【騎士】は言ったーーー「行先の結末が悲惨でも････その過程が輝かしいものならば。」


【蝋犬】は吠えたーーー「善悪なんてねぇ。 あるのは納得できるか出来ないか･････それだけだ。」


【剣】は応えたーーー「君は選んだのだろう。 ならば、迷わず進め。」


【蛇】は呟いたーーー「御供します。 貴方の行く先に････救いがあらんことを。」


【魔女】は囁いたーーー「あら。 もう終わりなの。 この程度の覚悟で挑むつもりなのかしら。 坊ぅや？」


【影】は忠言したーーー「貴方は我々の“主”だ。 私達は手足、貴方はそれを使えばいい。」


【狂騎】は誓ったーーー「発狂するのは簡単だ。 だが････君が心から願うものがあれば────掴んでくるといい。」


【王】は高らかにーーー「ハッ！ その程度の願い、叶えずしてなんとする。 よいか。 貴様はこの我に言ったのだ、必ずなると。 ならば見せてみよ────貴様の英雄としての輝きの真価、この我が見定めてやろう。」






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人が次第に朽ちゆく様に、国もいずれは腐り行く。

千年栄えたと“帝都”すら今や腐敗し生き地獄。

人の姿の魑魅魍魎が、我が物顔で勃興する。

天が裁けぬその悪を、さらなる悪で断罪しよう。

険しき道を行く者よ、汝らの行く末に価値あるものと････。


我等、全員───『殺し屋集団(ナイトレイド)。』