だ」

  こちらを見定めるように目を凝らして
いるようだ、だけどオレは自分を
偽ったりできない・・いやーー
したくないだから自然体で
いればいいさ。

  「ーーふふふ・・気に入ったぞクーいい目をしているな、息子をウェールズを頼めるか? 私は見たとうり老齢で先は長くないだろうからな」

  親が息子を思う目っていうのかな
穏やかな目だ・・親の顔すら・・
知らないけどな。

  「オレの方が年下だし・・礼儀作法とかの教育も受けてないぜーーいいのかよ?」

  無理があるだろ? と言わんばかりに
肩を竦めた。

  「小難しいことは周りに任せればよい・・私が生きてるうちは心配いらんがなーーそうではなくな内面のことだよ」

  揺るがない自分をもっている者は強いからな・・
私にはなかったーーだから託そう若者達に。

  「頼めないだろうか?」

  老齢になっても衰えない力強い瞳が
目を反らすことなくこちらを捉える。

「そういうことなら、任せとけ!」

  自信満々に親指を立てる。

  ◇◇◇

  目が覚めクーを探すがいない・・

「クー・・どこにいるの?」

  起き上がり部屋を出て歩きだした。

  「なにここ・・広すぎ」

  少し歩いただけで迷ってしまうくらい広い。

  「レン様・・なにかごようですか?」

  たまたま通りかかったメイドが立ち止まる。

「クーのところに・・いきたいの」

  離れたらいけないきがする。

  「それでしたら・・こちらです、着いてきて下さいね」

  くるりと反転し先導するように歩く。

  「わかったわ・・」

  早くクーのそばに・・

  「こちらですーーでは失礼しますね」

  一礼してから仕事に戻っていく。

  中からクーの声が聞こえた。

  「そういうことなら、任せとけ!」

 ◇◇◇

  「変な空気になってしまったな・・では食事が冷めるまえに頂こう」

  この少年になにが出来るかわからんが・・
只者ではないような感じもするしの、
どちらにしろ我々だけでは・・
打開策などない・・ならばーー
賭けてみるのも悪くない。

  「そうですね、頂きましょう父上」

  ナイフとフォークを持とうとしたが、
動きを止め軋むドアに視線を移す。

  ドアが開きレンが入ってきた。
 
  「レンーー起きてきたのか」

  広くて迷わなかったのかレンは。

  「メイドに会って・・案内してもらったから」

  ーーネムーーネムーーっと・・
目を擦っている。

  「一緒に召喚された娘でよいのかな?」

  まるで人形のような少女だ・・

  「・・えぇ・・名前長いからレンでいいわ」

  おなかすいたわ・・

  「ーーレンの食事をお出ししなさい」

  手際よくメイドが食事を配膳していく。

  「こちらの席に座ってくれ」

  ウェールズが残りの席に案内した。
 
  「では・・頂くとしよう」

  鳥のローストやスープ、野菜、
シチューなどがある。

  「・・・・・・」

  なんでこんなに・・ナイフとフォークが
あるんだ?

  その様子に気がついたジェームズが・・

  「公共の場でもあるまい・・自由に食べなさい」

  ーーはっはっは・・・・っと
愉快そうに笑いだす。

  「腹減ってたから助かるぜ・・公共の式とかは出れないなこれじゃ」

  細かいことを覚えるのも苦手だ
礼儀作法なんて、ガラじゃねぇしな。

  「・・モク・・モク・・おいしい」

  レンはただひたすらに食べていた。

  「ーー本当に美味いな!」

  どんどん口に放り込んでいくが
勢いは止まらず、メイドが追加している。

  「そうか・・そうか・・気に入ってくれたか」

  束の間の休息ってものだろうか・・
いいものだなーーアンリエッタは
元気だろうか・・?

  顔合わせもかねた夕食はそれぞれ有意義な
ものとなった・・これからーー
アルビオンは・・レコン・キスタとの
戦いに投じることになるだろうが、簡単には
あきらめないーーもったいないらしいからな
華々しく最後を散らせばいいと
思っていたはずが・・クーの言葉で・・
私の中のなにかが変わりつつある。

  守っても滅ぶなら・・
攻めてみようじゃないかーー

  アルビオンの存続を賭け・・撃ってでる!
 
 

 
後書き
楽しんで頂けたでしょうか?ジェームズさん違和感なかったかな?

活躍薄すぎて難しいです。まぁ・・次回もお楽しみに? 
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