[ 原作 ] オリジナル小説
絵を描くことが好きで、高校生にしては物腰が穏やかで大人びている“私”若しくは“俺”こと小野寺弘彦。
彼は、病弱で入退院を繰り返している新田由生を気遣い、度々足を運んでいた。
それというのも、年齢の成長と共に視点が大人びて、物事を斜めに見る癖を持ってしまった自分と違い、閉鎖的な環境で今でも“少年”でいる親友に心から憧れていたから。
自分には無い、輝ける“少年の視点”を大切にしていた折り、新田に「『ドリアン・グレイの肖像』を知っているか?」と問われ、自分が元気な様子の絵を描いて欲しいと言われ――。
世界的に名を馳せた画家の、密かな独白。
BL寄り。
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タイトル | 更新日時 |
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前置き | 2016年 04月 25日 01時 05分 |
遺言。 一枚目 | 2016年 04月 25日 01時 15分 |
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