| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

この凄まじいセカイに祝福を?(カズマがサッキュバスにヤられたり、触手の化け物や両性具有の天使にガチ堀されて出産する話)

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

33世界の終末時計残り1秒

 滑走路には女神像や天使の羽を持った、ウルトラマンぐらいデッカイのが12体立っていた。
『我らはカズマ様の救援部隊、月から来たお前たちの造物主だ』
 巨大な天使や女神像は、魔族やドラゴンに対しても「造物主」と名乗った。
 魔族軍からも、天使の襲撃に対して反撃したり、少し離れていた女神像に爆裂魔法を打ち込もうとしたが、まるで寝言のように無視され魔法も何もかも無効化された。
『我々はお前たちの行動を制限している下級天使ではない。神である我らには魔法でさえ無効である、無駄な抵抗を止めよ』
 散発的な抵抗も無駄と悟り、石化されたり塩の柱にされたり、天使か神に抵抗した末路を教えられた魔族は抵抗を止めた。
『宜しい、静粛にして待て』
 もしこの世界でライフルや大砲、火薬が発明されると、即座に天使が現れて、発明者ごと消滅させられ、医療や農業技術を発展させた者も天使に消される。
 どこかの捨てプリの封棄世界と同じで、女神システムとか魔法、神罰執行形態なんかも「神の意志」で機械的に提供されているインフラらしい。
『カズマ様、そちらでしたか? 1万2千年お待ちしました』
 巨大な天使像からカズマの直前に天使が出て、搭乗者が下りたと言うより、3Dプリンターでその場にプリントしたように、少女の形をした天使が打ち出された。
「お会いしたかった、私はセラフ1、セラフとでもお呼び下さい」
 魔族少女から遺伝情報でも取ったのか、同じ顔と体をして、髪の毛は金色で青い目の4枚羽の天使。
 何か1万年と2千年ほど待ったらしく、結構な病んだ目ををしていた。
 他の機体からもプリントアウトされ、12人のヤンデレ天使が、6,3,3で12人ぐらい出現した。
 一応カズマ好みのツルペタょぅじょから、中学高校生ぐらいまで貧乳巨乳取り混ぜて12人。
 本当の人間の転生者が女性だった場合、アンジェリークとか乙女ゲーみたいに、デブス化け物8段腹、鉄板貧乳の女でも、逆ハーレムができる構成で登場するらしい。
「「「「「「「「「「「カズマ様……」」」」」」」」」」」
 全員、最初の数百年はどっかの壺の住人みたいに、呪いを解いてくれた人の願いをなんでも叶えてやろうと思いながら待って、千年超えると待たされた分呪い殺してやろうと思い、2千年超えてからは、もうどんな願いでも何でも凄いエロエロな願いでも叶えてやるので早く迎えに来てと思い、8千年過ぎたころからは、世界でも何でも人類の遺産でも全部上げるから、課題を果たして早く私たちを呼んで、と思いながら、エシディシみたいにエイジアの赤石で永遠の命を持っても、使い道がないので考えるのを止めて待っていた病んだ天使達。
 月世界で生き残っていたルナリアンも、テラをテラフォーミングする空しい作業を諦めて、身長が3メートルを超えるような子孫では長生きもできず、繁殖もできずに死滅し、人造人間で永遠の命を持つ天使や下級天使がテラフォーミングを引き継いで、遺伝強化した植物を散布して、亜人も作り出して散布して、千年以上掛けて浄化。
 どうにか地球を現在の状態にして、化学とか科学とか兵器とか兵器とか文明を発達させ、オカルトなんかにも思いっきりのめり込んで、異世界から人類を転生させるメガミシステムまで構築して、本当の人間を待ち続けたらしい。
「私たちは貴方のような方をお待ちしていました。転生の際、目の前の女神と恋に落ち、「貴方さえいれば、貴方のような美しい女神と一生を過ごせるなら、他にに何もいらない」そう願って転生してくださる方を。そのような方なら過去のような破滅戦争は起こらないと願って、亜人を散布して環境を整えさせ、メガミシステムを構築して、異世界からの転生者を集めていたのです」
「エ?」
 カズマはその前提条件から外れていたのでちょっと怖くなった。
 もし女神を持って転生したのが、クソ女神が偉そうにしてニートだヒキコモリだと言ってクスクス笑いやがるので「じゃあお前」と言って、チートアイテムを断ってアクアを連れて来たので、バレると撤収され、「余計な手数かけさせやがってこのボケが」と唸られてボコられ、地獄システムにでも直送されてしまう。
