Fate/imMoral foreignerS
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始まりから夏休みまで
☆僕はおかしくなんてない話
前書き
「葛飾…北斎?」
2018年になったばかりの頃。
友達を家に呼んで年越しした後のことだ。
「どうした葛城?」
「うん。今ピックアップされてる子なんだけど…かわいいなって。」
友作くんが僕のスマホを覗き込む。
映っているのは無論FGO。
そしてニューイヤーピックアップと書かれたガチャの画面には葛飾北斎。
それが僕の、彼女とのはじめての出会いだった。
「欲しいかも…!」
生憎、僕のカルデアには星5なんてものはいない。
課金はしないスタンスでやっているからかもしれないが、ともかく僕は運が無い男だった。
しかし彼女は僕に課金させた、
このときの僕はそれほどまでに欲しかったんだ。
コンビニまで駆け、あるだけのお金でカードを買ってガチャを回す。
当然最初は中々出なかった。
でも
『葛飾北斎。しがない画工サ…。』
「来た…やっと来てくれた…!」
どれくらい課金しただろうか。
溜めていた分も、バイトで稼いだお金も、今月の食費はどうするんだというくらいに課金したことは覚えている。
ともかく僕はあらゆるものを犠牲にして、北斎を手に入れたんだ。
それから次いつピックアップが来るかわからないので、宝具レベルがマックスになるまでやった。
そして素材や種火、フォウ君や聖杯はいくらでも余っている。
あっという間に僕の北斎ちゃんは、全てがカンストした究極の北斎ちゃんになったんだ。
当然、絆も10にした。
僕にとって北斎ちゃんはそれくらい大事だったし、すごく可愛かった。
大事な大事な北斎ちゃん。
でも、本人は僕以上に
僕のことを病的なまでに愛していたんだ。
「ここは…?」
「やっとお目覚めかい?ますたあ殿。」
瞼をゆっくりと開けると、目の前には裸の北斎ちゃん。
辺りを見渡せばそこはお風呂場。
そして僕は
「な…なにこれ…!?」
手は後ろに回されきつく縛られている。
さらに両足もだ。
折り曲げられた状態で縛られ、立ち上がることはできない。
「ほ、北斎ちゃん!これって!?」
「ん?縛られるのは好きだろう?そういうのも"すまほ"とやらの履歴にキチンと残ってたからナ。」
もがいてもきっちり縛られておりビクともしない。
とはいっても四肢を縛られ、何とかしようとしても端から見れば僕はのたうつ芋虫のように無意味だ。
「んー?そんなに焦ってどうしたんだい?」
誰が縛ったのかは分かっている。
なんとか逃れようとしている僕に対して、北斎ちゃんはわざとらしく聞いてきた。
「お願い…!ほどいてよ…っ!」
「やだヨ。ますたあ殿にはこれからおれを好きになってもらうんだからナ。」
その為に縄は外せないといい、彼女は僕を転がし、仰向けにさせる。
「…な、なにを」
「これから何されんのか分かんなくて怯えてるナ…。あぁいい…その表情だ。ものすごくそそる…最っ高だますたあ殿。」
そう言うと北斎ちゃんはちょうど頭の両側に足を置く。
そうなるとちょうど僕のところから北斎ちゃんの大事なところが見えるわけだが、
「舐めろ。」
「へ…えっ、あ!ちょっ…」
彼女はそのまましゃがみこむ。
僕の顔面を椅子のようにして、自分の割れ目を僕の顔に押し付けた。
これは、
「顔面騎乗…だったか?いつかやられてみたい。そう思ってたんじゃないのかい?」
「ん…んーっ!」
このままでは息が出来ない。
もがくが、手足はどうにもならない。
だとしたら彼女の言う通り…舐めるしかないのだろう。
「は…んっ…。」
「お?最初からそうやって素直に舐めりゃいいのサ。」
舐めるとくすぐったいのだろうか、北斎ちゃんは若干腰を浮かす。
そうすれば呼吸ができるわけだから、僕は必死に舐めた。
けど、
「ははっ、そんなに夢中で舐めて…そこまでしておれの愛液が欲しいのかい?」
僕が夢中で舐めてると勘違いした北斎ちゃんはそう勘違いする。
そんなわけじゃないのに、
「ほぅら♡ちんちんだってこんな立派にそそり立ってやがる。」
「…!!」
足が、知らない内に勃起していたいちもつを刺激する。
亀頭を指でぐにぐにと強めに触られ、さらには両足を使って挟み込むように刺激される。
「ふ…んっ…んんっ♡」
「ほら休めるな。ちゃんとおれも気持ちよくしとくれ?変態でマゾのますたあ殿?」
違う。違う。
これじゃ僕がまるで顔面騎乗され、窒息しかけて勃起している変態みたいじゃないか。
僕は変態なんかじゃない。マゾなんかじゃない。
でもどうして勃起しているんだ?
