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無限の赤龍帝

作者:メア
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作戦会議?

 
前書き
人気が有るみたいなのでちょっと出してみた。 

 




 九重を連れて京都から帰って来たら、リタに怒られたが気にしない。お土産沢山上げてベットの上で黙らせたので問題無い。そして、改めて自己紹介だ。

「では、兵士(ポーン)の兵藤一誠だ」

「私は騎士(ナイト)のリタよ。幽霊だけどよろしくね、狐さん」

「こっ、怖くなんてないのじゃっ!!」

「うらめしや~~」

「ひぃっ!?」

半透明になっておちょくるリタに怖がった九重が俺に抱き着いて来る。なので、膝の上に乗せる。

「遊ぶな」

「は~い。よろしくね」

「うっ、うむ。よろしくなのじゃ」

「…………形だけ…………キングの…………ユーリ・ナベリウス…………」

「形だけなのか?」

「…………うん…………イッセーが…………契約もなにもかも…………トップ…………」

「わかったのじゃ」

次は白音だな。

「…………塔城白音。ルークをしています。よろしくお願いします(もきゅもきゅ」

「うっ、うむ…………」

「…………いりますか?」

「うむっ!」

わらび餅を食べていた白音が、九重に食べさせて上げる。どうやら、仲間に入れても問題なさそうだな。まあ、嫉妬して変な事しないように徹底的に調教した甲斐があるな。

「それじゃあ、九重じゃな。九重は九尾の狐の娘で、名前が九重じゃ。そして、びしょっぷとかいうのであってるのか?」

「ああ」

「びしょっぷって奴じゃ」

「では、自己紹介は終わりだな。もちろん、魔力強化も含めてこれからの訓練は厳しいが、覚悟は有るか?」

「うむ! 任せるのじゃ!」

「なら、先ずは勉強だな。レーティングゲームについて教えよう。レーディングゲームは勢力を大きく減退させた悪魔が、転生により強力な眷属を増やし、かつ仲間を減らすことなく実戦経験を詰めるために作り出したゲームだ。現政権で優遇されているゲームでもあり、実力主義の冥界ではゲーム成績が爵位や地位にまで大きく影響する」

純血の上級悪魔だけが通うことが出来るレーティングゲーム学校も存在するらしい。ナベリウスはそこへ行っていたらしい。

「ふむふむ」

「まあ、これに参加する為に九重をはめたわけだ。悪かったな」

「それは別に九重が至らなかっただけの事じゃから、良いのじゃ。この世は所詮弱肉強食じゃと母上も言っておった」

「そうか。なら、それで良い。さて、この五人でレーティングゲームに参加する訳だが、相手は不死鳥のフェニックス家だ。五人だが、徹底的に蹴散らすぞ。連中はよりによって、俺のユーリを奪うとか言って来たのだからな」

