あいつの女ということに強引にさせられて

　新しいお店がオープンして、当初から好調だった。オープン記念用の特別な割安なものを用意していたせいもあるけど、お店の前には行列ができていた。前の店にも、２号店記念と打ち出して割安なものを用意していたので、そちらも普段の売上を上回っていた。工場のパートさん達も応援で駆り出して、対応していたのだ。

　新しく店長になった亮平さんも、以外とテキパキと店員さんを動かしていたみたい。前もってめいりさんが、細かく指導していたみたいだった。

　１週間ほどたった時、私は、あの人のベッドで抱かれながら

「すぐり　君のアドバイスのお蔭でうまくいっているよ　ありがとう」

「そんな　私　アドバイスなんてー」

「いいんだよ　少し　僕の後押しをしてくれるだけで」

「私　穣一郎さんのためなら　何でも　します」

「そう言ってもらえると　うれしいよ　最初　僕の女になれと言ったときは　どうなるかと思ったけど　男も知らない　純粋な娘だったからな」

「そんなー　言うとおりにしないと　怖かったんだからー」

「うふっふー　震えていたもんな　悪かった　でも、今は、僕の女になって良かったと思っているだろう　あっちのほうも　気持ちよくなってきてるみたいだしな」

「やだー　そんな風に言うの」と、私は、あの人の上に抱き着いていって、唇を合わせて行った。確かに、さっきも、なんだか、気持ち良くなってきて・・