縛られているのに、苦しいのに、
嫌な状況のはずなのに、なぜ下半身はこうも熱くなっているんだ?
「ちゃあんと綺麗にナ?じゃないとやめてやんないぞ♡いやそれとも、変態のますたあ殿にゃやめねぇ方がいいのかい?」
綺麗にすればどいてくれる。
とはいっても、綺麗にしようと舐めれば舐めるほど、割れ目からどんどん愛液は溢れてくる。
どれだけやろうが無駄なのだ。
つまり彼女はハナから僕を解放するつもりなどない。
本人が満足するまで、この地獄は続く。
「ん…んんっ!」
「ほら頑張れ…っ♡もう少しでイケそうなんだ…♡ほら早く、早くしろ変態♡」
いける、もう少しで解放される。
そう思うと無我夢中で舐めた。
「まるで犬サ…♡おれのますたあはもしや人間じゃなく犬だったのかい?」
「ん…んんっ、んう…。」
「なぁに言ってるかわかんねぇヨ。」
もう少しで終わる。
この苦しい顔面騎乗を。
気持ちよくなんかない、嬉しくなんかない。
こんなことされて喜ぶなんて、本当に変態で、ダメな人間だ
、
僕は違う、変態じゃないしマゾでもない。
れっきとした、普通の人間なんだ。
「あ、ああ…♡」
艶のある声。
その声が耳に届いて、嫌でも下半身が反応してしまう。
そして
「は…んっ…んん♡♡」
短い悲鳴をあげ、北斎ちゃんは果てた。
潮を吹き、僕の顔を愛液でびしゃびしゃにして派手に絶頂したんだ。
「あぁ…気持ちよかったよますたあ殿…♡」
僕の顔から腰を上げて見下ろしながら言う。
とても満足そうな顔だ。
僕もやりきった。これでやっと解放される。
と思っていたが、
まだこれは、地獄の入り口に過ぎなかったことをこの後僕は知ることになる。
「ほ、北斎ちゃん、お願い。早くこれ…。」
終わったから縄をほどいて欲しい。
そうお願いすると彼女はにんまりと笑い、言った。
「やーだヨ♡」
「え…?」
笑顔で言い放たれる、残酷な言葉。
「自由になれると思ったのかい?まだまだサ。これからもっとますたあ殿を調教して、二度とおれが嫌いだなんて思わせないようにするんだからヨ。」
「ちょ、調教ってなにを…うわっ!!」
足を持ち上げられる。
逆立ち…みたいなものなのだろうか。
ともかく僕は今北斎ちゃんに腰を持ち上げられ、彼女に人に見られたら恥ずかしいところをすべてさらけ出している。
ああ思い出した。
「こういうの、ちんぐり返しとか言うんだろ?」
「し…知らないよ!!」
嘘だ、知ってる。
「かまととぶっても無駄サ。きちんと調べてるのは筒抜けだし、それにますたあ殿はいつかやられてみたいって願望がつたんだろう?」
「そ…そんなの…!!」
確かに調べた。やられてみたいとは…思ったことがあるかもしれない。
でもここではいそうですと認めて彼女の思い通りになるのは不満だ。
抗わなきゃ。
ここで屈したら僕は変態でマゾですと認めるようなものだ。
「ほら、ますたあ殿の恥ずかしいところが丸見えサ♡硬くなりっぱなしのちんちんも、さっきから期待してひくついてる可愛いあなるも、ぜーんぶ見えちまってる♡」
「お、お願い見ないで!!」
恥ずかしいところを実況中継されてもうたまったものじゃない。
もがいたり、足を閉じようとしたりしたけど北斎ちゃんの力は想像以上に強く、非力な僕ではどうにも出来なかった。
そして、
「あ…あぁんっ♡♡」
未知の感触が肛門を刺激し、僕に変な声を上げさせた。
その正体は
「じゅるっ…ずっ…♡」
「ほ、北斎ちゃん!?どこ舐めてるの!?」
僕のアナルを舐め、さらには舌を入れた北斎ちゃんだ。
そんな汚いところを舐められ、僕の恥ずかしさは最高潮に達する。
「んんっ…どこって、ますたあ殿の可愛いあなるだヨ?」
「そ、そんなきたないとこ…っ。」
「ますたあ殿にきたないとこなんざあるか。それに…。」
指が、アナルをほぐすように周囲をなぞり始める。
「気持ちよかったろう?あんな女の子みたいな声だして、こりゃもう言い逃れはできねぇヨ?」
「…き、きもちよくなんか…!」
お尻の穴で気持ちよくなる?