「そうじゃな。私が義娘になるの者に手を出すとは…………目にもの見せてくれようぞ」

パチンとセンスを閉じる白夜叉。

「母さん、いつの間に来てんの?」

「ついさっきじゃな。私は白夜叉。こやつ、一誠の妻じゃ」

「んな、訳有るかっ!?」

俺はスパーンと鉄で出来たハリセンで叩く。

「ぐっ、痛いのう~~息子の愛が痛いのじゃ~~黒ウサギよりひどいぞ」

「えっ? お母さんじゃないのか? なのに妻なのか?」

九重が混乱して?を大量に浮かべている。

「これは俺の母親でな。妻とかは戯言だから、気にするな」

「うっ、うむ。わかったのじゃ」

「で、今度は何しに来たんだ?」

「決まっておろう!! 息子や義娘達の進学式や入学式に参加しに来たのじゃ!! 母親らしい事は一切しておらんでの」

「全くだな。ちなみに進学式は保護者は立ち入れない」

「なっ、なんじゃと…………」

四つん這いになって、うなだれる白夜叉。

「まあ、良いか」

そして、あっさり復活して扇子で仰ぐ。

「さて、九重とか言ったか…………お主も私の義娘になるのじゃから、これからバカ息子共々よろしく頼むぞ」

「わっ、わかったのじゃ…………よろしくしてもらうのは九重の方が多いと思うのじゃが、よろしくお願いするのじゃ」

「可愛いの~~よし、早速義母としてプレゼントじゃな。これをやろう」

そう言って、白夜叉は自分の扇子を九重に渡した。

「すっ、凄い力を感じるのじゃ…………」

「うむ。私自ら手がけた物じゃからな。それさえ有れば大概の敵は消し炭じゃな。なんせ、13個有るうちの一つと同等の力が入っておるからの」

「おい、こら待て!!」

「なんじゃ?」

「なんつーもん渡してやがる!!」

「構わぬよ。私はまだ持っておるしの。それに、どうせ神器を与える気じゃったのだろ? なら、私が与えても問題なかろう。それより、レーティングゲームじゃったか? それに私も参加するぞ」

「ちょ…………」

「拒否は許さん」

圧倒的な力の奔流を叩きつけられる。まだ、俺には逆らう事が出来ない。そう、まだだ。

「わかった。でも、どこに参加するんだ?」

女王(クイーン)が空いておるのだろう? それで良いぞ。ふふ、久方ぶりに暴れられるぞ」

「…………我も…………暴れる…………」

「ほう、お主もか。これは面白くなって来たの。神や私にひとしきお前も暴れるか…………存分に楽しもうぞ、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)よ」

「…………うん…………あっ…………我…………オーフィス…………白夜叉…………遊ぶ…………?」

「ふむ。では、オーフィスよ。ちと、肩慣らしに遊んでみるかの。お主らは見学しておれ」

そう言った瞬間、二人は消えた。画面に映ったのは小さな世界のようなゲーム盤と呼ばれる母さんの世界。そこにはオーフィスとロリっ子から女性へと変化した母親白夜叉とオーフィスの馬鹿げた戦いだった。

「焼き鳥、終わったな…………」

「「「「こくこく」」」」

何個もの太陽が龍へと変じて襲いかかるが、それをオーフィスは片手を振るって一蹴する。

「カッ、カッ、カッ。この程度では相手にすらならぬか」

「…………準備運動…………終わり…………」

「そうじゃな。久方ぶりに楽しませてもらうぞ、オーフィスよっ!!」

「…………こっちの…………セリフ…………」

「ふむ。おんしが勝てばイッセーと結婚させてやろうぞ」

「…………」

オーフィスが一瞬で消えて、白夜叉が吹き飛ぶ。

「おんし、一切の容赦が無くなっておるぞっ!?」

「…………我…………結婚…………する…………覚悟…………」

「こっ、こやつ…………本気じゃっ!!」

「…………ドライグ…………力よこす…………」

『なっ、待て!?』

オーフィスの手に真紅の宝玉が産まれる。そして、そこからBoostとい声が聞こえて来る。というか、乗っ取られただと!!

「こっ、これはシャレになっておらんぞ…………」

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost』

しかも、増幅の速度が10秒なんて生易しいもんじゃない。0.000何秒の世界だ。

「…………我…………時間の…………加速…………容易い…………」

「そっちがその気ならやってやるぞ、来いっ!!」

それから始まるのは盛大な殴り合い。そう、一撃一撃が世界を破壊する力。

「フハハハハハハハ」

「…………我…………楽しい…………」

本気で他者を滅ぼすつもりで攻撃している二人。その姿は魔王にふさわしい。だが、悲しいかな…………俺達にはついていけなかった。






 
 

 
後書き
「…………我…………勝利…………」
「その増幅は反則じゃろっ!?」
「…………勝てば…………官軍…………」
「オノレ…………次は龍殺しを持ってきてやるぞ…………」
「…………我…………敗北…………?」
「諦め早いの」
「…………でも…………イッセー…………貰った…………我…………正妻…………」
「はやまったかの?」
「…………イッセーから…………神殺し…………借りる…………これで…………勝てる…………」
「息子が母親を見捨てるはず…………しまったのじゃっ!? あやつなら妻であるオーフィスを優先しよる!!」
「…………我…………完全勝利…………ぶい!」
 
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