「違うんですか?」
「うっ」
 バレるとSATSUGAIされるので言えなかったカズマ。
 言い淀んでいると、この場所に呼ばれたのか、サンダードラゴンの魔族少女も参加して天使に声を掛けられた。
「おお、お前が通報者だな? 女神ではなくドラゴン? まあ良い、お前には褒美として、永遠の命と望むものをやろう、言ってみろ」
「か、カズマ殿……」
 また操られているのか、朦朧としてカズマが欲しいと言った少女。
「よく言った、カズマ様と添い遂げるが良い。で女神は?」
 あたりを見回して探す天使だが、メガミシステムの担当女神がいない。天使は本体側の巨体でアクアを探し始めた。
「何々、転生システム女神アクア、現在位置アクセルの街、魔力放出過多とアルコール中毒で瀕死?」
 天使は腕を伸ばして空間を越えて、死にかけのアクアを掴んで引っ張り出した。
 スタートレックのビーム化転送方式と違い、どこでもドア系統の転送だったので、元のアクアは「げんしはかんじゅう」で粉砕され、こちらの世界に同じ物がプリントアウトされた。
「「「誰?」」」
 ダクネスやめぐみんも、白髪になって20年ほど老いて、目も窪んでクマが出来ているBBAをアクアと認識できなかった。
「死ぬ~~、死んじゃう~~」
 女神エリスの看病も空しく、長年のオナニー病で衰えて急性アル中も発症、最近の暴走と深酒で、まだ死にそうなアクアだった。
「女神アクア、カズマ様と共に下生しておきながら、何故通報義務を果たさなかった? 答えろっ!」
 衰えているアクアの脇腹に蹴りを入れ、転がした天使からかばうカズマ。
「やめてよう、やめたげてよう」
 口ごもりながらも、尋問通りアクアのオナニー趣味で膜も無くてガバガバ、セルフのフィストファックのヤリ過ぎで、壊れてピンポン鳴らなかったのではないかと、オブラートに包んで天使に伝えた。
「なん、だと?」
 怒る天使に向かって立ち上がり、両手ぶらり戦法で立ち向かうアクア、最後の力を振り絞ってクロスカウンターの女神ブローで傍若無人な天使に対抗することにしたらしい。
「やめるんや、アクアはん」
 何故か関西弁のめぐみんも、セコンド席からマンモス西風に喋った。
「ギャラクティカ・サンダーブレイク・エクスプロージョン!」
「女神ブロー!」
 技名が短いアクアの方が早く相手に到達するはずだが、クロスカウンターを肘で外され、ダブルクロスでガラスの顎を破壊され、ウルフ金串みたいに倒されたアクア。
「ふっ、52階層も下の下っ端女神が、神に立ち向かうとは愚かな」
 テコの原理?で2倍3倍の威力を受けて倒されたアクアは、お腹からスプリングとか歯車がビヨ~ンと飛び出して壊れ、ショッカーの怪人みたいに爆発した。
「ああっ、アクアッ、アクア~~~ッ!」
 さすがのカズマも、仲間の死?には驚いて、終盤のキカイダー01みたいにバラバラになったアクアの部品をかき集めた。
「カズマ様、それは不良品、勝手ながら処分させて頂きました」
「なにするんだよっ、俺の仲間なのに、こんなアホでも一応恋人なんだぞ?」
 もうカーボンフレームとかが割れて曲がり、溶接しても治りそうにないアクアを見て、天使は別の物をプリントアウトした。
「カズマ様が無くされたのは、この金のアクアですか? 銀のアクアですか?」
 残骸を抱いて泣いているカズマの前に、知能も高そうで優しくたおやかで、気品もあって清潔そうな金髪のアクアと、ちょっと性格も悪そうで態度も目つきも悪い、どこかの金の彼女銀の彼女みたいなアクアが出された。
「うっ……」
 どちらも好みで、ちょっと躊躇したが、やはり一緒に苦労した女神は捨てられず、青髪のアクアの残骸をクレイモアの主人公みたいに差し出した。
「そんなのアクアじゃないっ、アホで酒飲みでクズでカスで、すぐ変なことして損害出すのがアクアなんだっ、そんな頭が良さそうで優しいの、アクアじゃないっ」
「そうですか」
 天使はアクアの頭の蓋を開けてチップを抜き取り、金のアクアのボディーに入れると、髪が青になってアホ毛も元通り、表情も元通り知能が低いのが丸出しのアクアになった。
「カズマ様、これで下の方も新品の処女です、使えないぐらいガバガバなのも治りました」
「エ?」
「カズマ~~、看病してよ~~ 死んじゃ…… あれ、治った?」
