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神の左手を持つ雀士

作者:湯鵜
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4話

 
前書き
今回こそは文学少女宮永さん登場‼︎
文学少女の清楚でかわいい子なので、大魔王とか言ったらダメです。
でも、大会の話になると書きそうな気がする。
そして、まこの口調も迷子になりました。 

 
清澄高校 中庭
「おー、いたいた。おーい、咲ー」と中庭の木陰で本を読む実に文学少女らしい咲に呼びかけたが「........」反応がなく本を読み続けていた。
俺ってまさか嫌われてんのか?確かにいきなり下の名前で呼びかけるデリカシーのない先輩と思われているのかもしれない。よし、なら丁寧にいこう。
「おーい、宮永さーん」「........」ヤバイ泣きそう部活内での受け答えは実は社交辞令であんたなんかとは普段喋りたくないとか思われているのかもしれない。
そうか、そうだったのか。先輩失格だな。ははははっ。

意気消沈し、俺がその場を去ろうしたとき。
「悠、お前は一体どうしてそんなに落ち込んどるんじゃ?」後ろからまこに声をかけられた
「実は、俺は超鈍感の嫌われのものだと気づいたんだ。」
「はぁ?全く話が読めんのー。少なくとも麻雀の後輩からは慕われとるじゃろうに。」
俺もさっきまではそう思ってたさ、でも、でもー(泣)
「先輩方どうされたんですか?」咲が本を読み終えたのかこっちにやって来た。
というか、まこの前では俺を嫌ってることを見せないのか⁉︎
と言うことは嫌ってるの俺だけなのか‼︎
どうすればいいんだー
「あの、悠先輩どうしたんですか?」
「すいませんでした。宮永さん。なんかよく分からないが全面的に俺の嫌いなとこ直しますから〜(泣)」
「えっ⁉︎一体どうしたんですか、悠先輩」
「咲ー、なんかよく分からんが許してあげたらどうじゃ」
「いやっ、まこ先輩。私も何を謝られているのか分からないんですよ。」
「何じゃ?心当たりが無いのか。じゃあ、悠なにを謝っとるんか説明せい」

俺はさっきの出来事を話した。
「すいません。悠先輩。私、本を読み出すと周りの声が聞こえなくなっちゃう人でして、全く聞こえていませんでした。」
「そうなのか。良かった。俺はてっきりすげー嫌われているのかと思ったよ。」
「いえいえ、先輩は始めて私のプラスマイナスゼロを破った人ですからものすごい尊敬してるんで嫌うなんてとんでもないです。」
「だ、そうじゃ良かったのぉ。悠」
いやー、良かった。マジで泣きそうになったもんなー
「それより、先ほど話では悠先輩は私を探してたんですよね?」
「そうそう、この前教えてくれた本。めっちゃ、面白かったからさ、またオススメの本があったら聞こうかなーと思ってさ」
「そうですか。お気に召しましたか。じゃあ、ナイルに死すって本があるんですが、この本はとても......いやでもあの本も...」


文学少女宮永咲は本の話になると和の説教並に長い。
もちらん、この後の授業は三人とも遅刻したとさ。
 
 

 
後書き
文学少女って響きは最高ですね。
私はラノベの文学少女シリーズ大好きで全巻読破しました。
ミステリー+文学はいいですね。氷菓も大好きですよ。 
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