そんなのありえない。
お尻は出すところだ、入れるところじゃない。
もしそれで気持ちよくなったら本当に変態だ。
でも…でも
「ケツを見たときからここを開発してやりてぇって心をくすぐられたのサ。どんな声で鳴くんだろう、ってナ?」
指先が、入り込んでくる。
「あ…あう…っ♡」
「なぁますたあ殿…責任とっとくれ。」
「しぇ…せき…にん…?」
ゆっくり、ずぶずぶと
まだ何も挿入したことがない所に、入り込んでくる。
「おれがこうなっちまったのはますたあ殿の責任だ。ますたあ殿のことを調べれば調べるほど、どれだけ被虐願望があるのか嫌でも分かってきた。」
「あ、あ、ああっ…。」
いけないことをしているという背徳感が、僕の背中をぞわぞわと刺激する。
「そうしたらおれに芽生えちまったのサ♡ますたあ殿をいじめて愛してやりたいっていう、歪んだ願望がナ♡」
ぞぶりと、一気に指が根元まで入り込んだ。
「う…んあっ♡あ、あ、ああ…♡」
「気持ちいいのかい?いや、顔に書いてある。でもまだまだこれからサ。」
中で指が曲がる、あちこち動く。
まるで何かを探すみたいに。
いや、
「んーどこだったか…。」
実際、あるものを探していた。
「だめ…だめぇっ♡そ、それ以上はぼく…んっ♡」
「ははっ♡まるで生娘みたいな反応するじゃないか。そそる…そそるヨますたあ殿…!!」
それ以上はいけない。それを探したらいけない。
そこを刺激してみたいという願望は確かにあった。
"メスイキ"というものを味わってみたいという気持ちはあった。
でも…それはあくまで願望だ。
叶うわけない願いだと思った。
でも、
「見 い つ け た ♡」
北斎ちゃんがにんまりと笑ったその直後、視界が一瞬ちかちかして身体中を快感が駆け巡った。
「はぅ!?う、うぅん♡♡」
「これだろう?前立腺♡ますたあ殿が一番責められたい場所♡」
「あっ…はぁ♡はっ、ふー、ふー、ふー…」
前立腺。
男性に存在する臓器の一つ。
触ることなんて出来ない位置にあるがこのように、腸壁越しに触れることができる。
人によるがそこを開発すると、女の子のように何度でも快楽を味わうことができる"メスイキ"が出来るようになる。
そう、開発した場合だ。
「ものすごい反応サ♡まさかますたあ殿…普段からいじってたのかい?」
「いじってない!いじってないから、あぁっ♡♡」
これは本当だ。
オナニーはする。けれどお尻を使ってするアナニーはまだ一度もしたことはない。
「ということはあれか、ますたあ殿には"メスイキ"の才能が元から備わってたってわけかい?ははっ、生まれながらの変態じゃないか♡」
メスイキっていうのはものすごく気持ちいい。
けどそこまで出来るようになるのにはものすごく時間がかかるしコツだっている、
出来ない人だっている中、僕は
「あなる処女なのにもうメスイキできるようになっちまった。こりゃ本当に言い逃れ出来ねぇぞ?この変態♡」
初めてなのに、できてしまった。
「…。」
「聞・い・て・ん・の・か?」
「あっああああはいっ♡きっ♡きいてますぅ♡♡♡」
とん、とん、と指でノックするように刺激される前立腺。
「だめっ♡だめだめだめだめぇっ♡♡♡おかしくなるぅ♡なにこれなにこれぇっ♡♡♡」
頭がふわふわする。
かと思えば身体中が電撃を受けたみたいにびくびくとはねる。
口からは正直な言葉しか出なくなる。
僕は指一本で、たかが女の子の指一本でここまで堕ちてしまっている。
その感覚がたまらなかった。
いじめられている。見下されている。
たまらない、たまらない。
もっとしてほしい。
「ほ、ほく…さい…ちゃん♡」
「そうじゃねぇヨ♡おれが大好きなら昨日みてぇに、ちゃんとおれの名前で呼んどくれ?」
そうだ。
どうして僕は距離をとるように彼女を"北斎ちゃん"なんて呼んでいたんだろう。
それはあくまで彼女と父親、一人と一匹揃っての名前。
今の彼女は
「おえい…ちゃん…。おねがい…もっとして…?」
お栄。
それが彼女の名前だ。
「嬉しいよ。おれ自身の名前を呼んでくれて。」
「えへっ♡えへ、えへへへへ…♡♡」
「じゃあお礼はたっぷりしなくっちゃ、ナ!」