 下痢も生理痛もアル中も熱も炎症も治り、健康体になったアクア。残骸の方は天使が消してしまった。
「夜用に銀のアクアも入れておきますね、これで「昼は聖女、夜は娼婦、アクアちゃん人形」が夜のお相手をします」
 カズマ的にはアクアの知能が少しでも上がって喜び、夜にはあの性格悪そうな銀のアクアに虐めて貰えるのを期待してしまった。
 ダクネスもめぐみんも、アクアには結構機械部品と電子部品が使われているのを見てドン引きしていた。
「何を驚いている? お前達紅魔族も人間もサッキュバスも、全部人造人間なのだぞ? この地球上で本当の人間はカズマ様ただ一人だ」
「「「「「エ?」」」」」
 やっぱり人間も魔族もエルフもドラゴンも、ジロン・アモスくんとかエルチ・カーゴさん、ナウシカちゃんみたいに、天使たちが用意した人造人間で、地上の浄化とかが終わるまでの労働力で、女神にも人間にも、何一つ敬意を抱いていない表情で見下げ果てた。
「あ、やっぱりそうなんだ……」
 予想が当たってしまい、現生人類が自分一人なのを知って寂しくなるカズマ。人肌が恋しくなってアクアとかめぐみんの小さな手をギュっと握った。
「カズマ様が選んだ女は生きる許可を与える、そのまま人間の子供を生産しろ。だが他の「物」は不要だ」
 セラフ1の大きい方の本体が動き出し、また大音量で放送した。
『お前たちの任務は終了した。不要な労働力は全て始末する。お前たちなどすぐにでも石鹸に加工してやる。去勢処理して我らに忠誠を誓った物にだけ生きる権利を与えてやる』
「うそ~~~ん」
 いきなりホロコーストで全員終末収容所行きで、中国共産党に支配されたチベット人かイスラム圏みたいに、去勢して漢民族のために働き、女房や娘を中国人にレイプされていても笑ってお茶を出し、生まれた子供は自分の子として育てるタマナシだけが生きる権利を与えられる世界になると言われて、さすがのクズマさんも受け入れられなかった。
「ち、違うんだ、俺は君たちが望んだような人間じゃない、女神と愛なんか無かったんだ、こいつが偉そうに笑うから、チートアイテムじゃなくてコイツを持って行くって言ったら、それが通って……」
 天使は、この間のサッキュバス族長みたいな泣き笑いをしてカズマの言葉を遮った。
「何を仰いますやら、先ほどのアクアへの愛、それだけで十分です。あんなアホ女神の不良品まで愛して下さるアガペー、それが本当の人間の証です」
 何か勘違いしているのか、それとも間違って来たカズマでも無理やり受け入れて、もう1ミリも待つ気がないので計画を実行してしまうのか、「これこそが神の采配です」と言って間違って生まれたヒキコモリニートでも受け入れるのか、天使は病んだ笑顔で微笑んだ。
「そこの女二人、革命でも何でもやると良い、とにかく男は全員戦死させて殺せ、赤ん坊も邪魔だから殺せ、BBAもいらん、カズマ様が選んだ女だけ生きていれば良い」
「「ええ、お任せください」」
 悪魔の二人は、催眠術にも何も掛かっていないのに、人類抹殺計画に笑顔で賛同した。
「らめえっ」
「そこの爆裂娘、人間でも魔族でも、好きなだけ爆裂するが良い、集めた所を吹き飛ばして処刑しろ、爆裂回数も増やしてやる」
「本当ですかっ?」
 めぐみんも嬉しそうに笑って、集めた人間でも魔族でも爆裂して楽しめて、回数も増えてそれが罪にもならないと聞かされて歓喜した。
 天使はチートアイテムで、めぐみんの魔力総量を書き換え、無限にした。ロリ女王様の魔力や寿命も書き換え無限にした。
「わ、私にも……」
「お、お前は? 仕方がないから耐久力とヒットポイントを無限にしてやろう」
 マゾクルセイダーの人もオネダリすると、どんなお仕置きをされても、爆裂魔法で吹っ飛ばされても、痛みは感じても傷一つ付かないように加工してもらえた。
 サンダードラゴン彼女の魔族少女も、元からほぼ無敵だったが、耐久力もヒットポイントも魔力も無限にしてくれた。
 新人サッキュバスちゃんは伸ばすステータスが無かったが、一応知力も上がってアホの子解消、常時飛行可能、魔力とかも上げて貰えた。

 大体世界の終末時計も残り1秒ぐらいになったが、この終末を回避できるのは、カズマの夜のお仕事か、最終兵器彼女たちの説得だけになった。
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