抜きかけた指が、容赦なくまた入り込む。
刺激される前立腺、勃起しっぱなしのペニスからは、白濁した液体がつぅ、と垂れてきた。
「おいおい…もう"ところてん"まで出来るようになっちまったのかい?おれのますたあ殿はとんだ淫乱ますたあ殿サ…♡」
「だっ、だって…おしり…おしりきもちいいんだもんっ♡♡♡」
味わったことのない快楽が立て続けに押し寄せる。
考えが麻痺する。お尻のことしか考えられなくなる。
イキたい、イキたい、イキたい。
北斎ちゃんは…お栄ちゃんは僕のことを思ってここまでしてくれる。
なのに僕は…どうしてあんなひどいことを言ってしまったんだろう。
お栄ちゃんは、愛してくれてるのに。
おかしくなんかない。これは正常だ。
愛されてるから愛する。
もっと素直になればいい。
僕は…
「もっと、もっとぉ♡おひりいじめてぇっ♡たくさんめしゅいきしたいよぉ♡♡♡」
ありのままの気持ちを伝える
言葉の呂律が回らなくなる。
垂れ流しの精液が顔にかかる。
僕がそうやってえっちになるたび、お栄ちゃんは嬉しそうにしてくれる。
奥底に眠る僕の歪んだ願望を叶えてくれた、お栄ちゃんが笑ってる。
狂ってなんかない、僕は正常だ。
なんなら今までが狂ってたんだ。
愛を突き放すなんて、そんなのおかしかったんだ。
「ほらますた殿…♡どうだい?童貞もらった相手に、処女まで奪われた気持ちはァ♡」
「しゃいこう…らよぉ…♡ぼく…ぼくひわらひぇ…♡」
「何言ってるかわかんねぇヨ♡」
ちゅぷ、と音を立てアナルから指が抜かれる。
ぽっかりと穴のあいたアナルは物欲しそうにひくついてるのが分かる。
「おえいちゃん?なんで、なんでぬいちゃうのぉ?」
「いつまでも風呂場ってのもナ。というわけで続きはべっとだ。ほら、もっと気持ちよくして、もっとメスしてやるからついてきな。」
縄をほどかれ、手をさしのばされる。
そう、縄なんて必要ない。
僕は迷うことなくお栄ちゃんの手を取って起き上がる。
「ははっ、蕩けた顔してやがる♡絵に描いときたいくらいに綺麗だ…♡」
そんなことどうでもいい。
早くベッドに行こう。
今度はちんちんも、乳首もたくさんいじめてもらおう。
だってそれが、それこそが彼女の愛情表現であり、僕を愛する証拠なのだから。
⚫
「ますたあ…どのっ♡♡」
「おえいちゃん…おえいちゃんっ♡」
それから
ベッドに寝転ぶなりすぐに第二ラウンドは始まった。
気持ちよくされたから気持ちよくしてあげなきゃいけない。
仰向けになったお栄ちゃんに覆い被さり、迷うことなく挿入する。
そうするとお栄ちゃんはすごく喜んでくれて、もっとぼくを求めてくれた。
「ほら、もっと、もっとだ変態♡頑張って腰動かさなきゃご褒美やんねぇぞ?」
耳元で囁かれ身体中がゾクゾクしてくる。
お栄ちゃんの指が乳首をくすぐる。
それに
「はっ、あぅんっ♡」
「腰が引けてるぞ。もっと根性見せろ。」
お尻にさしっぱなしの筆を足でぐりぐりと動かされ、気持ちいいところは全部いじめられている。
「ああだめいじらないでまたおしりでイッちゃうぅ♡♡」
「人様の商売道具ケツで咥えて…失礼だと思わないのかい?」
「し、しつれいでしゅっ♡ぼ、ぼくはそんないけないことしてかんじてるっ♡だ、だめなにんげんれすぅっ♡♡♡」
(思ったより早い段階で堕ちたナ…まぁいいか!)
お栄ちゃんも気持ちよくなって、僕も気持ちいい。
悪いことなんて何一つない。
そうだ、これは正しい。
誰も不幸にならないで、二人とも幸せだ。
僕もこうやって、本当の自分を晒け出せたんだから。
それに夜は、まだまだ長い。
後書き
後書きです
とばしちまった感ありますね…。
多分これで読者の方々をだいぶ振るいにかけちゃったんじゃないかと思います。
まだ読むつもりの皆様ー。
これからもっとやべープレイしますよー!
逃げるなら今のうちですよー!
ノーマルの人も出てくるけど主人公は基本アブノーマルですよ!!
とりあえず警告はしました。
それでは次回もお楽しみに。
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